美樹本晴彦のレビュー一覧

  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)

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    ネタバレ

    テロリズムを考えるための作品。今年映画が公開される、富野監督による『閃光のハサウェイ』の原作小説。大昔、確か中学か高校の頃に読んだはずだったのに、当時はガンダムが出てこないことにしびれを切らして楽しく読めなかったことしか憶えてない。今回再読して唯一、ああ、昔読んだなと思い出せたのは79頁でハサウェイがジンジャエールを頼む行だった。確かここを読んでから、それまで飲んだことがなかったジンジャエールを積極的に飲むようにしたことを今も憶えている。

    閑話休題。『閃光のハサウェイ』は、富野監督のガンダムにしては珍しく、最初からテロ組織が主役の作品である。1stガンダム、Zガンダム、ZZ、逆襲のシャアは全て、地球連邦軍(正規軍)の独立行動部隊、ホワイトベースだったりエゥーゴだったりロンド・ベルだったり、色々あるけれども、とにかく官軍のはぐれ部隊だった。『閃光のハサウェイ』でハサウェイが指導者を務めるマフティー・ナビーユ・エリンは腐敗した地球連邦政府の高官の粛清(暗殺)を任務とする秘密組織、革命運動でもテロ組織でも呼び方は何でもいいけど、とにかくテロリスト集団である。尤も、マフティー結成の背後にいたクワック・サルヴァーなる人物は元地球連邦軍の将官で、連邦政府に反旗を翻してマフティーを結成したという背景が語られているので(234-235頁)、実態としてマフティーはZとZZのエゥーゴに限りなく近いのかもしれない。因みにマフティーの語源が本書28頁でスーダン語だと説明されている通り、19世紀にイギリスのゴードン将軍によるスーダン侵略を打ち破ったマフディー(救世主)・ムハンマド・アフマドに由来している。ZZでやたらアルジェリアの話や、グレミーの科白からカミュの言葉が出てきた辺り、80年代後半の富野監督はアフリカに特別の関心があったらしい。

    さて、本書の上巻では、このテロ組織マフティーが地球の人々から広汎な支持を集めていることが何度も何度も描写されている。本書第10章(118-135頁)の「ハンター」では、地球に滞在するための正規の居住許可証を持たない宇宙出身者を強制送還させる地球連邦の軍警察組織「ハンター」が、地球(本書で舞台になっているのはフィリピン南部のダバオ)の人々の怨嗟を集め、地球連邦政府へのマフティーのテロリズムを人々が支持している様子が描かれている(125-126頁)。また、地球連邦軍がマフティーを制圧する際に、連邦軍の武力行使の方がマフティーよりも多くの民間人を殺傷している描写もある(連邦軍による市街地への被害を考慮しないミサイル使用。155-156頁)。特に前者のビザ無しの不法滞在民を2000年代以降の先進資本主義国がどのように扱っているかを思えば、本書が30年前に書かれていたことの先見性には舌を巻く。

    にもかかわらず、富野監督が偉いと思うポイントは、富野監督が決してマフティーことハサウェイを、大義のためならどれだけ犠牲者を出しても問題ではない、と考える人物には設定していなかったことであろう。


    “「マフティーの言う正義の爆撃で、いったい何人の民間人が、死んだと思う? 三百人をこえたんだぞ…?」
    「そうか……」
    ハサウェイは、憂鬱になって、自分の部屋にもどろうとした。
    「そっちじゃない。民間人は、そっちは出入り禁止だ。」
    「あ……? ごめん……」
    「どうした?」
    「いや、マフティーがはっきりとした戦いの目標をかかげても、そんなに人を殺していれば、いつかはマフティーが生贄になるなって、そう思って……」
     それは、ハサウェイの実感である。
     ケネスは、ハサウェイとの会話のなかから、なにか危険なことを感じたにしても、ここまで会話をしてしまえば、ハサウェイは、彼との関係は、どうでもいいことのように思えた。
     しかし、その上でも、この結論にたどりつくのは、切ないものであった。
    「そうだよ。おれが、奴の首を刎ねてくれる」
    「……頼むよ。大佐…全面的には賛成はできないが……」
    「それはそうだ。おれだって、同じさ。自分の立場に、全面的に賛成しているわけじゃない……」”
    (本書205-206頁より引用)


