あらすじ
【会議ファシリテーション8つの基本動作】
2万部を超えたビジネス小説仕立ての前著『世界で一番やさしい会議の教科書』の著者が、ビジネスの現場で生まれたノウハウを体系化した。
グダグダ会議を撲滅するための「会議の8つの基本動作」は必読だ。難しいものは1つもない。やるか、やらないか。
それだけの違いで、あなたの会社の会議は劇的に変わる。
【よくある18の困り事と対策】
さらに普段の会議でありがちな「よくある困り事」を18ケース取り上げて、解決策を示している。
誰も発言しない、議論が盛り上がらない、一部の人しか会議に参加しない、など、誰もが経験したことがある困り事ばかり。8つの基本動作に加えて、個別の困り事に合わせた対策は目からウロコが落ちるものばかり。
【ファシリテーション浸透の6パターン】
また、会議ファシリテーションの始め方・定着のさせ方にもページを割いているのが特徴的。会議ファシリテーションの一歩を踏み出し、かつ、それを当たり前のものとして組織に定着させていくために何が必要なのか。
最後の章で紹介されている「定着の4段サイクルと、浸透の6パターン」は読者の行動を強力に後押してくれるだろう。
前著「世界で一番やさしい会議の教科書」が物語として文脈に力点を置いていたのに対して、本書は体系的な解説書となっている。どちらか片方だけでも十分に理解できるように構成されているが、両方読むとより一層「会議ファシリテーション」に対する理解が深まるだろう。
働き方改革で最初に挙がる課題の筆頭ともいえる「会議改革」に悩むビジネスパーソンへの答えが、この本には全て詰まっている。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
会議を上手く回したいと思い読む
会議ファシリテーションの8つの基本動作が前半で解説されているが、これが全て。特に会議の終了条件を設定するのが最も重要であると感じた。これさえ明確に提示できていれば、参加者が進む方向やゴールを間違えることはないし、ファシリテーターも心の余裕を持つことができる。
この基本を毎会議で実践するだけで、それをしていない人と大きな差が出る。この本をバイブルに頑張ろ
Posted by ブクログ
ビジネス小説形式であった本編から、スキルを実践用にまとめた書籍。
ファシリスキルを網羅的・体系的に整理しており、なぜやるべきか?を重点的に解説している。
実際の現場で誰でも使えるテクニックが記載されている点がとても良い。
本書を実践することでグダグダ会議が撲滅できるはず!
【ポイント】
・ファシリはゴールを達成するために人々の能力を最大限に引き出す技術。ゴールがある活動ならどこでも使えるソフトスキルである
・終了条件は「議論・共有すること」ではない。その先にある「ありたい・あるべき状態になること」を意識する
・議論の際は、「なぜそう思うか」を互いに明らかにすることで生産的になる
・カジュアルな振り返りをすると改善点が見えてくるのでオススメ(もやもやが残ってる、もう少し早く終われた気がする、などの一言でOK)
・会議にありがちな18の困りごと、およびその対策集が役立つ
Posted by ブクログ
会議として当然やるべきことが書かれています。
でも自分が実際に参加する会議は実戦できてないものばかり。
なぜ出来ないのか、どうすれば出来るようになるか。
最良のハウツー本かと思います。
参加する会議も、自分が開催する会議も、少しでも改善したいので、
この本でよいと思う部分は付箋にはったり、メモして、実践に移していきたいと思います。
Posted by ブクログ
・会議のゴールを立てる
・ファシリテーターは、会議を容易に促進させる
・会議の参加者ときは、とにかく上司などに対して下手に出る
・終了条件は、判定しやすい形にする
・意見を出して、良かったと思ってもらう
・まず、事象の認識一致をする。
・無理に意思決定しない
Posted by ブクログ
~することが目的の会議は❌
その結果どういう状態を作りたいかを自問
終了条件が決まるまで議論に入らない
決まったこととやるべきことを漏らさずにかく
深堀の3つのとい
具体的には?なぜそう思う?ほかには?
質問を必ず司会が答えないのもあり
えーさんから○○と来ましたが、ビーサンはどう思いますか?
