美樹本晴彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2021/09/25〜2021/11/27
ガノタの多くが本作を読んでいなくともハサウェイの最期を知っている。
ネタバレした上で本作をラストまで読んでみてもとても楽しむことが出来た。
2018年に『Gのレコンギスタ』劇場版一作目公開前、福岡の「富野由悠季展」で富野監督のトークショーに参加したが、その時監督は「ネタバレという言葉があるが、作り手は結果が分かっていても楽しめるような作品を作らなければダメ」と言っていた。
本作は監督が自らその言葉を体現している作品と言えるだろう。
終盤に至るまで殆ど物語に絡んでこなかったブライト・ノア。
最後の最後(そして最“期”)にだけ物語の本流に合流する彼の存在が、本作の雰囲気を一層ビターなものにしていると思う。
ブライトを息子殺しの当事者にしないために嫌な仕事を遂行するケネスは最高に格好良いし、ハサウェイに対して「好きだぜ」というキザなセリフを嫌味なく言うことの出来るケネスが僕はとても好きだ。
二人が別の場所で出会えていれば……と思わずにはいられない。
ケネスの必死の努力も空しく、最後はプロパガンダによりマフティー・ナビーユ・エリン=ハサウェイ・ノアを処刑したのはブライト・ノアであることが世間に明らかにされる。
これは一個の人間の努力、力では到底太刀打ちできない組織というものを描いていることに気付いた。
ハサウェイの言った「じゃあ教えてくれよ。この仕組みの深さを破壊する方法を」という印象的なセリフは、本作に通底するテーマだったことに気付き、富野監督の作劇の上手さにシビれたのだった。 -
購入済み
MSの戦闘シーンに大興奮
子供の頃に一度読んだはずだけど、全く内容を覚えておらず。映画化を機に再読。
逆襲のシァアに続く物語なので、事前に読んで(観て)おかないと、良くわからないと思います。
ハサウェイの心情が良く表現されていて、とても良かったです。これは小説ならではかな。
また、MSの戦闘シーンには興奮し、早く中下巻を読みたくなりました。