【感想・ネタバレ】機動戦士ガンダムF91 クロスボーン・バンガード(下)のレビュー

あらすじ

フロンティア・サイドに侵攻してきたクロスボーン・バンガードは地球連邦軍を席巻し、独立国家コスモ・バビロニアの建国を宣言。彼らの目的は、宇宙時代にみあったコスモ貴族主義を実践することにより、地球圏に新たな秩序を築き上げることだった。戦闘の中、ロナ家の血をひく少女セシリーと、新型モビルスーツの開発スタッフを母に持つ少年シーブックは、数奇な運命に導かれていく……!

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Posted by ブクログ

宇宙世紀の正当なる続編
・宇宙世紀を描いた初代ガンダムや、それに続くZやZZなど
宇宙世紀の他作との矛盾もなく自然に読むことができます。

・ガンダム小説の中で、もっとも組織と人のあり方を上手く描けている大きな作品。

・躍動する命や人と組織のあり方、人と地球、宇宙のつながりなど思慮に富んだ作品だと思われます。

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2010年07月03日

Posted by ブクログ

 もはや大人が、そして親がその矜持を忘れ、享楽的な理想論に興じる世界となっている。「親」という世界の代表から切り離された子どもは道しるべを失い、大きな外骨格とでも言うべきマシンに乗り、その享楽めいた世界の歯車として戦い死んでいく。
便利になり、考えることが減った世界で退屈の連鎖がこれを作る。
資本主義の行き着く先がこれか?この先、こんな世界にならないと、断言できる要素があまりない。

 結局のところ、理想論もイデオロギーも、突き詰めれば家族を最小単位とした個人間の人間関係の葛藤に行き着く。その傷みと痛みの否認が、「バグ」なんてものを生むのだろう。

0
2025年04月18日

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