清水晴木のレビュー一覧

  • さよならの向う側

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    まだ読書をするようになったばかり、これを読んでボロ泣きしました。
    人が持つ強い思いは、ルールや他人の指図なんかで簡単には揺るがないんだなと思いました。
    特にラストシーンが良すぎて、いい意味で鳥肌が立ちました。
    いつ死ぬのかなんて予想できないから、やりたいことを後回しにせず、伝えたいことはその都度伝えようと本気で思わされました。私の一番好きな作品です!

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    2023年10月07日
  • さよならの向う側 i love you

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    今の自分に最も必要な答えを与えてくれた一冊。
    この本に出会えたことに感謝したい。
    今の自分にできることはまだあるじゃないか!
    と背中を優しく押してもらえたような気持ちになった。

    「I love you」をどう訳しますか?と問われ、私は「ずっと心の中でいつまでも」という言葉が心の中に浮かんできた。

    人生の最後に会いたい人。私は誰と会いたいと思うのか。
    そして私の姿を知らない人にしか会えないとなった時、私も涼風のように会える人全員に会いに行こうとするだろうと思った。

    大好きな人に伝えたい、自分の想い。
    もうこの世にはいられないとなったときに、大好きな人の心に自分の存在を強く焼き付けたいと思っ

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    2023年09月16日
  • さよならの向う側 i love you

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    亡くなった人が、24時間だけ現世に戻って会いたい人に会える。ただし、会えるのは自分が死んだことを知らない人だけ…。
    残酷な条件だと思ったけど、それでもその24時間の使い方次第で、現世の家族や友人達のために動くことができるんだな、と思った。
    ラストの2編が特に良かった。
    相変わらずのマックスコーヒーw 今も売ってるんだっけ…?w

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    2023年05月06日
  • さよならの向う側 i love you

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    数年前に亡くなった両親のことを思い出した。最後に会いたい人に会いにいってたのかなーって。
    何度も涙がでてくる。
    月の光 ずっと話しかけていたAIは、息子だった。
    頑固な父が、燃える火の中から連れ出したのは自分の作品ではなく、AI。最後にいろいろつながるところに涙。
    明日への手紙 おちゃめな母らしさがあふれてた。
    祖母のへやで、母を呼ぶ娘に涙。

    続編から読んでしまったので、前作を読みたい。

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    2023年05月04日
  • さよならの向う側 i love you

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    ネタバレ

    『さよならの向こう側より愛を込めて…逆ツナグ物語』

    死後、一日だけ現世に戻る時間が与えられる【さよならの向こう側】の案内人に導かれ再会を果たす人達の物語。
    辻村深月さん『ツナグ』の逆の設定で繰り広げられるヒューマンドラマ。最後は、心の奥底までジ〜ンときた。心温まる良作でした!!

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    2022年08月18日
  • さよならの向う側 i love you

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    先に読んだ『さよならの向う側』の続編。

    再会する方法が続編の方が『ひねり』があると思います。
    サブタイトルになっている『l Love You』にはホロリとさせられました。
    ドラマ化されるようなのでとても楽しみ♪

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    2022年08月01日
  • 海の見える花屋フルールの事件記~秋山瑠璃は恋をしない~

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    お花を巡り、事件を解決するミステリー小説。お花好きの私にとって、お花の名前、花言葉、お花の歴史が出てきただけでもとても嬉しかったです。ミステリー小説初心者でも、とても優しくて温かいミステリー小説なので読みやすかったです。

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    2022年04月01日
  • 星に願いを、君に祈りと傷を

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    『さよならの向こう側』が話題の清水晴木さんの作品。宇宙や星にある程度知識がある人にも、まったくない人にも充分楽しめる青春小説。この広い宇宙の中で縁あって出会う奇跡と、泣きたくなるくらいのせつなさを噛みしめながら。

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    2021年12月18日
  • 永遠猫の祝福

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    400年も生き続けている永遠猫のエル。
    人生に行き詰まった人のところに、ふらっと現れてそっと手助けしてくれる。
    猫なのに人の言葉が話せるのだけど、その言葉の一つ一つがグッとくる。さすが400年生きているだけある。
    大人にもすっと入ってきやすいファンタジーだった。何か悩みのある中高生にも、そっと寄り添ってくれるような優しい本。

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    2025年11月13日
  • 未来への人生ノート

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    若い人に読んでもらいたい一冊でした。人と違った人生とか、本当の自分とか、夢を持つことなど、生き方のヒントになるようなことがたくさん書かれていました。
    自分探し、私もしていたなぁ…夕暮れに差し掛かったものとしては、懐かしい感じです。

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    2025年11月12日
  • 未来への人生ノート

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    「いい人の見分け方はありますか」
    「面白い人ってどんな人ですか」
    「自分探しはどこへ行けばいいですか」
    「自分って、なんですか」

    4話収録の連作短編集で2023年に刊行された『17歳のビオトープ』の続編。
    前作未読でも問題ない。

    イケメンで甘いものが大好きな就活サポーター・平人生(通称:人生先生)が就活生達に真剣に向き合い、優しく背中を押してくれる。

    どの短編もピリっとする場面があり、ただの温かな物語に仕上がっていないところがいい。

    人物描写が秀逸で就活生達の苦悩がリアルだった。

    生き方について悩んでいる人にお薦めの一冊。

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    2025年11月09日
  • 永遠猫の祝福

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    ネタバレ

    BUMP OF CHICKENの『K』好きな人に全力で勧めたい一冊!(^^)

