榊巻亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ■読んだ動機
どうやったら考えが停止せずに進むようになるのだろう
どうやって深く考えられるようになるのだろう
どうやったら思考が速くなるのだろう
上記のような課題感を持っていたので、この本を購入した。
この本のシリーズである、会議の教科書も非常に良かったので、信頼を寄せた本でもあった。
■あらすじ
認知->思考->気づき->行動
を繰り返しながら思考を進めていこう、ということを紹介する本。
■感想
シリーズのほか作品同様小説になっており、あるあるな状況から打破していく主人公を見ていると、自分も成長できそうな感覚となり、とても良い。
あとはこれらをちゃんと自分が面倒くさがらずにやっていかないとな、と。
読む前に考えていた課題感の答えはこちらになった。
- [ ] 問い1:どうやったら考えが停止せずに進むようになるのだろう
- [ ] 認知で現状を明確化し、問いを立てて、20点の答えを出して、具体化して、また認知をする。詰まったら行動する。
- [ ] 問い2:どうやって深く考えられるようになるのだろう
- [ ] なぜ?具体的には?で深くする
- [ ] 問い3:どうやったら思考が速くなるのだろう
- [ ] 行動をしながら進める。思考が速くなるのではなく、悩んでいる(=足踏みしている時間)を減らすのが大事。
ということももわかった。
あとはメモ。
- 何よりもまずは、認知することが大事。認知とは、自分の言葉で明確に状況を説明できるくらいに知ること。
- みんな意外と曖昧な言葉で濁すことがあり、そのままスルーするので、そういうのをちゃんとフカボっていく。そうすると、思考が捗るようになる。
- 思考をするには、問いを出すことが大事。この問いで自分は詰まりがち。
- 問いを立てて答えを考えて、上手い答えが出なくて、ぐるぐるしちゃう。
- そんな時は、行動が大事。
- 脳の再起動 をする。20分考えてダメなら、環境を変えたり、一度別の刺激を入れる。
- 実際にやってみるとか、現在の状況を言語化してみて、人に話してみるとか、そういうのをすると良い
- で、これらをやるだけでも価値はあるが、洞察をすることで、これを横展開できる教訓を自分なりに得たり、すると、さらに思考をする際に加速する。
■以下よかった文章
- p. 35 考え方の循環サイクル
- 正確に物事を「認知する」→ 考えるための道筋をつけ、理路整然と考え、考えを深める「思考する」→ 思考の行き詰まりを突破する「行動をする」→ 認知する
- p. 42 認知には3要素ある
- 言葉を確認する: 「違和感」とは何ですか?「みんな」とは誰ですか?
- 状況を確認する: 施策には反対ですか?中身は十分理解できていますか?
- 意図を確認する: 対応をきちんと考えてくれという話ですね?
- p. 56
- 言葉の認知のコツ
- あやふやな単語をそのままにしない: 「違和感」とは何か?
- 曖昧な文章を見逃さない
- 状況の認知のコツ
- 主語と目的語をはっきりさせる: 誰が?誰に?
- 事実を想いを切り分ける: 「言った」のか「感じた」のか「考えた」なのか
- 意図の認知のコツ
- 自分の言葉で確認する: XXと受け止めたがあっていますか?
- 自分の主張は一旦忘れる: 自分の主張が否定されたと感じると、思考が生産的な方に行かないことがある
- p. 70 インターネットでの情報収集の場合
- 情報量が多過ぎて、認知が逆にし切れないことがある
- 情報収集をする前に、何がわかっていないか?何がわかれば情報収集が完了したといえるか?集めた情報はどう使うのか?をはっきりさせてから調べると良い
- p. 91 思考の4つのStep
- Step1: 問いを書き出す
- 問いの答えを考えない。中身をまだ考えない。
- Step2: 考えるべきことに順番をつける
- どの問いから考え始めるべきかを整理する
- Step3: 問いに対する答えを出す
- 20点でも良いから思いついたことを書いてみる
- 新たに浮かんだ問いは、Think List にかく
- Step4: 具体的には?なぜ?で思考を深める
- 具体的には?で解像度を上げて
- なぜ?で論理を通す。背景をはっきりさせる
- p. 182 思考の質を高く保ちながら速度を同時に高めるには。
- Q. そもそもなぜ思考に時間がかかるのか?
- A. それは 考えていない時間が長いから。結果的に、思考に時間がかかる
- p. 185より正確には、考えていないで、悩んでいる時間が長いから。悩んでいる = その場で同じ問いをずっとぐるぐるしている
- p. 188 Q. 思考が足踏みしていると気づくには?
- A. 自分で気づくのは大変なので、「思考が続けられるとされてる 20分 」で終了する
- A. ペンが止まったり、同じことを書き出したりしたら。
- p. 192 思考の足踏みの解消方法
- 止まってしまった脳を再起動するには、外から新しい刺激を入れないとダメ
- 脳の環境や、インプットする情報を強制的に変えないといけない
- p. 236 洞察とは何か?
