清水晴木のレビュー一覧

  • 永遠猫の祝福

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    ネタバレ

    永遠を生きる猫は生きる意味を探している。
    猫の生きる意味を教えてくれたのは50年ぽっちしか生きていない人間だった___
    猫は永遠の命で、その生きる意味を教えてくれた人間が生まれ変わるのを待つことにした。
    春夏秋…と季節が過ぎ章が変わっていく中で
    春の景奈にだけ名前を教えるし、景奈とはずっと一緒にいる約束をした。
    けれど夏には違う人…?と思ったのですが
    冬を迎えてああそういうことだったのか、と納得しました。
    景奈はエルにとって待ち望んだ人だったのですね。

    最近はホラーブーム(?)だったりで
    読むと感情が揺さぶられすぎて疲れ気味だったのですが、久しぶりに心安らぐ、ほっとする作品に出会えました。

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    2025年10月13日
  • 永遠猫の祝福

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    春夏秋冬の4章で話が展開していって、最後の数ページで物語の構造を理解した時に感動した。
    生き様と死に様。
    人の言葉を話せる猫が、400年も生き続けている中で
    初めて生きる意味を見出した時、「生」と「死」について考えさせられた。
    ファンタジーなはずなのにテーマや内容は超リアリティで、最後の冬の章は何発ものパンチラインが。
    思わず読み終わった直後に春の章を読み返した。
    読み返したくなる小説って「いわゆる最高のやつ」だって知ってるんだ。
    最近アトランダムに読んでいる本によく出てくる言葉を見つけました。
    それは「御伽話(おとぎばなし)」という三文字です。

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    2025年10月04日
  • 永遠猫の祝福

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    400歳のネコがふらりと現れて、生きることに思い悩む人に静かに寄り添ってくれる。

    「生きる意味は、周りの人が見つけてくれる。あなたがいるからこれからも生きたいって」

    私も自暴自棄になっていた時期があったが、親のことを思うと、踏みとどまれた。子供もこれから沢山の困難に直面すると思うが、私のことを思い出して同じように思ってくれると良いな。

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    2025年09月25日
  • 永遠猫の祝福

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    400年生きる“永遠猫エル”が出会う人たちとの日々が、春夏秋冬の4章に分かれて紡がれる。

    『春』は、わたしのための物語か?そう思わずにはいられないほどに、心の深いところを揺さぶられた。
    死に様だけが残るなんて悲しいな。生き様を思えば、あたたかな愛も喜びも確かにあったよなって思うと涙がぽろぽろ。

    人の言葉を使う不思議な力をもったエル。この本と出会うことができたのも、彼の力のおかげかもしれない。

    言葉は、対話できる相手がいてこそ意味がある。
    伝えられるうちに伝えていく。
    そんな当たり前のようで大切なことを再確認した。

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    2025年09月15日
  • 永遠猫の祝福

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    「春」「夏」「秋」「冬」
    4話収録の連作短編集。

    生と死に真摯に向き合った心に染み入る作品だった。

    ある日を境にクラスメイトから爪弾きされてしまった女子中学生、パワハラ上司に耐え切れず自死を考える男性、父親の最期を看取れなかった後悔に苛まれる息子、余命宣告された女性。

    彼等が、400年生きている猫のエルと出逢い人生を見つめ直す。

    ファンタジーの様な設定でありながら、描かれている内容は現実感があり自身の生き方を考えさせられる。

    最終話のサプライズには思わず感涙。
    嗚呼、彼女だったのか。

    生そのものを心から祝福したくなる。

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    2025年09月14日
  • 永遠猫の祝福

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     心が暖かくなる連作短編集でした。永遠猫のエルと縁を結んだ人たちの再生の物語だなと思いました。
     生き方と死に方、生き様と死に様。深く考えさせられました。

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    2025年09月14日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫にまつわる短編集です。
    作家さんによって、猫の描写やひととの関係性の捉え方が異なっていて、楽しめました。猫って、何を考えているかわからないけれど、ふとした時に寄り添っていてくれているように感じたり、不思議な存在です。

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    2025年08月15日
  • さよならの向う側

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    続きがあるらしいけど、一冊でちゃんとまとまってるし、なぜかあんまり続きを読む気になれない。悲しいけど優しい話。

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    2025年08月09日
  • さよならの向う側

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    死んだあと、1日だけ現世に戻って誰かに会える。
    けど、自分の死を知らない人にだけ。
    自分ならだれに会いに行くだろう、家族とかは知ってるだろうから、って考えちゃいましたね。
    あと、世の中あっさり死んじゃう時もあるから、日々大事に生きたり、大切な人はちゃんと大切にしないといけないなと思いました。続編ふくめ4冊あるようなので読んでみる。

    文字量多くないので、気軽に手を出せる読み進めやすい本ですよ。

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    2025年07月06日
  • さよならの向う側

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     『あなたが、最後に会いたい人は誰ですか?』

     私が最後に会いたい人は誰だろう?

     ただ、ここでいう最後に会いたい人というのは、自分が死んだ場合で、自分の死を知らない人に限る。そうなると会いたい人なんているのだろうか?