    400年も生きてきた1匹の猫と、猫が出会った人間との心の触れ合いを描いた物語。達観した猫と、人生や人間関係に悩む人間との会話は、くすりと笑えたり、思わず我に帰ったり、心がすっと軽くなったり。

    お互いに影響し合いながら、人(猫)生について考え、ある種のままならなさは抱えながらも、今できる精一杯を紡ぎながら前へと進んでいく『生き様』が心に響きます。

    物語を読み終え、満たされた気持ちに浸りながら、最後のページをめくると、、、。思いもよらなかった事実が2行の短い文章で記されておりまして。思わず目を閉じ、永遠猫に思いを馳

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    2025年11月02日
  • 未来への人生ノート

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    「永遠猫」の作者。短編集。就活アドバイザーが、学生に様々な人生のアドバイスをする。疲れ気味の自分に役立つものがないか探しながら読む。失敗した時は、Next!これは覚えておこう。

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    2025年10月21日
  • 永遠猫の祝福

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    酸いも甘いも噛み分けた、生存歴400年の永遠猫エル。彼が傍にいるだけで、傷つき迷える人々の心は癒され、救われてゆく…輪廻転生を隠喩した、第一話と第四話がリンクしている構成が最高。人間を超越した、動物の未知なる力は本当に素晴らしい。



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    2025年10月14日
  • 永遠猫の祝福

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    ネタバレ

    永遠を生きる猫は生きる意味を探している。
    猫の生きる意味を教えてくれたのは50年ぽっちしか生きていない人間だった___
    猫は永遠の命で、その生きる意味を教えてくれた人間が生まれ変わるのを待つことにした。
    春夏秋…と季節が過ぎ章が変わっていく中で
    春の景奈にだけ名前を教えるし、景奈とはずっと一緒にいる約束をした。
    けれど夏には違う人…?と思ったのですが
    冬を迎えてああそういうことだったのか、と納得しました。
    景奈はエルにとって待ち望んだ人だったのですね。

    最近はホラーブーム(?)だったりで
    読むと感情が揺さぶられすぎて疲れ気味だったのですが、久しぶりに心安らぐ、ほっとする作品に出会えました。

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    2025年10月13日
  • 永遠猫の祝福

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    春夏秋冬の4章で話が展開していって、最後の数ページで物語の構造を理解した時に感動した。
    生き様と死に様。
    人の言葉を話せる猫が、400年も生き続けている中で
    初めて生きる意味を見出した時、「生」と「死」について考えさせられた。
    ファンタジーなはずなのにテーマや内容は超リアリティで、最後の冬の章は何発ものパンチラインが。
    思わず読み終わった直後に春の章を読み返した。
    読み返したくなる小説って「いわゆる最高のやつ」だって知ってるんだ。
    最近アトランダムに読んでいる本によく出てくる言葉を見つけました。
    それは「御伽話(おとぎばなし)」という三文字です。

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    2025年10月04日
  • 永遠猫の祝福

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    400歳のネコがふらりと現れて、生きることに思い悩む人に静かに寄り添ってくれる。

    「生きる意味は、周りの人が見つけてくれる。あなたがいるからこれからも生きたいって」

    私も自暴自棄になっていた時期があったが、親のことを思うと、踏みとどまれた。子供もこれから沢山の困難に直面すると思うが、私のことを思い出して同じように思ってくれると良いな。

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    2025年09月25日
  • 永遠猫の祝福

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    400年生きる“永遠猫エル”が出会う人たちとの日々が、春夏秋冬の4章に分かれて紡がれる。

    『春』は、わたしのための物語か?そう思わずにはいられないほどに、心の深いところを揺さぶられた。
    死に様だけが残るなんて悲しいな。生き様を思えば、あたたかな愛も喜びも確かにあったよなって思うと涙がぽろぽろ。

    人の言葉を使う不思議な力をもったエル。この本と出会うことができたのも、彼の力のおかげかもしれない。

    言葉は、対話できる相手がいてこそ意味がある。
    伝えられるうちに伝えていく。
    そんな当たり前のようで大切なことを再確認した。

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    2025年09月15日
  • 永遠猫の祝福

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    「春」「夏」「秋」「冬」
    4話収録の連作短編集。

    生と死に真摯に向き合った心に染み入る作品だった。

    ある日を境にクラスメイトから爪弾きされてしまった女子中学生、パワハラ上司に耐え切れず自死を考える男性、父親の最期を看取れなかった後悔に苛まれる息子、余命宣告された女性。

    彼等が、400年生きている猫のエルと出逢い人生を見つめ直す。

    ファンタジーの様な設定でありながら、描かれている内容は現実感があり自身の生き方を考えさせられる。

    最終話のサプライズには思わず感涙。
    嗚呼、彼女だったのか。

    生そのものを心から祝福したくなる。

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    2025年09月14日
  • 永遠猫の祝福

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     心が暖かくなる連作短編集でした。永遠猫のエルと縁を結んだ人たちの再生の物語だなと思いました。
     生き方と死に方、生き様と死に様。深く考えさせられました。

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    2025年09月14日