溝口ケージのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
咲太の思春期は終わり咲太自身は不思議な現象に遭遇する事は無くなった。けれど、不思議な現象に悩む少年少女に寄り添える大人となった
本編がそのように綺麗な終わり方を迎えたものだから、再び小説媒体での作品を読めるとは思わなかった。しかも収録されている話の内2つは高校時代。何とも懐かしい気持ちになってしまうね
『ビーチクイーン』と『ホワイトクリスマス』は特典小説、『トロピカルサマー』は描き下ろしである為か、はたまた本編が綺麗に終わっているから更なる問題を書く必要がないからか
どれも気軽に読める作品となっているね。勿論、『ホワイトクリスマス』は翔子の不在が感じ取れる少し寂しい内容となっているのだけど -
Posted by ブクログ
『ゆめみる少女』のコミカライズまで終わってしまったものだから、『シスコンアイドル』のコミカライズは無いものだろうと思っていただけに少し驚き
コミカライズシリーズの例に漏れずのどか視点を増やした本作。そしてのどか視点とした事で逆に減ったのは麻衣視点。原作とは異なるバランスにて制作された本作はこれまた違った趣を感じられる作品と成っていたね
コミカライズならではの良さは冒頭からいきなり現れていたね
原作だといきなり麻衣の家にやって来たのどかについて、まずは舞台や自宅における彼女の生活を映してから原作シーンへと至っている
そこには彼女なりにアイドル活動を楽しんでいる様子も麻衣に憧れを抱いている様子も -
Posted by ブクログ
青春ブタ野郎はガールフレンドの夢を見ない
著者:鴨志田一 イラスト:溝口ケージ
### あらすじ
『青ブタ』シリーズ第14弾。麻衣がステージ上で「実は、私が霧島透子なんです」と衝撃の言葉を観衆に放つところから始まる本作。ついに夢見たその日が訪れた彼らに、どのような試練が待ち受けるのか――青春と奇跡が交錯する、最終章の幕開け。
### 感想
前作からの間が少し空いたため、内容を思い出すのに時間がかかってしまいました。そのせいか、最初はストーリーに入り込むのに少し苦労しましたが、記憶が戻るとともに再び『青ブタ』の世界に引き込まれていきました。今作は分量が控えめだったため、せっかく -
Posted by ブクログ
殆どのシーンをかえでか花楓視点で進行しているため、原作とは異なる進行となっているシーンも幾つか見られるのだけど、その分だけ彼女は如何にしてあの時間を過ごしていたのかという点が見られる形になっているのは良いね
花楓の知り合いとの遭遇により、より学校へ行く事を焦り始めたかえでの在り様は少し怖いけれど、それ以上に進む覚悟を持ち始めた姿は応援したくなるもの
ただ、そんな覚悟の源泉がもうすぐ自分が消えてしまうかもしれないという恐れに起因しているのが何ともね…
危うさを感じさせながら前に進むかえでに関し、咲太が傍で支え続ける構図は本当に良いね
かえではお兄ちゃんの為に学校に通えるようになりたい。お兄