榊巻亮のレビュー一覧
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前著を補完し、ファシリテーションスキルを「会議ファシリテーションスキル8つの基本動作」に分解して解説したのが本書になる。「なぜやるべきか」を丁寧に説明しており、理解できれば手段を自由に選択できるようになる。前作を読んでいても、情報が整理されいるので、より深く理解できると思う。
プロジェクトは、打ち合わせの質がプロジェクトの質に直結する。ファシリテーションはやるか、やらないかだけの違いしかない。知ること、やること、徹底すること、ができれば誰でもファシリテーションが使えるようになる。
ファシリテーションを実践する上で大事なのは、いきなり会議を進行しようとしないこと。それをする前に押さえ -
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「世界で一番やさしい会議の教科書」の詳説版といったとことでしょうか。前著はストーリー形式で主人公の成長を描きつつファシリテーションに必要な事項を盛り込む構成でしたが、本作ではストーリー形式を排して、より体系的な理解が進む内容になっています。
とはいえ、実際にやろうとするとそれ相応の訓練が必要ですね(当たり前ですが)。難しいと感じるのは、単なる言動だけではなく物事の捉え方、考え方を「会議」といういわばライブ会場で適切な方向に軌道修正していかなければならないことでしょうか、これは一筋縄ではいかぬ、と思います。道のりは遠い・・・。ファシリテーションの技術を本気で身につけようとするならテキストとしては -
Posted by ブクログ
このシリーズの一冊目。個人事業主なのであんまり会議に困ってないので評価は低めですが,ノウハウを具体的に開示する姿勢は一貫している。会議の教科書というか,ファシリテーションの教科書でしょうか。
会議→資料作成→考え方というプロセスは組織での人材育成ということを考えるとこうなるんだろうなぁという感じがする。
近年の小説仕立てのビジネス書は『もしドラ』を嚆矢とするのだろうが,とっつきやすさだけの失敗作が多い中,このシリーズは良くできていると感心します。理屈だけで書いたら,逆に実用性が落ちたのではなかろうかと思わせる。形式にきちんと意味があるのは素晴らしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ会議を有効な場にしたいという思いから読書。
メモ
・8つの基本動作とスキル
終了時に決まったことやるべきことを確認
開始時に会議の終了条件を確認
開始時に時間配分を確認
→確認する
会議中に議論を可視化する
→書く
会議前に準備する
→準備する
会議中に全員から主張を引き出す
会議中に対話を促し合意形成する
会議後に振り返りをする
→矢面に立つ
・終了条件は3つに分類可能
人の状態、物理的なもの、意思合意
・心構え
隠れファシリテーターが会議を救う
隠れファシリテーターを増やすのが成功の近道
簡単なことをやり切ることから始める
参加者と一緒 -
購入済み
ファシリテーションの実際
住友生命のプロジェクトチームをコンサルのケンブリッジがファシリテートし、プロジェクトのコンセプトから実装までを進めた記録。
半年ほどでケンブリッジは契約切れで離れることになるが、そのファシリテート手法を活用しプロジェクトを進めていく。
ファシリテーションの本は多くあるが、実際、馴染みのない職場で導入しようとするとそれなりの壁があると思う。
この本で、実際にどのように導入、活用されたかがわかる。
もちろん、コンサルの力とプロジェクトメンバーの力にもよるのだろうが、追体験する事でイメージはできると思う。