美樹本晴彦のレビュー一覧
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ネタバレ『炎を継ぐ者』
炎の部族ダレスの死後、族長となったナルディア。邪教と手を組んだことで窮地に陥っていた炎の部族。邪教の神官戦士団を追放することを決めたナルディア。ナルディアの従兄弟スパークを誘拐した神官エズード。砂走りの巣に馬に乗せられ放たれたスパークの救出。
『魔獣の森』
ナダールの村へ説得に向かった帰り道に森に迷い込んだセシル。森で出会った魔獣を支配する謎の少女エレーナとの出会い。魔獣を操る術を会得した導師グージェルミンの娘エレーナ。グージェルミンの弟子ランディス。マーモのために魔獣を支配しようとするランディス。解放された魔獣。
『暗黒の島の領主』
太守シャダムが留守中に発見されたウィンドレスト城の隠し通路。自分の立場に思い悩むスパーク。地下のマーファ神殿でニースとの会話。隠し通路の中での亡霊との会談。マーモを最初に統一したブルネイ王の亡霊。
『生命なき者の王』
マーモ奪還を図るヴェイル。死者の王となったバグナードへ協力を求めるために女たちを献上する。ヴェイルの野望を阻止すべく動く妹のミネア。生贄にされる女性たち。バグナードを倒したと思ったミネアだったが・・・。 -
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ネタバレアニメは小学校の頃に見たし、劇場版も見ていたから知っていたけど、ラストシーンに近づくにすれてバッタバッタと登場人物が死んでいく。
でも、ラストはアニメ版とも劇場版とも異なっていた。
富野由悠季がガンダムで伝えたいことって何なのだろう?
根底としてあるのは、いつでも人種差別問題。アースノイドとスペースノイド。母なる星に住むアースノイドは、宇宙へ暮らすスペースノイドを見下す傾向にあり、その反発が戦争に変わる。戦争を起こす両者に正義があり、そして協調がない大人たちは両者が互いに敵となる。
それと、その戦争に巻き込まれる少年。その少年は少年であるがために、純粋な子供気持ちがあり、また大人たちに現実を突きつけられて、その狭間で足掻いていく。足掻きながら新しい道、人が建前でなく直感的に理解し合える、分かち合えるニュータイプという存在に覚醒していく。
しかし、結局はそれも戦争の道具として消費されて消えていく。誰かの記憶に残りながら。
現実と理想と可能性、そして相対的に見れば変わらない、しかし、絶対的に見えれば革新している、そんな現実をイメージさせようとしているのかな。
飛躍しすぎ?
内容は十分に面白かった。
エゥーゴ、ティターンズ、アクヒズと互いに牽制し、策略を企て、三つ巴の戦いになっていく。
その最終戦で次々と死んでいく。悲劇の主人公ジェリドも最後にニュータイプに覚醒したように思えるが、それに上回る急成長を遂げたカミーユに無残にも敗北する。
カミーユなどの兄貴分であったアポリー中尉も戦死。カツも脱出ポッドに攻撃され、潰されて死亡。エマ中尉も死亡。エマ中尉が「まだ恋をしていない」と死に際に思ったことはアニメ版や劇場版では読み取れなかった。
戦争中に 「・・・みんな死んでいく・・・。こんな死に方・・・嬉しいのかよ!満足なのかよ!誰が・・・誰が喜ぶんだよーーーー!」 とカミーユが叫べるのも大人に成りきれていない、戦争に利用されているためなんだろうな。 -
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ネタバレこのレビューに辿り着くということは、貴方はよほど熱心なガンダムファンか、あるいは熱心な富野信者でしょうか。
であるなら、本作のストーリー・面白さ・悲劇性・あるいは富野成分の濃さ(笑)については、今更解説する必要はありませんね。
本当に、誰も救われない話です。登場人物がその無慈悲な運命に翻弄され蹂躙されるような話は、私の好みですが、この「閃光のハサウェイ」はかなりキツい。下巻にてハサウェイが捕縛されてから処刑執行までの展開には、辛くなって何度も本を閉じてしまいました(結局また開いてしまいますが)。
ハサウェイが辿る人生の軌跡は、かつてのシャア・アズナブルを彷彿とさせます。恵まれたニュータイプの資質を持ちながら(本人たちは謙遜していますが、ことMS戦闘においてはシャアもハサウェイも優秀なニュータイプといえます)、不思議な少女と出会い、悲しき別れを経て、革命を志しテロ組織の首魁となりますが、やがて破滅的な最期に向かって転がり落ちていった…
