清水晴木のレビュー一覧
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前作『さよならの向こう側』のその後を描いた、『生』と向き合う連作。
死んだ後に二十四時間だけ、現世に戻ることができる『さよならの向こう側』を訪れた人たちは、それぞれ死んでから自分や他人の『生』に向き合うことになるように思います。
戻れるのは二十四時間の間だけ。
会うことができるのは、自分が死んだことを知らない人だけ。
その制限の中で、誰に会って、どこに行って、何をしたいのか。
前作に続いて提示される物語の中に、今回はサブタイトルの通り『I love you』という想いが強く紐づいています。
夏目漱石は「月がきれいですね」と訳し、二葉亭四迷は「死んでもいいわ」と訳したと言われる( -
Posted by ブクログ
今の自分に最も必要な答えを与えてくれた一冊。
この本に出会えたことに感謝したい。
今の自分にできることはまだあるじゃないか!
と背中を優しく押してもらえたような気持ちになった。
「I love you」をどう訳しますか?と問われ、私は「ずっと心の中でいつまでも」という言葉が心の中に浮かんできた。
人生の最後に会いたい人。私は誰と会いたいと思うのか。
そして私の姿を知らない人にしか会えないとなった時、私も涼風のように会える人全員に会いに行こうとするだろうと思った。
大好きな人に伝えたい、自分の想い。
もうこの世にはいられないとなったときに、大好きな人の心に自分の存在を強く焼き付けたいと思っ -
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Posted by ブクログ
分岐駅まほろし駅は総武線上にあります。まほろし駅に行くには、
①まず、新小岩駅~平井駅の区間を通過しなければなりません。
②荒川と中川にかかる橋の上、平井駅側の河川敷に大きなケヤキの木が見えるあたりです。
そして、行けるチャンスは月にほぼ1回。満月の夜だけです。
なにより重要なのは、過去に戻ってどうしてもやり直したいと思うくらい強い後悔を抱えていなければなりません。
そのすべての条件が揃った時だけ、まほろし駅にたどりつくことができるのです。
まほろし駅から、人生の分岐点つまり過去に戻ることができ、もしも今とは違う選択肢の人生を歩んでいたらどうなっていたかを知ることができます