藤原伊織のレビュー一覧

  • 名残り火

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    藤原伊織氏の作品は主人公が本当にかっこいい。この作品の校正の途中で亡くなったらしく、途中から文章が藤原氏にしては粗い印象を実際に受けた。でも、キャラもストーリーも魅力的で読み始めたら続きが気になって止まらん。大きなトリックがある訳でもないけど、サスペンスとしてオススメです。

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    2010年06月20日
  • 名残り火

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    ああ、そうか、もう、去る5月17日で3周忌なんだわ、と、平積みにしてある本書を手にとって、しみじみ感慨深げにつぶやいてしまいました。

    巻末のエッセイで、我が逢坂剛が、「いおりんは・・・」「いおりんが・・・」と、共に直木三十五賞をとった同じ大手広告会社繋がりもあって、親しみを込めた愛称で呼んで懐古しているのを読んで、もうダメ、一気にドッと涙があふれてきてしまいました。

    書店の中で、周りの人も怪訝そうな顔をして遠ざかる気配がします、もう、格好悪いったらありません。

    確かに、これが最期の小説でした。何度読んだかわかりません。

    『てのひらの闇』と本書を、これからも何度も何度も読む自分の姿を想像

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    2011年07月22日
  • 蚊トンボ白鬚の冒険(下)

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    倉沢達夫カッコよすぎです…。にしてもラストは予想外。でも半端なエピローグをつけられるより後味に渋味があって…ハードボイルドですね。

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    2010年05月03日
  • 遊戯

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    改めて、江戸川乱歩賞と直木賞のW受賞作家の実力を体感する。

    ちょうど、その作品を読んだ直後に亡くなったので、しばらく手に取れなかったんだよね。

    で、次に手に取ったのは未完の遺作。

    氏がどんな結末を描こうとしていたのか?

    今となってはまるでわからないけど。

    連作短篇の一篇一篇は珠玉の出来で。

    つくづく、惜しい方を亡くしたなぁ。。。と今更ながら体感した私です。

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    2010年04月07日
  • 蚊トンボ白鬚の冒険(上)

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    面白い。キャラクターも立ってるしストーリーのテンポもよく非常に読みやすいです。
    突飛な設定とリアルな事件が程よく融合してます。
    下巻楽しみです!倉沢くんカッコよすぎ可愛すぎ。真紀さんの気持ち分かります!

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    2010年03月27日
  • 蚊トンボ白鬚の冒険(上)

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    ちょっと異色にも感じられるファンタジーもの。
    だが、登場人物の藤原カラーは健在。
    ハラハラしながら先を読みたくなる。

    下巻とあわせてどうぞ。

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    2009年12月26日
  • ダナエ

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    大好きな作家の一冊、遺作が未完の為、事実上の最終作品かな?
    単なるミステリではない、少し感動的ですらある。
    お勧め

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    2009年10月22日
  • ダナエ

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    藤原さんが書く男性は魅力的だなぁ。愛するろくでなしというか、モテるオトコ。
    ルーズなんだけど、どっかクレバーでタイト。
    石田さんもそうですが、藤原さん、車谷さん、乃南アサさん、内田さんとか、制作会社とか代理店勤務経験者の作家さんの文体って共通点があるように思えます。
    ここが! という風には即答できないのですが……。
    私的にはすとんとハマることが多いな。

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    2009年10月04日
  • ダナエ

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    「ダナエ」「まぼろしの虹」「水母」の3編を収録。
    有名画家が描いた経済界の重鎮の肖像画が傷をつけられる。犯人は、画家の別れた女との娘だった。父と娘の裏側にあるものが描かれている。
    女子サッカーのシュートを見る男二人。一人は両親の離婚に悩む普通の男もう一人は自首直前のやくざ者。これが複雑に絡まって、面白い。
    映像作家であう元妻の作品を見て、懐古と疑問を感じた主人公。そこには彼女にまつわる過去があった。これもよくできている。
    藤原伊織はやっぱりすごい。

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    2009年10月04日
  • 遊戯

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    藤原伊織さんの絶筆作品。ネット上で知り合った男と女の二人が恋愛関係に落ちて行きながら、事件に巻き込まれていく。途中で終わっているので、この先が気になってしょうがない。さすが。藤原伊織。

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    2009年10月04日
  • シリウスの道(上)

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    大手広告代理店・東邦広告に勤める辰村祐介には、明子、勝哉という2人の幼馴染がいた。この3人の間には、決して人には言えない、ある秘密があった。その過去が25年の月日を経た今、何者かによって察知された…。緊迫した18億円の広告コンペの内幕を主軸に展開するビジネス・ハードボイルドの決定版。

