清水晴木のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
春、夏、秋、冬の四部構成になっている。もう400年生きている、人間の言葉が話せる猫の話。
ライトノベルのような文章と世界観で、途中読むのやめようかな、、と思ったけれど、途中でやめるのは気持ち悪いので読み続けた。結果、読んでよかった。
最終章の「冬」が良かった。そして、物語の巡りも解り、更に感動が広がった。
何のために生きるのか?生まれてきてくれてありがとうと誰かに思われる喜び。自分の存在が誰かの生きる意味になることの喜び。そんなことを考えさせられた。
そう、自分も猫のトトと出会い、トトの存在が自分の生きる意味になり、そして、トトと会えたから自分も生まれてきて良かったんだなと初めて思えた -
Posted by ブクログ
6冊目の清水晴木さん。
こちらは作家デビュー10周年記念作です。
ベージュと黒のマーブル模様の400年生きてきた猫のエル。彼が出会ったのは…
母やクラスメイトとの関係に悩む女子中学生。
パワハラにあい自死を考えるアラサーの会社員。
父の死を看取れなかったことを後悔し続ける豆腐屋。
余命宣告を受け入院中の50代女性。
人間の言葉を話す猫のエルが、様々な事情を抱えた人々に寄り添いながら生きる意味を問う、4章からなる連作短編集です。
エル自身も自分の生き続ける意味を探しています。読んでいて、佐野洋子さんの絵本『100万回生きたねこ』を思い出しました。
最後、やられた…めっちゃグッときてほろり