【感想・ネタバレ】世界で一番やさしい会議の教科書(日経BP Next ICT選書)のレビュー

あらすじ

3万時間。企業に勤めるあなたが一生涯で会議に費やす時間です。
これほどの膨大な時間を費やしているにもかかわらず、効率的でまともな会議はなかなかないのが実情です。

本書の主人公、鈴川葵は入社2年目のごく普通の女の子。
自分の部署でおこなわれる「グダグダ会議」にふと疑問を抱きます。
「なぜ、会議はこんなにつまらないのだろう・・・」 そのことをきっかけに、彼女は会議で小さな改革を始めます。

最初は、「たった一言」を口にするだけの小さな改革。
しかし、そこから確実に会議は変わり始めます。 小さなチャレンジを実直に積み重ねていくことによって、彼女は部署全員を巻き込み会議改革を成功させ、そして大きな成果を生み出していきます。

何をすれば会議が変わるのか、実際にどう変わっていくのか?
物語を通して、分かりやすく会議改革のやり方を解説していきます。

少しずつ脱皮するように会議が変わっていくプロセスを、主人公とともに追体験してください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

世界で一番やさしいシリーズ第一作目。非常に実用的でどこでも使えるソフトスキル、ファシリテーションを学べる良書。会議参加者みんな読んだほうがいいです!
【ポイント】
・ファシリも積極的に意見していい。ただし、客観的にファシる自分と使い分けること
・ファシリじゃない人でもできる隠れファシリ。会議が終わったタイミングで、誰がいつまでに何をするか、を確認する
・脱線を防ぐには、会議の終了条件、目的を決めて皆で確認すること。「この議論は終了条件に近づくものか?」という問いで軌道修正する
・会議で一番無駄なのは資料を読み上げる時間。個々で黙読が〇
・書くファシリ、スクライブ: 議論の見える化と整流化が目的。意見、論点(問)、決定事項を書く。意見はファシリの解釈を交えないよう、要約せず、端折って書くのがポイント(みんなでライブドキュメントするとなお良し)
・隠れないファシリ: 終了条件とプロセスを設計して事前準備する。論点ごとに、発言のない人も含めみんなが意見を出し切る、言い切る、認識を合わせるようファシる。反対意見が出ても焦らず論点を書き、意見を募って決定事項を出す
・参加者は、いないと何で困るか?で決める。いないよりはいたほうがいいという考えはしない
・ファシリは完璧でなくていい。むしろ、間違え、否定されることで直しが入り、みんなの理解が深まる。議論を進められればファシリは成功!

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2025年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

準備が最も大切。
課題解決の五階層(事象→問題→原因→施策→効果)で、この順で認識がズレてると意見が合わない。

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2024年01月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・会議の最後に「決まったこと」「やるべきこと(いつ・誰が)」を確認する。(「自分の理解があっているか確認させていただきたいのですが〜」)

・どうなったら会議終了か?を明確にする=会議によって何を達成したいのか(目指すべき状態を共有しておく)

・時間配分を決めておく→振り返って改善

・書くファシリテーション=スクライブ
(「今の意見はどう書けばよいですか?すみません、書ききれなくて、もう一回言ってもらえませんか?」)(書きづらいのはスクライブの技術不足が原因ではなく、単に議論がぐちゃぐちゃしている」)

・事前に終了状態と、プロセスを考える
→まず全部意見を吐き出してもらってから、優先度の高い課題を選ぶ
→発散ー収束のプロセスを踏む(バージェンスモデル)
→集まって議論すべきこと、そうではないものを切り分ける(事前にメール共有するなど)

・会議のPrep 4つのP
Purpose:会議の終了条件
Process:進め方・会議の長れ
People:参加者
Property:会議室や資料
(お膳立てになりすぎてもいけない)

・参加者”いないと何が困るか?”
・会議の流れ”議論に必要な情報は何か?それを基にどう議論するといいだろうか?”
で考える

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2023年12月25日

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