あらすじ
3万時間。企業に勤めるあなたが一生涯で会議に費やす時間です。
これほどの膨大な時間を費やしているにもかかわらず、効率的でまともな会議はなかなかないのが実情です。
本書の主人公、鈴川葵は入社2年目のごく普通の女の子。
自分の部署でおこなわれる「グダグダ会議」にふと疑問を抱きます。
「なぜ、会議はこんなにつまらないのだろう・・・」 そのことをきっかけに、彼女は会議で小さな改革を始めます。
最初は、「たった一言」を口にするだけの小さな改革。
しかし、そこから確実に会議は変わり始めます。 小さなチャレンジを実直に積み重ねていくことによって、彼女は部署全員を巻き込み会議改革を成功させ、そして大きな成果を生み出していきます。
何をすれば会議が変わるのか、実際にどう変わっていくのか?
物語を通して、分かりやすく会議改革のやり方を解説していきます。
少しずつ脱皮するように会議が変わっていくプロセスを、主人公とともに追体験してください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
非常に参考になった
会議ファシリテーターとしては、非常に入門的な内容でありながら本質的なことが詰まっている。ひとまずこれを真似てみるだけでも、かなりファシリテーションの質が上がると思う。
Posted by ブクログ
とても勉強になる。
著者がこだわった通り、リアルな物語の中にファシリテーションのノウハウが散りばめられているので、ノウハウの使い所がイメージしやすい。
あとはそのイメージを実践する勇気を持つだけだ。
実践しやすい、決定事項を確認することから始めよう。
Posted by ブクログ
あらためて会議というものが、いかに難しいか、奥が深いのかを痛感した。
まずは準備がとにかく大事。
できるだけ詳細に会議をイメージする。
どう進めていくかをイメージする。
会議においては、終了条件と時間配分を参加者全員に認識させる。
ファシリテーションの技術を習得するのは難しいと思うが、小さなことから意識して、実践して、改善していくことを大事にしたい。
Posted by ブクログ
世界で一番やさしいシリーズ第一作目。非常に実用的でどこでも使えるソフトスキル、ファシリテーションを学べる良書。会議参加者みんな読んだほうがいいです!
【ポイント】
・ファシリも積極的に意見していい。ただし、客観的にファシる自分と使い分けること
・ファシリじゃない人でもできる隠れファシリ。会議が終わったタイミングで、誰がいつまでに何をするか、を確認する
・脱線を防ぐには、会議の終了条件、目的を決めて皆で確認すること。「この議論は終了条件に近づくものか?」という問いで軌道修正する
・会議で一番無駄なのは資料を読み上げる時間。個々で黙読が〇
・書くファシリ、スクライブ: 議論の見える化と整流化が目的。意見、論点(問)、決定事項を書く。意見はファシリの解釈を交えないよう、要約せず、端折って書くのがポイント(みんなでライブドキュメントするとなお良し)
・隠れないファシリ: 終了条件とプロセスを設計して事前準備する。論点ごとに、発言のない人も含めみんなが意見を出し切る、言い切る、認識を合わせるようファシる。反対意見が出ても焦らず論点を書き、意見を募って決定事項を出す
・参加者は、いないと何で困るか?で決める。いないよりはいたほうがいいという考えはしない
・ファシリは完璧でなくていい。むしろ、間違え、否定されることで直しが入り、みんなの理解が深まる。議論を進められればファシリは成功!