会議の振り返りをカジュアルに行う。
1人20秒ずつ。よかった点、改善点、あええ悪い点を1つあげるとすると
Posted by ブクログ
世界で一番やさしい会議の教科書の実践版。前作はストーリーでファシリテーションによる会議の改革の必要性を訴える内容だったが、今回はファシリテーション技術を体系的にまとめた実践的なもの。
前作以上に分かりやすく、早速会社の会議で使えるところから使わせてもらっている。先ずは小さなグループでの試行で状況をフィードバックして改善効果を確認し、部内に広めていきたい。
Posted by ブクログ
『世界で一番やさしい会議の教科書』の第二弾、実践編です。
会議ファシリテーションに特化した本書は、「会議の8つの基本動作」を解説します。
(1)決まったこととやるべきことを確認する
(2)終了条件を確認する
(3)時間配分を確認する
(4)議論を可視化する
(5)準備する
(6)主張を引き出す
(7)対話を促す
(8)振り返る
これができれば、グダグダ会議も生まれ変わり、生産性の高い会議になるでしょう。
「よくある18の困り事と対策」も、実例が豊富で、すぐにできそうなことばかりです。
すぐに使えて、役に立つ本です。
Posted by ブクログ
前著がストーリー仕立てだったのに対して、本著は実践編としてファシリテーションの基本動作を紹介している。合意形成には氷山の下(経験や価値観)をぶつけ合うという言葉が印象に残った。まずは隠れファシリテーターになれるよう終了条件の確認、終了時の決まったことやるべきこと確認はしていきたい。
Posted by ブクログ
確かに世界で一番やさしい会議の教科書の実践編だった。
PREPシートであってPREP法じゃなかった。
やるかやらないか。
小説仕立てじゃないとなんか納得感が小さい。
フレームワークとか使ってどう決めていくかの方法でなくて、会議をどう運営していくかに特化してて、テクニカルな説明が多かった。
Posted by ブクログ
前著を補完し、ファシリテーションスキルを「会議ファシリテーションスキル8つの基本動作」に分解して解説したのが本書になる。「なぜやるべきか」を丁寧に説明しており、理解できれば手段を自由に選択できるようになる。前作を読んでいても、情報が整理されいるので、より深く理解できると思う。
プロジェクトは、打ち合わせの質がプロジェクトの質に直結する。ファシリテーションはやるか、やらないかだけの違いしかない。知ること、やること、徹底すること、ができれば誰でもファシリテーションが使えるようになる。
ファシリテーションを実践する上で大事なのは、いきなり会議を進行しようとしないこと。それをする前に押さえておくポイントがある。それは「隠れファシリテータ」になるということ。
「決まったこと、やるべきこと」を毎回確認する。これをするだけで、意味のある会議になる。さらに「終了条件」を確認できれば質の高い会議になる。すばやく結論を出すため、「時間配分」を示せるといい。
会議で、参加者に「隠れファシリテータ」スキルがあると、会議がスムーズに進む。逆に、1人しかいないとかなりツライ。本書を理解してくれそうな人に読んでもらうなどし、「隠れファシリテータ」を増えていくと効率がよくなる。
自分がためになったのは、「図解と構造化の3つのツール」。ホワイトボードなどで簡単にできる上、議論をするのに役立つ。どれも並べたり、線を引いたりするだけだったので、さっそく実践してみたいと思った。
Posted by ブクログ
新年度の会議まつりの準備のために読む。前著もたいへんよい本だったけれど、前著が物語形式で書かれていたため、好き嫌いが分かれるようなものだったのに比べ、本書は要点がまとめられ、かつ、具体的な記述が多いのでよりよい。最後のほうの会議あるあるへの対処法は、複数書かれているため、取り入れやすいものを選べる。
Posted by ブクログ
「世界で一番やさしい会議の教科書」の詳説版といったとことでしょうか。前著はストーリー形式で主人公の成長を描きつつファシリテーションに必要な事項を盛り込む構成でしたが、本作ではストーリー形式を排して、より体系的な理解が進む内容になっています。
とはいえ、実際にやろうとするとそれ相応の訓練が必要ですね(当たり前ですが)。難しいと感じるのは、単なる言動だけではなく物事の捉え方、考え方を「会議」といういわばライブ会場で適切な方向に軌道修正していかなければならないことでしょうか、これは一筋縄ではいかぬ、と思います。道のりは遠い・・・。ファシリテーションの技術を本気で身につけようとするならテキストとしてはよい一冊だと思います。
Posted by ブクログ
会議を有効な場にしたいという思いから読書。
メモ
・8つの基本動作とスキル
終了時に決まったことやるべきことを確認
開始時に会議の終了条件を確認
開始時に時間配分を確認
→確認する
会議中に議論を可視化する
→書く
会議前に準備する
→準備する
会議中に全員から主張を引き出す
会議中に対話を促し合意形成する
会議後に振り返りをする
→矢面に立つ
・終了条件は3つに分類可能
人の状態、物理的なもの、意思合意
・心構え
隠れファシリテーターが会議を救う
隠れファシリテーターを増やすのが成功の近道
簡単なことをやり切ることから始める
参加者と一緒に困るでちょうどいい
自らの主張を触媒にする
自分の主張に落とし込もうとしたらアウト
体系的な理解を人材育成に生かす
Posted by ブクログ
【不必要】
2,3人での打ち合わせは重要だと思いますが、10人以上の会議は不要です。
全員が自分の考えを述べるわけではなく、参加する意味がない人もいます。10人以上の会議は議論する場ではなく、報告を行い共通認識を持つ場と考える方がいいです。
30人以上になると完全にセレモニーです。
会議はなくてもいいと私は思ってますが、現状ではシステムとして曖昧な部分が多く、会議をせざるを得ない状況があると思います。
どうせ会議をするなら、会議の質をよくすることはいいことです。
本来であれば、革新的な2.3人で打ち合わせをする方が圧倒的に建設的な会議になります。
ただ、問題は上司の了解を得てないことです。話せばわかる上司ならいいのですが、否定的な上司の場合、ことが進みません。そういう上司の場合、ある程度固まってきたところで、わざと会議に参加してもらい半ば強引に納得してもらうということもありだと思います。
小さな会議は有益ですが、大きな会議は議論する場としては不要です。