    自ら選んで腐敗した地球連邦政府打倒のための革命家・テロリスト・ゲリラ戦士となったハサウェイは、しかし、自らが行うテロリズムの犠牲者に心を痛めてしまう完成の持ち主だった。というよりも、現実のテロリスト達の少なからぬ人々がそうであった通り、そういう感性の持ち主でもなければ思想で武装闘争を始めようとは思わないだろう。「マフティーがはっきりとした戦いの目標をかかげても、そんなに人を殺していれば、いつかはマフティーが生贄になるなって、そう思って……」。1954年に滞在していたグアテマラの民主的に選出されたアルベンス大統領がCIAによるクーデターで倒されたのを目の当たりにしたことを契機に、医者からゲリラ戦士へと転じたチェ・ゲバラは、革命は愛の実践であると語りながらもキューバ革命勝利後に旧バティスタ政府軍の要人を大量処刑した。だからこそゲバラが『ゲリラ戦争』で示した自らの極左戦術の無効性を証明する形で、ボリビアで処刑されたことには、一応はテロリストとしての筋は通っているのである。本書のマフティーことハサウェイもゲバラと同様だったのであろう。自らの行うテロリズムに胸を痛めながら、大義のために手を汚す。長生きできるタイプではない。本書130頁でマフティー=ハサウェイが憧れる人物としてシャアを回想しているが、遥か昔に小説を読み、映画を観た『逆襲のシャア』で描かれたシャアは、独善としか言いようのない発想で地球に隕石(アクシズ)を落とそうとするオウム真理教のような人物にしか見えなかった。本作でシャアと同様の問題意識(地球連邦政府の腐敗と、地球環境の破壊)を抱きつつも、テロリストであるハサウェイを大義に狂った人物にしなかったのは、大きな救いになっていると、私は思う。

    最後になるが、本書でもう一点印象に残ったのは、ハサウェイがΞガンダムを受領するための合流地点に向かう際の少年との会話であった。

    “「しかし、マフティーは、地球にいる人間はみんな宇宙に住まなければならないっていっているのは、認めるのかい?」
    「そこがちょっと賛成できないんだけどね。地球が汚染されているっていう話は、おれにはわからないけど、みんなが宇宙に住んで、地球を自然のままにした方がいいっていう話は、わかるよ。観光だけはやってさ……」
    「そうすれば、君は失業しないものな?」
    「そうさ……地球連邦政府って、偉い連中は好きに地球におりられて、普通の人は、おりられないってのは、こういう仕事をしているとわかるんだ。連中は、金の使い方や口のきき方でわかるからね。偉い連中は、おれたちをバカにしているもの」
    「じゃ、ぼくもそうだな……」
    「そうだね……特権階級でなければ、地球におりて来られないものな」
    「嫌いかい?」
    「……それはいいっこなしにしよう。人は、知らないことは知らないまま、バカはバカのままの方が楽だって……」
    「すごいな……君は……」
    「宇宙の人間は、地球に住めるだけで、幸せだっていっているらしいけど、そりゃウソだぜ? 偉いさんたちの面倒をみる仕事をさせられて、奴隷みたいなのいるんだから。だから、なにも考えないようにしているんだ」
    「フーン……」”
    (本書224-225頁より引用)

    不法移民に対する先進資本主義国の取り扱いの話を上述したが、不法移民が万難を乗り越えて中央アメリカから北アメリカへ、アフリカや中東からヨーロッパに入ったところで、そこは決して楽園ではない。「宇宙の人間は、地球に住めるだけで、幸せだっていっているらしいけど、そりゃウソだぜ? 偉いさんたちの面倒をみる仕事をさせられて、奴隷みたいなのいるんだから。だから、なにも考えないようにしているんだ」。もし移民の2世、3世が、今後公開される映画のこのセリフを聞いた時(できればここは映画化に際してカットしないで欲しいと私は思っている)、どんなことを感じるのだろうか。