こんな風にまとめると、二名は同じ轍を踏んでいます。明らかに著者の意図したところでしょう。歴史は過ちを繰り返すとはいいますが、これではあまりにやるせない。
ハサウェイとブライト・ノアのすれ違いも、今作の無常感を高めていますね。ブライトについての描写は控えめですが、撃墜されたガンダムを眺める時の台詞などでストーリーを引き締めているし、ハサウェイ処刑後のノア一家についても、あえて書かれないことが想像力を掻き立てます。
それにしても、今作を書き上げた時富野氏はどんな心境だったのでしょうか…日々明るい気分だったら、こんなストーリーにはなりませんよ。ララァ・スンとかギギのようなスピリチュアル少女をよく出させるのも、考えあってなのか、ただの好みなのか、気になるところです。本当に面白い人ですね。
ガンダムと長く付き合っていてまだ未読の人は、是非手にとってみてください。きっと、あなたのガンダム観をより広げてくれると思います。 -
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リィナがさらわれた直後から最後までを描いたZZの後編。
前編よりも厚く内容もアニメ同様ハードなものとなっていきます。
アニメとの一番の違いはアムロの登場でしょう。
カミーユの出番こそなくなってしまい残念ですが代わりにアムロが登場します。アニメだと宇宙に上がってしまったとか簡単に片づけられてしまったアムロですがこの小説版ではカラバのメンバーとしてハヤトと共にまだ地球で戦っていてジュドーたちと共に戦い地球での戦いに華を添えます。
ZZのキモはなんといってもこの地球です。この地球での戦いこそがアニメにおいても小説においてもこの作品を楽しむかなめだと思います。
小説版ではさらにアニメではいまいち分かりづらいハヤトの活躍、ヤザンやマシュマー、ゲモンの見せ場など非常に印象的な内容です。ヤザンたちはロンメルの話と絡みますがヤザン、マシュマーのキャラを決して崩すことなくロンメルの話ときれいに融合しています。なぜアニメでもこの展開をやらなかったのか不思議なほどです。
ガンダムUCが来年、いよいよ映像化されますがそれを観る前にぜひZZを読むことをお勧めします。 -
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ZZというとアニメ序盤のギャグ要素が強すぎて評価が低い、あるいは評価が分かれてしまう作品だと思います。
ゼータが映画化された際も富野監督からインタビューで酷評され映画内のストーリーではなかったことにされてしまいました。
福井晴敏がずいぶん擁護していましたが他にはあんまりいい話を聞きません。
それでもぼくはこのZZがガンダムの中で一番好きです。それはこの小説版の存在が大きい。
小説版ZZはゼータやファーストと違い富野由悠季ではなくゼータやZZのアニメでライターを務めた遠藤明範によって書かれています。
アニメではギャグとドタバタの展開だったジュドーたちがアーガマのクルーになるまでの過程がしっかりと描き出されていてむしろアムロやカミーユよりも自然なものになっています。
ギャグ的要素がないとはいいませんがアニメのように作品のイメージを壊すようなことはなくむしろとてもバランスのよい仕上がりです。序盤のため深刻なシーンは少なめですがこれを読めばZZの評価が覆ること間違いなしです。 -
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年寄り(笑)としては朝日ソノラマ版の復刊を願いたい。
せめて安彦さんのイラストの復活だけでも。
美樹本さんの絵は、やはり(初代)ガンダムとしては
どうにも違和感があるのよ。
ノベライズとアニメは別物。
原作(ノベル版)の雰囲気は、富野さんが3巻あとがきで
書いているとおりだと思うし、開き直りでも別に構わないと思う。
ただ、個人的には映画”逆襲のシャア”(名作だと思います)
で感じた、上手くは言えない違和感みたいなモノが
この原作では感じない。
やはり名作です^^;
くどいですが(笑)イラスト・装丁含めてそろそろ新版出しても良いのでは?