     この物語は、現実にはあり得ない話である。3章からなる連作短編集で、それぞれの登場人物が死んだ時に案内人が現れ、最後に会いたい人は誰かと問う。そして、最後の1日に会いたい人に会わせてくれるのだ。

     どれもこれも素敵な物語。案内人の谷口に、後輩の佐久間が『ハッピーエンドとアンハッピーエンドの物語、どちらが好きですか?』と問うのだが、私はやっぱりハッピーエンドの物語が好きだ

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    2025年07月03日
  • さよならの向う側 ’90s

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    久々に読んだシリーズ4作目。このシリーズのほんわりした感じ、好きだな。5作が微妙につながってるのも面白い。しかし、どうしても上川隆也さんの顔しか浮かんでこないわ・・・

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    2025年05月28日
  • さよならの向う側 i love you

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    最後に会いたい人、お別れがある事を前提に読み進めるので、切なくて切なくて、
    でも、人がつながっていく様が救いで暖かく…
    最後には切ない中にも、喜びを感じられた。

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    2025年05月15日
  • さよならの向う側 ’90s

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    懐かしいー!!!
    90年代、そうだったなぁ。
    今回もほっこり。
    あの人がこの人でって繋がってたのを
    ハッ!って言いながら読む楽しみ。
    じんわりあったかい心地になりました。

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    2025年03月13日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    色んな著者さんがいらっしゃったので、それぞれの猫の世界が描かれていました。
    猫が中心でもあまりグロい展開は想像していなかったのでそのため星4にしましたが、その他の作品はどれも猫という存在が中心に描かれていて読んでいて幸せな気持ちになりました。
    石田祥さんの作品は特に好きでした!

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    2025年03月12日
  • 天国映画館

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    タイトルから連想される通りの物語。
    天国から旅立つ人の人生の名シーン映画館で振り返る。
    お涙頂戴だと思いつつ、うっかり感動してしまう。ラストの展開もわりと分かりやすく、たぶんこうなるんだろうと思いつつ、でもやっぱりうるうると…良質な物語でした。
    ただ自分自身は、自分の人生を映像で見せられるのはなんかちょっとイヤかな…ましてや他人には絶対見られたくないな、とは思いましたけれどもね(笑)

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    2025年03月01日
  • さよならの向う側 ’90s

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    90年代のストーリー。最後に1人だけ会えるとしたら誰に会うのか。
    感動して涙がでた。
    ストーリーはバラバラだけど、どこか繋がってるところがあって。
    その人の先の人生が別のストーリーでみれてホッとしたり。
    心が暖かくなる物語。

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    2025年02月20日
  • 天国映画館

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    ネタバレ

    相変わらず清水作品は美しい…
    人と人との尊い繋がり、温かさをいつも見せてくれる。今回も心がとても洗われた気分だ。

    主人公小野田明は、生前の記憶を亡くしたまま若くして天国に来た。彼はそこで友人たちとかけがえのない時間を過ごすとともに、「天国映画館」の一員として働くことになる。そこの映画館では天国にいる誰かの生前の物語が上映され、その上映を助けるのが館員の仕事だ。
    小野田は映画館支配人の秋山のサポートをもらいながら、様々な映画の上映に携わることで、多くの人の思い出に寄り添っていく…
    果たして小野田は生前の記憶を取り戻せるのかー。
    そして彼の今後の行く末はー。

    特に好きなシーンはやはりラスト。

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    2025年02月03日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    ネタバレ

    猫好きだし、好きな作者が含まれいたので。

    好きな作者、若竹七海の「神様のウインク」は
    文字通り沈みつつある公団に住む中学生の話。
    幼い頃の火傷の痕が顔にある少年は、
    母親はいるが顔を合わせてもらえず、
    母親に代わって祖母の面倒をみるヤングケアラー。
    その相方は、
    そんな火傷の痕なんて大したことないと言って、
    父親によるたばこの痕で水玉模様になった尻を見せた同級生。
    相変わらずひりりとした話で、かつミステリー仕立てで面白かった。

    他の作者は全くチェックしておらず期待もしていなかったが、
    「オロロ畑でつかまえて」の作者はYouTubeでバズった猫の秘密、
    「ある日、あひるバス」の作者は四代に渡

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    2025年01月28日
  • 猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。

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    猫尽くしアンソロジーということで、手に取りました。
    タイトルと中身は…とりあえず全てのお話に猫ちゃんが出てきます。

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    2025年01月13日
  • 天国映画館

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    ◯比較的ボリュームは薄めだけど映画好きとしては刺さった部分もあった

    ●ストーリー自体は表題の通り天国にある映画館で故人の人生を上映し2度目の旅立ちを行うというシンプルなものです。世にも奇妙な物語でありそうな話だなと読む前に思ってしまったw
    この作品で気に入った部分が「特別な」人生を歩んでいる人が「いない」点につきます!確かにドラマでありそうな人生を歩んだ人もいるにはいましたけど,極端にゲームの主人公みたいな歩みを進んだ人いないんですよね。等身大の人間が等身大の人生を上映する…その一種の儚さ・小さな幸せそれを噛み締めるその展開が面白かった。

    ●主人公は記憶喪失状態で天国にきた成人男性なんです

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    2024年12月15日