Posted by ブクログ
会議に参加するとかましてや仕切るとか、そういった機会が無いので、このシリーズの中では最後に読んだ。参加者を嫌な気分にさせないような、参加の仕方からファシり方まで、勉強になることばかりだった。いつか役立つ時がくると思うので、心構えとして身につけていきたい。
Posted by ブクログ
仕事で議事録を書くことが多く、書き方が分からないため、指南書として読んだ。書き方だけではなく、いっぱい仕事に役立つことばかり。何度も読み返している
Posted by ブクログ
会議における考え方やポイントを上手くピックアップしている。怪しさを感じるタイトルだが、内容はタイトル通りすぎて、むしろタイトルで損しているのではないかと心配になってしまうくらいわかりやすい。
本書でも述べられている通り、大きな会議や特殊なケースでしか使えないようなノウハウではなく、日常的な困り感を解決するヒントを出してくれる。物語パート(昔家によく届いた進⚫︎ゼミの漫画を思い出した)は人によって好き嫌いがあるかもしれないが、個人的には「あぁ、こういう上司いるよなぁ」とか「こんな会議、前も自分にしちゃったなぁ」とか感じながら読むことができ、アドバイスの内容がより身近に感じられてよかったと思う。
1人で読むだけでも十分に価値がある内容だが、読みやすさも相まって周りの人にも勧めやすい。1人ででも少しずつ会議を変えていきたい!という人にも、周りの人も巻き込んで頑張りたい!という人にもオススメできる本。
Posted by ブクログ
良書と思います。会議に関する本は色々あれど、このようにポイントがハッキリしているものはないかと思う。ストーリー立てされているので、前から順に真似していくのが、習得の近道か。
Posted by ブクログ
一般的なノウハウ本とは違って、実践的なストーリーが展開されていく形式だった。それがとても読みやすく、2日で読んでしまった。最初は「確認する」という誰でもできそうなところから会議を変えていき、そこからどんどんレベルアップしていく主人公の姿が、読んでいてとても気持ちが良かった。
Posted by ブクログ
会社の先輩が著者?の研修を受けた後に社内でお薦めしていたので読んだ本。
実践しやすい内容が書かれており、読んだ後、「できる様な気になって終わり」にならない内容。
終了条件は状態で定義
会議Prepシート
会議の目的別プロセスチャート
Posted by ブクログ
会議の進め方を学ぶ機会はなかったのでとても勉強になった。ストーリー仕立てで読みやすい。こんな会議もあるんだなという驚きが大きかった。まずは隠れファシリテーターに取り組んでみたい。
Posted by ブクログ
他の方の評価が高いことに納得。
ザ・ファシリテーターみたいに物語形式でファシリテーションの進め方を説明している。分かりやすい。
ザ・ファシリテーターもいいと思っていたけど、さらに分かり易いと思う。
PREP法の説明は、この本で腑に落ちた。88の質問の説明では流し読みしてたけど大事だということがわかった。
ファシリテーションの勉強で一番最初に読むと良いかもしれない。
Posted by ブクログ
明日から実践してみたくなる、ファシリテーションのコツ。一見当たり前のことのように思われるけど、当たり前のことができていない人の何と多いことか。知ってるのと知らないのとで大きな差が生まれそう。
実践するのにちょうどいい量、難易度で、非常にGOOD。
Posted by ブクログ
ファシリテーションが会社で必須スキルのため購入。
これまで会議はなんとなくやっていたけど、
会議にはスキルがあって身につけることができるんだと気づきを与えてくれた良書
Posted by ブクログ
よくあるグダグダな会議を成果の出る意味のある会議に変革するためのファシリテーションの基本をわかりやすく説明。①どんな状態になったら会議が終わるかを最初に明確に定義する、②時間配分を決める、③事前準備、特に会議の流れをシミュレーションする ④会話の骨子をホワイトボードに書いて見える化する など、直ぐ実践できるポイントを押さえている。早速実践してみよう。
実践的入門書
先週行った会議の振り返りのために久しぶりに再読しました。
本当に分かりやすく、しかも実際に取り組みやすく書かれています。
本書は、過去に何度か読み、出来ることから取り入れた結果、上司や参加者から好評でした。
よく紛糾するという会議を昨年引き継ぎましたが、現在は、前向きで建設的な場に出来ていると思います。
今回、読み直したところ、まだまだ改善点、伸びしろがあることを確認できました。
仕事における会議という場を、成果、付加価値を産み出す場にするため、本書を実践していこうと思います。
Posted by ブクログ
•わかりやすくて、参考になった
•実践するには、この本を読んで共感する仲間がいないと難しそうな気がするので、少しずつ出来そうなところから取り組んでいくと良いかな