    以上、上巻の書評となった。中巻と下巻が楽しみでならない。

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    2020年06月21日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)

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    あらま、そういう終わり・・・
    ちょっと最後はびっくりの展開でしたけど、
    これがいわゆる皆さんがちょっと顔を曇らす原因かと納得
    ただし、歴代の主人公の中で一番共感できたかも
    やはり小説っておもしろい
    さて、映像化不可能と言われた真意を夏に確認しましょうか

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    2020年03月29日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(中)

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    あらま、びっくりするぐらい面白いじゃん
    歴史は繰り返すってわけではなくて、富野さんの作風というか
    ガンダムの作風なんだけど、男女の人間ドラマがとても心地よい
    なんか、深いんだけど、普通じゃない、爽やかで、悲しげな関係
    ほんと、ハサウェイは同じことを繰り返す
    というか同じことを好むのが人間そのものの本質なのかな?
    しかし、シャァがクエスとしたことをまんまやってたのには笑ったよ
    でも、逆にそれが今読むととても心地よい、名作だなぁ〜

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    2020年03月28日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)

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    時が経ち、ある程度の知を得た上で読むガンダムはとてもおもしろい
    初代から続く、絶妙な人間関係や登場人物、これがガンダムの味なんですね
    っと、今に気がつかされるいい内容ではないですか。
    さぁ、続きが気になります、そして映像化も気になってきたですよ!!
    あぁ〜、映画楽しみだぁ〜(・∀・)
    っしかし、ハサウェイ、大人になったなぁ〜

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    2020年03月26日
  • 機動戦士Vガンダム3 マリア・リーディング

    購入済み

    面白い

    クロスボーンガンダムを追う為にVガンの知識がほしくて購入。心理描写が巧みでとても面白く読める。ただし、挿絵が少なすぎる…。モビルスーツの外観知るのもググる必要あるのはなぁ

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    2020年03月19日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)

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    久しぶりに読んだけど、やっぱ最後が壮絶ですよね。
    てか、この下巻の為に上巻と中巻があると言っても過言じゃない。
    さて、後は映画を待つばかりです。
    (๑¯◡¯๑)

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    2019年09月05日
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン

    購入済み

    アナザーストーリータイプ0

    あくまで、この物語は映画版の第一シナリオと捉えて欲しいです。
    決してこうありたかったという監督自身の心の声ではなく、
    この時代ではこれが受け入れられなかったんだなぁと感じて欲しいです。
    でも、この話もありだと思います。
    zからの続いた話という感があり、映画版よりも親しみが感じられます。
    読んでよかった。
    映画版を見たからこそ、表現したかったことがわかります。
    おススメです。

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    2019年02月17日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)

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    「歴代のガンダムは連邦軍にいても、いつも反骨の精神を持ったものが乗っていたな。そしてガンダムの最後は、いつもこうだ。首がなくなったり、機体が焼かれたり、バラバラになったり、、、。しかし、反骨精神は、ガンダムがなくなったあとでも、健在だったものだ。」

    0
    2018年10月08日
  • 機動戦士ガンダムZZ 第二部 ニュータイプ

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    アニメを見ていれば、描いてあることが想起できるので懐かしい感じもしつつ面白い。原作ファンなら面白く読めると思う。。いきなりこれを読むとなるとどうなのだろう? まったく知らないという前提に立つのは難しいのでわからないけれど、これの原作はアニメーション。という感じ。

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    2017年12月18日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)

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    ZZとUCの間、ブライトの息子ハサウェイが主人公の物語。富野作品には独特の癖があるがこれは読みやすい部類に入ると思う。三巻だけどすんなり読むことができた。

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    2017年12月18日
  • 機動戦士ガンダムZZ 第二部 ニュータイプ