- みたものや聞いたものから、それ以上のことを引っ張り出す、導き出す能力
- 知識や経験や感性や勘が豊富なほど、日頃の思考の質も上がる
- p. 240 思考 と 洞察の違い
- 思考 は ゴールに進むための縦の思考。脳の力を最大限引き出す思考。
- 洞察は 気づきを増やして思考に深みを与える、今後別の思考でも活かせるものを増やす 横の思考。脳の力そのものを増強させるための思考。
- 例えば、「なぜやる気が出ないのか?」「やる気が出る時と出ない時の差は何か?」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ■読んだ動機
最近、会議の仕事も多くなり、ファシリテーションする機会も多いが、上手にできていなかったので、コツがあるのか気になって手に取った。
■ざっと内容
小説の中で、新卒2年目の女性が、少しずつ、会議の中で小さな改善をしていって、いつも締まりがなかった会議をよくしていく話。
■感想
非常に頭にも入ってきやすく、良い会議にするために、実践的な内容もあり、とても良かった。
このシリーズで、考え方の本とかもあるので、手に取ってみたいと思うくらい、良かった。
■以下よかった文章
- . 33 「決まったこと・やるべきことを確認する。やるべきことは、誰がいつまでにやるかを確認する」
- p. 73 「会議の終了条件を明確にする」
- p. 84 議題ごとの時間配分を確認にする
- P.90 会議の目的は難しい。「目的は議論すること」「目的は共有すること」っていうのは違う。やることだけ語られて、何を達成した以下が不明瞭だ。議論や共有の先に何かがあるはず。「議論して結論を出したい」「情報を共有して、全員が機器を使える状態にしたい」とか。
- P.96 課内の会議だけでいいから、きちんとやり続けること。広く薄く始めるより、小さく始めて効果を実感してもらう。そして小さい範囲でいいから、定着させることが、会議を変えるコツ。
- P.110 議論が噛み合っていない、同じことを何度も説明している、話題がどんどん映っていく際は、会議の内容をそのまま書くと良い。書くときには「意見」「論点」「決定事項」を書く。
- 意見: 発言内容
- 論点: 質問や議題
- 決定事項: 決まったこと
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- P.163 スクライブ(書き起こし)しづらい発言は、本人も言いたいことがまとまっていないことがある。書きづらいのは、スクライブの技術不足が原因じゃなくて、単に議論がぐちゃぐちゃしているから。書きづらい議論というのも存在する
- P.196 意見を発散させ(洗い出し)切ってから、次の議論に行くと良い。
- 洗い出さないうちに施策の議論に入ると、重要じゃない議論に時間を使ってしまっていたり、論点が行ったり来たりしてしまう
- P.212 課題解決の5階層のうち、今どこについて話し合っているかを注意深く観察する
- 議論が混沌としているとき、ここの階層があっていないことが多い
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- P.218 質問、意見、懸念が明らかになるように言い切らせる
- 会議では、発言の語尾があやふやで、言い切っていない発言が多い。何が言いたいのかわからないことがあるので、しっかり言い切ってもらう
- P.225 会議の4つのフェーズ
- 準備: 終了条件とプロセスの設計をする・議題の順番と時間配分を考えておく
- 導入: 終了条件の確認と時間配分の認識をそろえる
- 進行: 意見・論点・決定事項をスクライブしながら進める
- まとめ: 決まったこと、やるべきことを確認する
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- p.245 準備は 4つの P をそろえる
- Purpose 目的: 会議で何を達成したいのか
- Process 進め方: 会議の終了条件にどんなふうに辿り着くのか
- People 参加者: 終了条件に辿り着くために必要な人を呼ぶ
- Property 装備: 会議室、ホワイトボード、付箋など
会議には5種類ある。
- 報告
- 情報収集
- 承認
- 方針検討
- 課題解決 -
Posted by ブクログ
営業に関わる全ての人が読むべき本だと感じた。
中でも、うちの営業このままではまずい、だけどどこから手をつけるべきか決まってない、と言う人には特に向いているだろう。
システムを入れたから解決するわけではなくそこからが始まりだ、とか、成果が出るまでには時間がかかる、など、システムベンダーやコンサル会社が言いがちな耳触りの良い言葉とは真逆だが、だからこそ実態を良く分かっているな、と思う。
即使えるノウハウも多く載っており、付箋だらけになった。コンサル会社の資産とも言うべきノウハウをここまでオープンに書いてしまって良いのか心配になるくらいだ。
コンサルティング会社志望の人にも参考になるだろう。 -
Posted by ブクログ
プロジェクトの立ち上げ・計画段階で成否が決まる、そのフェーズにおいてどういったポイントを外さずに進めるべきか、逆にすべきでないこと、どういった人を押さえておくべきかなどが具体的な過去事例をベースに書かれていて参考になる。
具体例も書かれつつ、要点が明確に書かれているため実践する時に思い出しやすいのも良い。例えば、課題調査のポイントとして①それはどの程度発生し、②なぜ起こり、③なぜ正せないのか?が挙げられており、実際に現場ヒアリングなどで活かすことができた。この結果、改革の方向性として提示されていたECRSの原則(Eliminate, Combine, Rearrange, Simplify)も非常に有益だと感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【認知の三要素】
①言葉②状況③意図
言葉→〇〇さんはなんて言ったっけ
状況→〇〇さんが話していること具体的にイメージできる?
