清水晴木のレビュー一覧

  • さよならの向う側 ’90s

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    ネタバレ

    シリーズ最新作となる本作は、90年代の空気感と、親子・友情・初恋といった普遍的なテーマが静かに響く一冊だった。自分にはサザンオールスターズの歌が90年代を代表すると感じるが、情景と心情が溶け合う時代のムードが物語に厚みを与えている。オムニバス形式ゆえに心理描写は控えめで、人物の内面の揺れを深く読みたい自分にはやや物足りなさが残ったが、時代のノスタルジーと人の根源的な感情が重なり、穏やかな余韻を残す作品だった。自分自身が確かにこの時代を生きていたこともあり、ふと心が当時へ引き戻される瞬間がいくつもあった。④

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    2026年08月09日
  • 永遠猫の祝福

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    4.1
    もし大切な人を亡くして悲しみの中にいる人は凄く心に癒しを与えてくれる素晴らしい作品だと思います。

    ちょっとした神様みたいな力を持った猫が特徴のため小学校の時に読んでいた児童書のような懐かしさも漂う中で、内容は大人の道徳に採用してもいいと思えるいいお話でした。

    400年生きた永遠猫でも生きる理由はまだ分からない、、やっぱりこの問いは人生掛けても見つけられそうにないです。

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    2026年07月08日
  • 天国映画館

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    ネタバレ

    読んでいて、とてもあたたかい気持ちになりました。もし死んだとしてもこういう世界があって次の世界へ行くのもありかなと思いました。
    いつか、秋山さんのフィルムが届くこともあるのか、などの想像も膨らみます。

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    2026年07月02日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫づくしのアンソロジー短編集ですね。
    何れも猫好きの作家さんなので、読んでいて自分の猫好きとスクランブル。弾けました。

         目次

     萩原 浩 猫は長靴を履かない
     石田 祥 ツレ猫婚
     清水晴木 いちたすいち
     標野 凪 猫のヒゲ
     若竹七海 神様のウインク
     山本幸久 御後安全靴株式会社社史・飼い猫の項

     アンソロジーで猫が主役の作品を読むのは(私の希望的感想です!)、楽しみの極みですね。
     若竹七海さんと石田祥さん以外は、初めて読む作家さんでしたが、標野凪(しめの・なぎ)さんを見い出せたのは収穫でした(=^・^=)

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    2026年06月12日
  • 分岐駅まほろし

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    ネタバレ

    あのときあの選択をしていたら、、って後悔することあるけど、案外自分の選択が正しくて、選ばなかった選択肢のほうがバッドエンドかもよっていう話。
    自分は割と消去法で選ぶタイプだから後悔してる選択はぱっとは思い浮かばないけど、興味だけでいうと、学生の頃の恋愛とか犬を飼っていなかったらとかは気になる。
    死んだ後とかでもいいから、答え合わせ的なのしてみたい。

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    2026年06月07日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    初めての作家さんが多かったが、いずれも猫をよく観察していて、ほのぼのとネコの温もりが伝わってくる楽しい掌編揃い。“ネコさえテーマにすればたいていの小説は面白い”か。今朝も4時半に起こされたけど「ネコは夜行性ではなく薄明薄暮性。一番活発になるのが、薄く明るくて薄く暮れた時」知らなかった…。老ネコと暮らして「かつてのこと、先のこと、そんなことを考えることなく、いまを悠々と生き切っている。できることに目を向け、登れない場所には踏み台を用意すればいい」短編もいい。

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    2026年05月08日
  • 分岐駅まほろし

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    「まぼろし」ではなく、「まほろし」?でも、言葉の意味を考える必要はなかった。過去の分岐点に戻れる、ただし、過去は変えられない。自分ならいつになるか、考えながら読み進めた。最終話の「もしも、あの時ー」はそれまでと違ってタイトルに〜したらがないため、興味深々だった。「前を向くのが辛くなったら、後ろを向いて後ろに進めばいい」という言葉が印象に残った

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    2026年05月01日
  • 天国映画館

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    ネタバレ

    紹介・あらすじより
    「あなたの人生の名シーンは、いつですか?」。記憶を失って天国を訪れた小野田。自分は死んだのだと悟った彼は、天国映画館の支配人・秋山に誘われ、一緒に働くことになる。天国から新たな世界へ旅立つ人の人生を上映するこの映画館で、様々な人生を観るうちに、小野田の記憶と心に変化が訪れてゆく。そして、自分の人生の映画フィルムが、ついに届いた。その映画は、彼自身はもちろん、観客たち誰もが思いもよらぬ人生で――。

    一人一人のストーリーもそれぞれに良かったし、ラストがサイコーに良かったです!