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    ネタバレ

    2部も面白くすぐに読めました。
    次の場面が印象的でした。
    プルとプルツーとの戦い。
    ルー・ルカがハッチを空けて、クインマンサのコックピットを狙うシーン。
    ZZとキュベレイとの戦うシーン。
    シャトルで宇宙に戻る時にサイコガンダムⅡと戦うシーン
    アムロ達が世代の違うジュドー達と一緒に戦うシーン

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    2016年10月05日
  • 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)

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    ゲームをきっかけに読んでみたかった1冊
    上巻だから基本的には世界観の説明と状況の説明多かった印象。ギギとの出会い、ガンダムの受領、ペーネロペーとの一回戦がハイライト。ゲームで使用されているセリフがバンバン出てきて「このセリフはこういう意味だったのか」と一人で照らし合わせながら読むことができた。

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    2015年04月05日
  • 機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル(6)

    ネタバレ 購入済み

    なかなか

    ガンダムが好きで(特にマークⅡ)読みました。ms戦以外の何かを求める人にはオススメの本です。

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    2015年02月09日
  • 新ロードス島戦記 序章 炎を継ぐ者 新装版

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    新装版でないやつを、多分、1回読んでいるはずですが、あんまりおぼえてないです。
    というか、「新ロードス」を読む前に読んだので、キャラクターに今ひとつ愛情が薄かったのかも。

    だから、今回、読んだ方が、楽しめたと思います。

    バグナードとかは、個人的に好きです。
    この話とかも、「ようこそロードス島へ!」のネタになりそうな行動です。

    そうそう、「ようこそ」は、好きなので、復活しないかなぁ。

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    2014年10月24日
  • 機動戦士ガンダム III

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    TOKYOMXテレビで再放送しているのを見て小説版を読んでみようと1巻から手に取ってみたがテレビ放送の内容と大幅にストーリーが異なり、登場人物の生死も大幅に異なる。しかし読み物としては別物として興味深く読み進められる。
    作品を通じて真の悪とは戦争を主導しているジオンのギレンと連邦の上層部という趣向になっていて、ギレン=ヒットラー、連邦上層部=旧日本軍という図式で反戦を訴えている作品のように思えた。

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    2014年06月16日
  • 超時空要塞マクロス【TV版】(中)

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    中巻、ですね。

    少年向けの本だろうに、けっこうキワドいシーンの描写があったりなんかして。

    フォッカーめ、コノヤロ!

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    2014年01月16日
  • 超時空要塞マクロス【TV版】(上)

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    「マクロス」のTV版の小説版。
    懐かしくって、ついつい古書をお取り寄せ。

    いや~、時代を感じるなぁ。

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    2014年01月16日
  • 新ロードス島戦記6 終末の邪教(下)

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    闇の存在を許容するところが自分好みのお話。
    あと、この話のニースといいアマガミの絢辻さんといい、裏表のあるヒロインに惹かれる趣味があるようだw

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    2013年04月28日
  • 機動戦士Zガンダム 第五部 戻るべき処

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    最終決戦で敵味方ともにバンバン人が死んでいく中、カミーユはそれらの人々の意思をZガンダムに取り込んでいく。そして•••
    アニメ版と違い、ロングビームサーベルやウェブライダー特攻の描写は無い。結末も多少違う。その代わり心情描写が細かく、ファンにとっては補完になる。
    前作のガンダムにしても、Zガンダムにしても、ニュータイプという人類の理想像を目指しつつも、結局は戦争マシーンとして機能してしまい、挙句にはマシーンに翻弄されてしまう絶望みたいなものから抜け出せない。次作では救われるのだろうか?

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    2013年04月25日
  • 機動戦士ガンダム III

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    小説版ガンダムの最終章。アニメ版と大きく展開が異なり、衝撃的だった。物語自体は成立しているため、エンターテイメントとして捉えればそれでいいのだが、残念に感じたのはこれに続くZガンダムに設定が継承されていないことである。せっかくアニメ版と異なる展開をしたのであれば、小説版としてはその方向で展開して欲しかった。ともあれ、全体を通してテンポがよく、ガンダムの理解が深まる良い読書体験だった。

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    2013年04月15日