この際に富野由悠季名義のガンダム小説を(未読含めて)
制覇したくなりました^^; -
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完結です。
ソードワールドも、2.0になり、フォーセリアのサーガは、これからどんどん完結にむかっていくようです。
そうすると、ケイオスランドや、イーストエンドは、どうなるんだろう?まあ、まだ語りはじめられていないイーストエンドはともかくとして、ケイラスランドの物語については、ちゃんと続けて語られてほしいものです。
なんていうか、スパーク、逞しくなったねぇというのが、今回の感想です。
ロードス島戦記のリプレイの3巻目ではじめてスパークに出会ったときは、こんなに大きなキャラクターになるとは思っていませんでした。
ラストちかくのページの美樹本 晴彦のイラストでも、そのたくましさは感じられました。
ロードス島のお話の中では、「ロードス島伝説」が実は1番好きだったのですが、今回、この「新ロードス島戦記」も、かなり好きです。
とくに、いつもお話の終わりで、一件落着かと思うと不幸が押し寄せてきて引くという展開が、なかなか、魅力的でした。
邪悪の存在を認めて、それをある程度は受け入れていくという、このマーモの考え方は、ただただ否定していくよりも、大切な考え方だと思います。 -
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ア・バオア・クー戦開始、ビグ・ザム登場、ソーラレイ発射、キシリアの反乱といった感じの完結編。
アムロが死ぬというのは知っていたけど(Gジェネとかでね)、シャアにやられたわけじゃなかったのね。ハヤトも死ぬし。ペガサスJrに残ったのはカイのガンキャノンのみ。そして、登場するビグ・ザムにはビームコ−ティングは無し。ブライトたちはジオン国民となり、ルナツーまでジオンのものに。
アニメと全然違う設定やら展開やらでまったく別作品として読むことが出来て面白い限りです。ランバ・ラルとハモンも登場するし。
今回で一番の衝撃シーンは、ギレンの乳揉みシーンかなw -
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テキサスコロニーの崩壊に巻き込まれたアムロが目覚めるシーンからスタート。そして第百二十七独立戦隊として再編成され、ペガサスの変わりにペガサスJr、ガンダムの変わりにG3が受領されジムx2、ボールx4、宇宙戦闘機トマホークx8、巡洋艦x2、サラブレッドと一気に大所帯に変身。そして、シャア、シャリア・ブル、クスコ・アルが居るニュータイプ部隊との戦闘。そしてア・バオア・クーへ。
1巻の時点であんだけ違うんだからと思っていましたが、さらに変化が。
トリアーエズやセイバーフィッシュではなく、トマホークと呼ばれる宇宙戦闘機が出てきたり、ホワイトベース級2番艦ペガサスJr.に3番艦サラブレッド。サラブレッドはあとで出てきた外伝では4号機5号機の試験用ということになっていたり、PS2の一年戦争ではジャブローに置いてあったりします。G3も登場。マグネットコーティングしたガンダムってことになります。カラーは当然グレー。
やっぱり一番の見所は、シャアのベッドシーンですか(違。
面白かったです。自分の知っているガンダムとは違う世界のガンダムって感じですね。最後の解説の岡田斗司夫もいろんな意味で面白かったです。