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    2026年04月26日
  • 未来への人生ノート

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    2026年4月15日
    フルーツケーキのたとえはすごく納得
    本当の自分は…
    1番の親友で見極める面接、自分に当てはめる
    そう考えるだけで
    結構考える読書になっていた

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    2026年04月17日
  • 永遠猫の祝福

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    400年生きている永遠猫エルと、生きることの意味を考え悩んでいる人間たちの物語。
    さらっと読める文章で読みやすくて、あたたかい気持ちになれる。中高生にお勧めしたい。あと装丁がすごく良い。
    「人生は美しい刺繍を裏側から眺めているようなもの。」

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    2026年03月24日
  • さよならの向う側 i love you

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    短編で一つの世界観で繋がっている感じ
    死の後にこんな世界があれば救われるのになーと思いながら読んだ
    微妙に難しいルールの中、私なら誰やな会いに行くかと考えたがまだ思いつかない笑

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    2026年03月04日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    好きな作家さんの話が短編集になって詰め込まれてて得した気分になった。
    やっぱり猫って独特の雰囲気があって
    何か悟っている様子があるけどどの話もそれが忠実に描かれてきてやっぱり猫っていいなと思った

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    2026年02月21日
  • 永遠猫の祝福

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    「人生って美しい刺繍を裏側から見ているようなもの」
    400年生きてきた猫・エル。
    人生を終えようとする人々を救い、生きる道へ導く、神のような猫
    そのエルもまた祝福されるべき存在。
    春夏秋冬と季節が巡るようにエルも出会いを繰り返し、大事な人と巡り合う日を待っている。

    最後まで読んでから、最初のエピソードを読みたくなる、ホッと心温まるお話でした

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    2026年01月28日
  • 永遠猫の祝福

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    素敵だった、、言葉がすっと入ってきて、ずーっと心地が良かった。
    隅々までしっかり読んで、記憶して欲しい作品。

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    2026年01月26日
  • 分岐駅まほろし

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     分岐駅まほろし駅は総武線上にあります。まほろし駅に行くには、
     ①まず、新小岩駅~平井駅の区間を通過しなければなりません。
     ②荒川と中川にかかる橋の上、平井駅側の河川敷に大きなケヤキの木が見えるあたりです。
     
     そして、行けるチャンスは月にほぼ1回。満月の夜だけです。
     なにより重要なのは、過去に戻ってどうしてもやり直したいと思うくらい強い後悔を抱えていなければなりません。
     そのすべての条件が揃った時だけ、まほろし駅にたどりつくことができるのです。

     まほろし駅から、人生の分岐点つまり過去に戻ることができ、もしも今とは違う選択肢の人生を歩んでいたらどうなっていたかを知ることができます

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    2026年01月12日
  • 17歳のビオトープ

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    『生きる意味って、なんですか?』
    これはよかった!
    若い時に読みたかったな。

    「他の誰かと苦しみの大小を比べて
    自分はこんなことで辛く感じてはいけないと
    我慢する必要はありませんよ」
    という人生先生の言葉

    そしてその理由が
    “他の誰かも自分の苦しみを違う人の苦しみと比べて我慢しなければいけなくなる
    そしたら苦しくて辛いと言える人は世界に一人だけになってしまう“
    という理屈に納得

    40代半ばにようやく自分が辛いことを辛いと言っていいんだ、と思えるようになった私からすれば、17歳でこの言葉に出会えたらすごくいいよなと思った。
    まあ切実さがないと響かない可能性もあるけど。

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    2025年12月26日
  • さよならの向う側

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    大事な人に会いに行きたくなる作品でした。
    また、私の大事な人の大事なものが失われないように、大事な人が後悔しないように、沢山沢山大事にして欲しいと思える作品でした。

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    2025年12月14日
  • 未来への人生ノート

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    ネタバレ

    就活サポーターと、就活だけではなく人生について悩む学生の物語
    良い人とは?
    面白い人とは?
    本当の自分とは?

    就活で直面する悩み
    そんな学生たちに考えることの贅沢さを説く就活サポーター
    小気味なテンポだが、鋭く真理を突いている作品だと思った
    人生ってやはり色々だし面白いもんだよなって感じさせられた

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    2025年12月12日
  • 永遠猫の祝福

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    『生きること』の意味を問う優しいお話で、心にしみました。


    『人と人の間で生きるからこそ、人間なのだろう?』
    という箇所になるほど!と思いました。
    人と関わることで、いろんな感情が生まれ(良い意味でも、悪い意味でも…)助けられたり、悩んだり、成長できたりするもんね。

    表紙と裏表紙の刺繍だろうな、と思っていた絵が読み終わってやはり刺繍であったこと。
    素敵な絵だなぁ、と思っていたのが読み終わってさらに素敵すぎる絵だ!と感動しました。
    私の趣味も刺繍なので、刺繍の時間も取りたいなぁとワクワクウキウキしているところです(笑)
    刺繍も読書もやりたいことたくさんありすぎて追いつかない。゚(゚´ω`゚

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    2025年12月06日
  • 永遠猫の祝福

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    どちらかと言えば犬派のわたしだけど…
    永遠猫エルのお話、しみた〜〜。

    400年以上生き続けているエルは
    人語を操り、傷を癒せる力を持っていて。

    人間の言葉は誰にだって使うわけじゃない。
    エルがこの人、と決めた人にだけ。
    そんな幾人かの人間たちと交わされる会話を
    じっくり味わった。
    生きること、死ぬことへの究極の問いの答えを探している人はページをめくってみると良いかも。

    表紙絵もすてき。
    最後まで読むとその絵がもっと好きになった。

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    2025年12月05日