清水晴木のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレBUMP OF CHICKENの『K』好きな人に全力で勧めたい一冊!(^^)
400年も生きてきた1匹の猫と、猫が出会った人間との心の触れ合いを描いた物語。達観した猫と、人生や人間関係に悩む人間との会話は、くすりと笑えたり、思わず我に帰ったり、心がすっと軽くなったり。
お互いに影響し合いながら、人(猫)生について考え、ある種のままならなさは抱えながらも、今できる精一杯を紡ぎながら前へと進んでいく『生き様』が心に響きます。
物語を読み終え、満たされた気持ちに浸りながら、最後のページをめくると、、、。思いもよらなかった事実が2行の短い文章で記されておりまして。思わず目を閉じ、永遠猫に思いを馳 -
Posted by ブクログ
ネタバレ永遠を生きる猫は生きる意味を探している。
猫の生きる意味を教えてくれたのは50年ぽっちしか生きていない人間だった___
猫は永遠の命で、その生きる意味を教えてくれた人間が生まれ変わるのを待つことにした。
春夏秋…と季節が過ぎ章が変わっていく中で
春の景奈にだけ名前を教えるし、景奈とはずっと一緒にいる約束をした。
けれど夏には違う人…?と思ったのですが
冬を迎えてああそういうことだったのか、と納得しました。
景奈はエルにとって待ち望んだ人だったのですね。
最近はホラーブーム(?)だったりで
読むと感情が揺さぶられすぎて疲れ気味だったのですが、久しぶりに心安らぐ、ほっとする作品に出会えました。 -
Posted by ブクログ
春夏秋冬の4章で話が展開していって、最後の数ページで物語の構造を理解した時に感動した。
生き様と死に様。
人の言葉を話せる猫が、400年も生き続けている中で
初めて生きる意味を見出した時、「生」と「死」について考えさせられた。
ファンタジーなはずなのにテーマや内容は超リアリティで、最後の冬の章は何発ものパンチラインが。
思わず読み終わった直後に春の章を読み返した。
読み返したくなる小説って「いわゆる最高のやつ」だって知ってるんだ。
最近アトランダムに読んでいる本によく出てくる言葉を見つけました。
それは「御伽話(おとぎばなし)」という三文字です。 -
Posted by ブクログ
『あなたが、最後に会いたい人は誰ですか?』
私が最後に会いたい人は誰だろう?
ただ、ここでいう最後に会いたい人というのは、自分が死んだ場合で、自分の死を知らない人に限る。そうなると会いたい人なんているのだろうか?
この物語は、現実にはあり得ない話である。3章からなる連作短編集で、それぞれの登場人物が死んだ時に案内人が現れ、最後に会いたい人は誰かと問う。そして、最後の1日に会いたい人に会わせてくれるのだ。
どれもこれも素敵な物語。案内人の谷口に、後輩の佐久間が『ハッピーエンドとアンハッピーエンドの物語、どちらが好きですか?』と問うのだが、私はやっぱりハッピーエンドの物語が好きだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ相変わらず清水作品は美しい…
人と人との尊い繋がり、温かさをいつも見せてくれる。今回も心がとても洗われた気分だ。
主人公小野田明は、生前の記憶を亡くしたまま若くして天国に来た。彼はそこで友人たちとかけがえのない時間を過ごすとともに、「天国映画館」の一員として働くことになる。そこの映画館では天国にいる誰かの生前の物語が上映され、その上映を助けるのが館員の仕事だ。
小野田は映画館支配人の秋山のサポートをもらいながら、様々な映画の上映に携わることで、多くの人の思い出に寄り添っていく…
果たして小野田は生前の記憶を取り戻せるのかー。
そして彼の今後の行く末はー。
特に好きなシーンはやはりラスト。