•「課題解決の五階層」は意識してみるだけでも良さそう
Posted by ブクログ
会社の同僚が紹介していたので読んでみた。表紙の絵が少し読む時に恥ずかしかったが、中身は会議を改善するための実践的な方法が物語形式で書いてあり分かりやすい。自分で会議を開催することが増えてきたけど、上手く会議を運営できていないと感じる人は読んでみると参考になると思う。あるいはチームの会議があまり生産的じゃないなぁと感じたら関係者で回し読みして実践すれば生産性は改善すると思う。一方で毎日6-8時間会議に参加している自分としてはprepシートを準備する時間をどう捻出するのか?というところから考えないといけない。。
Prepシートを作成できなくても、決まったことを確認する、会議の終了条件を確認する、時間配分を確認する、書く・スクライブするを実践するだけでも生産性は改善しそうだと感じた。
Posted by ブクログ
会議の教科書
あるべき会議を堅苦しく無く理解できて良い
ファシリテーションのテクニック
1.「決まったこと」、「やるべきこと」を確認する
→参加者全員の認識を合わせられる
→決まったこと、やるべきことが抜け漏れなく確認できる
→やるべきことの、担当者、期限が明確になる
2.会議の終了条件を確認する
* どういう状態になったら会議終了!といえるのか定例会の終了条件
「対応方法と担当者が決まった状態」
* 誰もがイメージできる状態を考える
→全員で一丸となって、終了状態を目指せる~
〜こんな始まり方の会議は終了条件が不明確~
「xxについて意見を出してほしいんですが、何かありますか?」「今日の会議はこんな流れで進めます。まず✕✕なんですが・」「XXについて説明します。背景として…」
3.義題ごとの時間配分を確認する
* 時間内に収まりそうなのか確認する
* 途中で残り時間を宣言する
* →時間内に収める意識を最大化できる
4.書く(スクライブする)
意見出し、ブレストなどで特に有効
会議中に書く3つのこと
* 意見:発言をそのまま書く
* 論点:質問や議題を「問」として明記する
* 決定事項:決まったことを「結」として明記する
(終了条件、時間配分、結論、やるべきこと)
→議論が“見える”ようになる
→見えるだけで劇的に議論が楽になる
5課題解決型会議の進行
・進め方の議論をするとそこで時間を要するので、誰かが考えてきたものをベースに意見を聞いて固める
・発散→収束のプロセス: 意見を出し切ってから議論に入らないと重要じゃ無い議論に時間を使ってしまう、多くの場合課題が出ると解決策の話に入ってしまいがち
・集まって議論すべきことを切り分ける: 振り返りを考えたり、意見集約は先にやっておける。結論を出す、選択肢から選ぶ、は全員でやった方がいい
課題解決の議論で議論が噛み合わないのは8割以下の階層が合っていない。下から合わせる必要がある。
5効果 どの施策が効果が大きいのか?
4施策 どんな解決策があるのか?
3原因 なぜそれが発生するのか?
2問題 具体的にどう困るのか?
1事象 何が起こっているのか?
黙ってる人の5分類
* 議論についていけない
* 何かモヤモヤした思いがあるが、まとまっていない
* 何か言いたいことがあるが遠慮している
* 他の人の意見と同じなのでわざわざ話さなくてもいい
* 議論に興味がない
ファシリテーターは発言を促し、言い切らせる工夫をする
6会議の準備
会議Prepシート
Purpose
①目的 終了条件(どうなったら会議終了と言えるのか?)
People
②参加者(終了条件を満たすために必要な参加者は誰か?)
・いない方がいい人はほぼいない、いないと困る人を呼ぶ
③参加者の状態(参加者は何を知っていて、何を知らないか?)
④参加者が抱く疑問・不満(何を疑問に思うか、何を不満に思うか)
・ここを書いていくと目的設定まで見直す必要性がでることもある。シミュレーションみたいにこれを使う
Process/ Property
⑤議題
(終了条件に向けて、何を議論するのか?)⑥議論の進め方
(具体的にどう議論を進めるか?)⑦必要なモノ
(何を用意しておくか?)⑧
時間
配分
Posted by ブクログ
良書。
・ゴールをきちんと設定する。
・時間配分を考える。
・記録しつつ進めて、話が逸れないようにする。
・その場で結論が出せるように、事前準備をする。
当たり前のようでいて、中々できないこと。
頭では分かっていても、いきなり全部をやるのは難しいので、少しずつ周りを巻き込んでいく進め方も良い。
Posted by ブクログ
会議の進行について悩んでたから参考にしたいと思って読んだ。
読みやすくてわかりやすくてこれからに生かしやすい!
大学生の会議でここまで完璧に会議を行うことはないと思うけど、技術面で使える部分はもちろん、心構えとしても意識したいことがちゃんとあった。
それこそ社会人になった時はもっと生かせると思う!
