今回も基本的なストーリーの流れは変わらず。ただ、登場人物がみな行動的になってきたことで話のテンポは少しずつ上がってきている。
楽しめる作品ではあるのだが、作中でも少しあった彼らの到達点について、実際にどの程度まで描くのだろうか。やり過ぎだと行けるところまで行けてしまう作品だと思うし、逆にここらで締めてしまうにはまだもったいなくも思う。その塩梅は難しいところだ。
どちらにしろ今巻が空太、ましろ、七海にとってひとつのポイントであったように、次巻は仁と美咲にとっての山場になってくるのだろうと思うので、まずはそちらの展開に期待したい。