西浦博のレビュー一覧
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「8割おじさん」西浦さんの新型コロナ奮戦記。今も続く未曾有の危機にどう立ち向かうのかを考える一冊でした。それにしても日本の仕組みは。。。と言いたくなるところもあり^^;Posted by ブクログ
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新型コロナというものを通じ、普段あまりやってこられなかった「サイエンスと政府・国民の三人四脚」が日本でも行われざるを得なくなった。有る種強制力によって急にやらなければならなくなったのである。そんな状況下で、サイエンスの立場の人が何を思い、何を経験し、何をしようとしたかの記録がこの本である。環境整備が...続きを読むPosted by ブクログ
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コロナ第一波に対応する西浦先生の生々しい記録。現在の日本でできること、できないことを認識しながら最大限の仕事をされたことに感謝したい。ご本人はコミュニケーションの失敗にも言及しているが、それは行政やマスメディアの責任も大きいと、外部からは感じる。最後に言及された、日本社会が目指す方向性が未だに明確に...続きを読む
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西浦博先生のことは、昨年2020の緊急事態宣言の時に知りました。かなり熱い方だとは、TwitterやTVから伺い知る事がで来てましたが、本書を読むとそれがよりわかりました。当時は、接触8割削減論に対して賛否両論がありましたが、その舞台裏である、専門家会議内のやりとり、政府との駆け引き、世論からのバッ...続きを読むPosted by ブクログ
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2020年1月、新型コロナウイルス感染症の流行初期や最初の緊急事態宣言の裏で何が起きていたのか。貴重な記録になると思う。Posted by ブクログ
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よくこの時期にこのクオリティで出してくれた。先頭に立って必死に取り組んできた研究者による、努力と苦悩の記録。何が起きてきたかを知りたい人も、批判をしたい人も、一度は読んでおきたい。私は彼(ら)に感謝とエールしかない。Posted by ブクログ
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ワイドショーで、今も続く専門家叩き。この本を読むと8割おじさんの西浦教授や尾身先生達の凄さが分かると思います。Posted by ブクログ
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第三波が来ている今だからこそ読むべき本。
政府や自治体が発信している内容の背景がこの本を読むことで理解できます。
コロナ対策について納得しました。Posted by ブクログ -
当時の裏話的なエピソードもあり、とても面白かった。
こんなに多くの専門家の方々が見え難いところで協力していたのだと知ると感動した。Posted by ブクログ -
金田一秀穂さんは
日本語は緊急事態に向かないと言う
緊急事態を宣言します、には
本当に緊急事態なの?
緊急事態宣言を発出します、だと
ああそうですかとどこか他人事
日本語の得意は落とし所を探す事
ロックダウンより20時閉店
和を持って貴しとなす、それでいいPosted by ブクログ -
コロナ後の日本社会はどのように変化してゆくのか。変化した社会にどう生きるか。桐野夏生さんの「不寛容な時代、自由な小説から力を得て欲しい」の言葉に、不安の塊がふうっと軽くなりました。Posted by ブクログ
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実用性というところから、病原体としての側面からの研究に偏っていたウイルスに対し、生態系における存在意義等、これまでと違う側面の研究をする「ネオウイルス学」の研究者の方々の本。
それぞれの筆者が自身のバックグラウンドや研究、これからやりたいことについて、一般に向けて分かるレベルで記されていて、新型コ...続きを読むPosted by ブクログ -
コロナが出始めたころの貴重な記録。
かなり読みごたえがあります。読んで損しません!
デルタ株が出てくる前の記録なので、コロナに対する深刻さが全然違う。確かに世の中はこうだったなぁと。
この本に関しても続編が読みたいです。
西浦さんから見た、尾身先生、厚労大臣や知事たちの人柄、仕事ぶりもわかる内容で...続きを読むPosted by ブクログ -
2020年秋時点でのまとめなのだが、そうか、こういうことを考えてたんだな、がいろいろあった。やっぱ偉い人は違うなあ、も。Posted by ブクログ
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8割おじさんこと西浦氏が、新型コロナウィルス流行初期から第一波を乗り切るまでを振り返った本。
西浦氏や尾身氏といった専門家が真摯に取り組みまたコミュニケーションを図ろうとしても、官邸や官僚や自治体がそれをうまく扱えず、また責任を押し付けようとしていた事に、忸怩たる思いを感じた。Posted by ブクログ -
2019年終わりから流行が始まった新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対応した西浦氏の行動や思索の記録です。氏の行動への賛否は様々だとしても、本書は歴史的な資料として価値があるはずです。
日本のクラスター対策を日本より感染が深刻な外国から批判する昔の上司や、経済対策ではなく感染の流行制御の話...続きを読むPosted by ブクログ -
貴重な記録。
マスコミ等で下手に混乱をさせたくないがために情報統制を図る政府・行政と、事実をもとに正しい判断に導きたい科学者。
共に気持ちはよく分かるが、コロナよりもっと酷いパンデミックだったらどうだったろう。
情報を削ってしまって肝心なことが伝わらない&共感・理解を得られないことが一番の問題ではな...続きを読むPosted by ブクログ -
政治上言えること、言えないことや、それが政治家の発言やニュースになる際にどのように削ぎ落とされたり駆け引きが行われるのかが見て取れる稀少な本。
コロナ初期の記憶が残っているうちに読むことがおすすめです。Posted by ブクログ