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破壊の女神の教団との戦いで多くの仲間を失い、自らも瀕死の重傷を負ったスパークは、リーフたちに助けられて、闇の森に潜んでいた。教団に最愛のニースを奪われるという最悪の状況の中、再起を誓うスパークは、かつてベルド皇帝のマーモ統一に力を貸したと伝えられる、最強の戦士たちを求めて森の奥へと向かう! 教団との最後の戦いのために!!──悠久の時を紡ぎ、幾万の英雄たちが煌めく、呪われた島ロードスの物語、ここに完結。
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Posted by ブクログ
壮大な物語の三部。一応の完結かな。 様々な試練、苦難に陶冶されるスパークとニース、またいろんな二人が出てくる。 大切に思える人、大切にしたいなと思ったお話だった。
完結です。 ソードワールドも、2.0になり、フォーセリアのサーガは、これからどんどん完結にむかっていくようです。 そうすると、ケイオスランドや、イーストエンドは、どうなるんだろう?まあ、まだ語りはじめられていないイーストエンドはともかくとして、ケイラスランドの物語については、ちゃんと続けて語られてほ...続きを読むしいものです。 なんていうか、スパーク、逞しくなったねぇというのが、今回の感想です。 ロードス島戦記のリプレイの3巻目ではじめてスパークに出会ったときは、こんなに大きなキャラクターになるとは思っていませんでした。 ラストちかくのページの美樹本 晴彦のイラストでも、そのたくましさは感じられました。 ロードス島のお話の中では、「ロードス島伝説」が実は1番好きだったのですが、今回、この「新ロードス島戦記」も、かなり好きです。 とくに、いつもお話の終わりで、一件落着かと思うと不幸が押し寄せてきて引くという展開が、なかなか、魅力的でした。 邪悪の存在を認めて、それをある程度は受け入れていくという、このマーモの考え方は、ただただ否定していくよりも、大切な考え方だと思います。
闇の存在を許容するところが自分好みのお話。 あと、この話のニースといいアマガミの絢辻さんといい、裏表のあるヒロインに惹かれる趣味があるようだw
コンプティーク誌にテーブルトークRPG・D&Dのリプレイとして『ロードス島戦記』が連載されたのが20年前。ウチはそのリプレイをわくわくしながら読みました。20年経ってようやくの完結ですが、ウチも含めて当時の読者の大半は30代半ばから後半になってしまっているでしょう。当時のわくわくした気持ち...続きを読むを呼び起こすには田中芳樹さんの『アルスラーン戦記』と同様に遅すぎます。 正直なところロードスの世界が好きで、未だにライトファンタジーを読んでいるわけで成仏のためにも読まなあかんかなと思って読み終えました。 ……うーん、相変わらず駆け足ですよね……小説の1巻の時にミノタウロスの迷宮やらウォートの館への道程が大幅に省略されていたのと同様に、最終巻のこちらでもスパークが玉座を奪い返す行程は全く描かれていません。「新」ロードスがスパークとニースの物語だとするとパーンと平行する形ででも描いて欲しいなぁというのが本音です。カシューやウッドチャック、レオナー、シーリス、エト……今まで築き上げてきた魅力ある役者は揃っているものの、見せ方が巧くないなぁと不満を感じました。 ☆は自らの郷愁も含めて大甘で☆3つ。「ロードス」が終わった喪失感と20年積み上げた自分自身の思いだけは大事にしたいです。ウチと同じようにサイコロを握りしめパーンたち6人の活躍を楽しんでいた人は好き嫌いは別にして読み終えては欲しい作品です。
20年にも渡った(笑)、ロードス島シリーズの最終巻。短編集くらいは出るかも知れないけど、本編はこれがグランドフィナーレです。当然ストーリーも敵もヒートアップしてる……筈なんですが、水野良の筆致はどうも淡々として盛り上がりに欠ける嫌いはありますね。
(5巻上巻の感想からの続き) そして下巻となる最終巻6巻では冒頭からかつての主人公パーンとディードリット、そしてシリーズを読んでいる人ならばよく知っているある老人が出てくる。そこからシリーズの出演者のオンパレードである。 正に最後の物語に相応しいオールスターキャスト総出演である。これこそやはりシリー...続きを読むズを読み通した者が得られる醍醐味だろう。 いやあ、堪らないね! パーン、ディードリット、スレインらの成長した姿と自分の成長とが重なるのだから。 さて、私にとってもこのシリーズは長い旅路となり、20年以上親しんだこのシリーズの最終巻を読み終えた今、感慨ひとしおだ。 しかし、これを機会にシリーズをまた読み通そうとは思わない。10代に読んだ頃の感覚と30代(当時)である今、受け取る感覚はやはり違うからだ。それは作者水野氏の筆致にもよく表れている。10代の頃にこの作品に出逢い、胸に得た宝石にも似た感慨はやはりそのまま留めておくに限る。 あとはそう、我が息子が成長した時にこの本を薦めて、同じ想いを得られる事になれば、この上ない悦びになるのだが、果たしてそう上手くいくかどうか。
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新ロードス島戦記
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水野良
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