意図→〇〇さんが気にしていることはなんだろう?何が言いたいんだろう?
《情報収集の場合》
•何が分かっていないか
•何が分かれば、情報収集が完了したと言えるか
•集めた情報は、どう使うのか
・言葉は?課長は何て言ってたっけ?
・状況は?具体的に(再現VTRのように)イメージできる?
・意図は?課長が気にしていることはなんだろう?何が言いたいんだだろう?
→認知できれば要約もできる
→情報を構造化すると不足に気づく(認知が楽になる)
【思考の4ステップ】
①まずは考えるべきことを書き出す(中身は考えない)(TodoリストならぬThinkリスト)
②考える順番をつける
③問いに対する答えを出す
→答えなんて誰にも分からない。20点でも良いから答えを書く=大事なのは見える化
→脱線しないようにする(新たな問いが生まれたら①に付け加える)
④具体的には?なぜ?で思考を深める
具体的には?=解像度を高める
なぜ?=考えた背景をはっきりさせる
書かないで思考している時は悩んでいるだけ。文字こそ思考、形になったものこそ思考。
上司も答えを分かっているわけではない(採点をお願いするわけではなく、一緒に考える。)チームで仕事をしている意識を持つ。
【洞察】
横の思考を広げる。得られた教訓や学びが次につながる。
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Posted by ブクログ
キャッチーなタイトルですが、日本の大企業で変革プロジェクトを進めるうえでのtipsが盛り沢山でした。
【メモ】
・抵抗は悪ではない→向き合うもの
・抵抗が起きるメカニズム
①現状維持バイアス
②保有効果
③損失回避性
・プロジェクトの時間軸と抵抗との向き合い方
①立ち上げ期:メンバーの心に火を付け、会社として推進する態勢を作る
②計画策定期:チームを取り巻くキーパーソンの納得度を高め、味方に付ける
③施策実行期:関係する社員全員に、行動を起こしてもらう
・抵抗の強さレベル
①モヤモヤ/違和感
②まっとうな指摘
③何が何でも反対
④潰しにかかる
・表に出た抵抗への対応
①指摘や不満を明らかにすること
②方向性の不一致を解消すること
③進め方の不一致を解消すること
④客観的な判断力を取り戻してもらうこと
・問題解決の6層構造
①現状
②課題
③原因
④施策
⑤効果/投資/リスク
⑥目指す姿
・判断力を取り戻してもらうコツ
①自分のことではなく、他人事として考えてもらう
②「現状の悪さ」でなく「将来どうすべきか」に話を向ける
③実行しないリスクを示す
④反対意見を撤回しやすくする
⑤代役を立てる
⑥各個撃破する
・抵抗と向き合う基礎体力
①納得度が高いプロジェクトゴールを定める
②プロジェクトチームの熱量を上げる
③経営陣を味方につける -
Posted by ブクログ
会社で打ち合わせした時に、関係者や上司から、もう少し考えてみて欲しい、ここを深掘りしてみて欲しいとコメントをもらうことがある。でも考えるってどうすればいいのか、考えを深掘りするって改めて考えると何をすればいいのか分からない。この本ではこの考えるとは何をすることなのか言語化してストーリーの中で説明してくれる。職場でありがちなシチュエーションを追体験しながら考えるとは何をするのか葵と一緒に考えていく。3部作を全て読んだけど、会社での仕事のほとんどは思考と会議と資料作り(コミュニケーション)だったりするので、この3部作は多くの悩める社会人にとって学びになる本だと思う。ただ分かるとできるは大きな壁があるので、本に書いていることを実践していくと大きな力になると思った。
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Posted by ブクログ
資料作りというタイトルの本ではあるが、中身は資料作成の本質である効果的なコミュニケーションを物語形式で教えてくれる本だ。資料にこんなグラフを入れると分かりやすいとか、色使いはこうした方がいいといった見せ方の話は無く、誰に何を伝えて、どういう状態に変化させたいのかを考え、実現するための資料作成の基本であり本質を教えてくれる。
社内でプレゼン資料を作成することになったが、どういう資料を作るといいか分からない、あるいは部下の作成した資料がいまいち伝わらない内容だけど、どうアドバイスして良いか分からないという人は読んでみると良いと思う。漠然と感じていたモヤモヤが言語化されているのでスッキリ理解できると思う。