Posted by ブクログ
ストーリー仕立てで分かりやすく、振り返りやすい。突然会議進行を担うことになった社会人一年目。自社の会議はしない方がマシと言われており、上司に聞いても指導できないとの返答で、途方に暮れていたところに表れた救世主。正直そんな会議なら開催するなと、毒突いていたあの頃。しかしながら、実際に言えるはずもなく、愚痴りながらこの本で基礎を学ばせてもらった。
あの頃よりは幾分改善された会議の在り方。けれども、慢心せずに、初心に帰るべく定期的に読み返す一冊がこの本である。
Posted by ブクログ
会社に限らず、多くの人間はプライドやメンツがある。これを刺激しないよう上手に、会議を裏から進めてしまう方法がある。
まずは、確認。
会議の最後に決定したことを、確認するだけだ。
これだけで会議に集中し、決定したことをハッキリさせることができる。
会議の終了条件を最初に決める
これが決められれば、時間通りに終わらせられる。
「今回の会議は文化祭の催しをコレにしよう、ということが決まれば終わりになりますよね?」などと軽い感じで、話してみよう。
書く
ホワイトボードや大きな紙用紙に、会議の会話を書いていくことで、方向性を見失わない。
曖昧さ、何を議論しているか分からないがなくなる。
書くことについては、多くの著名人が太鼓判を押しているので、どんどん書いてけ。
ストーリー仕立てで、実践に落とし込みやすい良書。
内容もシンプルだ。
Posted by ブクログ
書かれていることはすぐに試すことができそうな、地に足のついた腑に落ちる内容が多いです。
なんとなくだらだらする会議や、決定事項を誰もやらない会議であってもやり方を変えればうまく動きそうだということが理解できた。
Posted by ブクログ
・会議の最後に「決まったこと」「やるべきこと(いつ・誰が)」を確認する。(「自分の理解があっているか確認させていただきたいのですが〜」)
・どうなったら会議終了か?を明確にする=会議によって何を達成したいのか(目指すべき状態を共有しておく)
・時間配分を決めておく→振り返って改善
・書くファシリテーション=スクライブ
(「今の意見はどう書けばよいですか?すみません、書ききれなくて、もう一回言ってもらえませんか?」)(書きづらいのはスクライブの技術不足が原因ではなく、単に議論がぐちゃぐちゃしている」)
・事前に終了状態と、プロセスを考える
→まず全部意見を吐き出してもらってから、優先度の高い課題を選ぶ
→発散ー収束のプロセスを踏む(バージェンスモデル)
→集まって議論すべきこと、そうではないものを切り分ける(事前にメール共有するなど)
・会議のPrep 4つのP
Purpose:会議の終了条件
Process:進め方・会議の長れ
People:参加者
Property:会議室や資料
(お膳立てになりすぎてもいけない)
・参加者”いないと何が困るか?”
・会議の流れ”議論に必要な情報は何か?それを基にどう議論するといいだろうか?”
で考える
Posted by ブクログ
会議の進め方に関する本。読みやすくわかりやすい良本。仕事上会議は多いが、本当に目的に沿った無駄のない会議ができていることは少ないと感じる。会議に使われる時間は仕事の中でもかなりのウエイトを占める。すぐに改善ができる点で実用面でも優れた本だと思った。
学びメモ
・愚痴る前に改善へ
・会議後に決まったことを確認する
・最初に会議のゴール、条件を確認する
・会議の時間配分を設定する
・会議の場でやるべきこととそうでないことを理解する。資料の目通しなど。
・スクライブする。意見、問きと論点、決定事項をまとめておく。議論の見える化と整流化。
・バージェンスモデル。意見を出し切ってから収束させる。
・ブレストは分類分け、状態遷移で分けると良さそう。
・問題解決のステップと論点がバラバラになっていないか、合わせて議論していくこと。
・黙っている人、口数の少ない人にも発言の場を作ってあげる。そうしないと後から文句が出ることもある。
・会議のステップは、準備、導入、進行、まとめ。
・ファシリテーターは質問で勝負できると良い。思考を切り替える、新しい視点を与える、的確な質問を放り込みハッとさせるなど。
・プレップ。事前準備。会議の進め方を考えること。参加者の選定、参加者の認識状態、参加者が抱く疑問や不満も考えておくことが大事。
匿名
自社の会議で試しやすいテクニックがたくさんあった。
しかも、若手社員にもやりやすいことが意識されていて、助かる。
実践したときに起きそうな注意点を物語形式で学べるので、本が苦手な一つにも進めやすい。
このシリーズの次の本も読んでみようかと思います。
Posted by ブクログ
とてもわかりやすい会議の進め方の本 単にテクニックを教えるだけでなくストーリー仕立てになっているので具体的にどのように改善していったらいいのかイメージが湧きやすい
Posted by ブクログ
このシリーズの一冊目。個人事業主なのであんまり会議に困ってないので評価は低めですが,ノウハウを具体的に開示する姿勢は一貫している。会議の教科書というか,ファシリテーションの教科書でしょうか。
会議→資料作成→考え方というプロセスは組織での人材育成ということを考えるとこうなるんだろうなぁという感じがする。
近年の小説仕立てのビジネス書は『もしドラ』を嚆矢とするのだろうが,とっつきやすさだけの失敗作が多い中,このシリーズは良くできていると感心します。理屈だけで書いたら,逆に実用性が落ちたのではなかろうかと思わせる。形式にきちんと意味があるのは素晴らしい。