    作者の藤原伊織は大手広告代理店出身の作家らしいですね。
    ミステリーとしても非常に面白いですが、ビジネスにも役立ちそうな一冊。



                                松岡

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    2009年10月04日
  • 雪が降る

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    うーん渋い!贅沢な短編集でした。それぞれにちがった味わいがあって極上の読書タイムとなりました。人物がとても魅力的に描かれていて男性にも女性にも憧れてしまいます。

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    2011年09月13日
  • 雪が降る

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    藤原伊織さんは「テロリストのパラソル」や「シリウスの道」でお気に入りの作家で、この短編集「雪が降る」も、らしさ満載でとても心に沁みる。
    昨年亡くなっちゃいましたよね。とても残念。
    表題作の「雪が降る」がとても良い。
    お得意の企業を舞台にし、同期で出世競走の先を行きながらそれを笠に着ぬ上司、気の利いた美しい女性の部下、将来有望の若手社員、そしていつものごとくほとんどアル中ながら有能さだけを武器に会社に残っている主人公。
    しかしこれは企業小説ではなく、そうした舞台まわりの上に描かれる「男と女の情念」と「父と子の信頼」と「男と男の友情」を繊細に描いた絶品(もちろん「サラリーマンの矜持」というところを

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    2011年07月18日
  • シリウスの道(下)

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    面白かったです。堪能できました。なるほどね。勝哉はこう絡んできましたか・・・まあ、妥当なところかな。なんか、みんなかっこよすぎるんだよね。まあ、小説なんだからそれでいいんだけど。

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    2009年10月07日
  • シリウスの道(上)

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    面白かったです。堪能できました。『テロリストのパラソル』の島村が出てきます。(死んでるんだけど)バーのつまみがホットドッグだけとか、浅井という男が出てきたとき、あれっ?もしかしてと思ったらやっぱりそうでした。今回の話にはつながりがない様にに思うんだけど、下巻で何かあるのかな?辰村と明子との再会は切なかったねぇ〜。スケッチブックの話や、歌手や広告マンになった理由・・・ベタだけどおいらこういうの好きです。後半、勝哉はどう絡んでくるのか?怪文書を書いたのは誰だ?まさか明子が?んなわけないか・・さあ、下巻を読むぞ〜!

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    2009年10月07日
  • てのひらの闇

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    ネタバレ

    購入詳細不明。
    2016/1/19〜1/26

    13年ものの積読本にして、4年ぶりの藤原作品。
    久しぶりに藤原流のハードボイルドを堪能した。そういえば最近ハードボイルドから遠ざかっていたが、やっぱり良いなあ。どうしても亡くなった作家さんの本は読むペースが落ちてしまうが、藤原作品もあと残りわずか。続編をこの間買ったが、早く読みたいような読みたくないような。

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    2016年01月27日
  • テロリストのパラソル

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    ネタバレ

    平凡な日常から事件が起こり主人公の過去と重なり合う素晴らしいストーリー展開、何気なく登場する人物がすべて事件に関わっていて読みごたえのある一冊だった。主人公以外の心情がどうだったのかが私には難しかった。

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    2026年05月18日
  • テロリストのパラソル

    購入済み

    最高の

    文章力。

    サイトのオススメでピンと琴線に触れて衝動買いしましたが
    カッコいい文章、その後著者さんを検索

    残念であり、著者自身もカッコ良い
    全く作品内容と関係ないレビューではありますがまたディグりたい
    作家さんとの出会いに感謝。

    #シュール

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    2026年03月27日
  • 雪が降る

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    藤原伊織氏の短編集。評判通り、台風、紅の樹の二作が良かった。藤原氏の作品は、どこか切なく、寂しく、昭和ノスタルジーを感じさせる。勿論内容も深いので、特に中年以降の方にお薦めします

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    2026年02月19日
  • ひまわりの祝祭

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    改めて読み直してみてもこの完成度の高さに戦く。本当にこれが二作目か?
    ハードボイルド、である事に間違いはないのだが、文体がどこか純文学のそれなのだ(村上春樹的な洒落た文体と言えば通じるだろうか)。
    一人の男がトラブルに巻き込まれ、否応なしに戦いを余儀なくされるのは王道なのだが、それ以上のものがある。高まっていく緊張感、飄々とした主人公、そしてこの結末。
    少々複雑すぎるきらいがあるものの、一気呵成に読ませる力が凄まじく、ラストは映画のように脳裏に焼き付く。

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    2026年01月23日