藤原伊織のレビュー一覧

  • シリウスの道(下)

    Posted by ブクログ

    物語の軸となる競合プレゼンの過程に、目が離せない。
    企業小説部分が充実しているので、ミステリ部分が霞んでしまうほど。

    0
    2012年05月04日
  • 遊戯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    藤原伊織さんが大好きなので思わず買いました。
    ただ、物語がこれから面白くなりそう!って時に終わってしまうので
    本好きには辛いです・・・ 作者がもういないので諦めるしかないの
    ですが><

    0
    2012年01月06日
  • 雪が降る

    Posted by ブクログ

    全部違うパターンで登場人物がみんなかっこいいなぁと思いながら読んでいたけど、『紅の樹』の堀江さんには思わず「くぅーーー!」って感じ。心が潤った。
    台風/雪が降る/銀の塩/トマト/紅の樹/ダリアの夏

    0
    2011年11月25日
  • ひまわりの祝祭

    Posted by ブクログ

    純文学にも引けをとらない美しい日本語と爽快な会話の数々。この作者とにかくうますぎ!自殺した妻をもつ元有名画家が主人公。ゴッホの8枚目のヒマワリという歴史的なミステリーを題材に物語が静かに進んでいく。ハードボイルド特有の派手なシーンはない。がそこはこの作者の真骨頂。一つ一つの会話を丁寧に織り込み、筋の通ったやせ我慢の美学を紡いでいく。しびれます。ミステリーとしては想像を超える事はなかったが絵画の現代史や手法を学ぶにも参考になった。

    0
    2011年11月15日
  • ダナエ

    Posted by ブクログ

    亡くなる前、最後の短編集。
    出張帰りに本がなかったので静岡の駅で購入、
    東京に着くまでに読み終えました。
    ダナエ、というと私はクリムトの絵が一番に浮かんでしまうんですけど
    ここではレンブラントの方がフォーカスされてました。

    0
    2011年10月29日
  • ひまわりの祝祭

    Posted by ブクログ

    ハードボイルド!

    グイグイ読めるんだけど、最後まで主人公がぼやっとした像のままだったなぁ。
    ハードボイルドになりすぎてるような気も…。
    脇役が立ちまくってるのも、ハードボイルドならではか。

    0
    2011年08月24日
  • シリウスの道(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    広告代理店で、後輩の成長あり、女性上司といい感じあり、幼なじみとの人に言えない過去あり、盛り沢山な話。
    いろいろな筋があちこちからくるので、本筋に集中できない。
    業界のことがよくわかるだけに、現実離れしている部分はより不自然に感じてしまったのかも。

    0
    2011年06月06日
  • シリウスの道(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一気に読めた。
    ただ、バタバタといろいろと起こり、バタバタと解決という印象が。。。
    エピソードが一つ無くてもいいから、もう少し一つ一つの問題をジックリ解決して欲しかった。
    明子の魅力も今一つ伝わって来なかったし。立花さんはすご過ぎ。
    でも、すべては主人公の魅力を引き立てるためかなー。
    戸塚くんも良い上司あってこその成長って感じだし。

    この人の本は始めて読んだので、話題でこの本にも関わりがありそうな「テロリストのパラソル?」を読もうかと思う。

    0
    2011年03月02日
  • 遊戯

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    敢えてミステリにしなくても純文学として勝負できたのではないかと思うほど、著者の文章力が光る一作。心理描写、風景描写が非常に巧み。ところどころで不必要に思えるほど詳細な心理描写がなされている場面が目に付き、これがストーリーの伏線なのか、単に筆がすべっただけなのかがよくわからなかったが、これも本作が未完のまま著者の死により終わってしまった故のことだろう。著者の早過ぎる死が悔やまれる。

    0
    2011年02月23日
  • シリウスの道(下)

    Posted by ブクログ

    やはり、私の中で藤原氏は別格なんだよなぁ。 決してスマートとは言えない、くたびれたオッサンや、ヤクザさえもかっこよく描いてしまう、それが伊織節。 今回は、今までにない若手の活躍が一番良かった。 本当に頭が良い人は、難しい内容を簡単な言葉で説明できる人だと言うけれど、藤原氏の読み易い文章は、まさにソレ。 読みながら、「ゾクゾク」「ワクワク」というオマケつき。 ただし、今作の出来は中途半端に感じる部分があるので、中の上としておく。

    0
    2011年02月22日
  • シリウスの道(上)

    Posted by ブクログ

    やはり、私の中で藤原氏は別格なんだよなぁ。 決してスマートとは言えない、くたびれたオッサンや、ヤクザさえもかっこよく描いてしまう、それが伊織節。 今回は、今までにない若手の活躍が一番良かった。 本当に頭が良い人は、難しい内容を簡単な言葉で説明できる人だと言うけれど、藤原氏の読み易い文章は、まさにソレ。 読みながら、「ゾクゾク」「ワクワク」というオマケつき。 ただし、今作の出来は中途半端に感じる部分があるので、中の上としておく。

    0
    2011年02月22日
  • 遊戯

    Posted by ブクログ

    大まかに分類すると繋がっている短編集「遊技」~「陽光」の4つと、別の短編集「オルゴール」の二分類にされる作品です。
    遊技の話は主人公がネットのメールのアカウントハッキングの謎を解く、それに所々に現れる「謎の自転車の男」。それが鍵なのだとは思いますが、完成をさせる前に死去していまい、真相がわからず気になって仕方がない。そんな作品です。これは結末を考えるには無理難題かと。気になって仕方がありません。なのでこの評価で。
    「オルゴール」は、死んでしまった娘の千尋と聴いた「トライメロイ」。それを思いながら家族の人生のあり方を簡潔に、それもわかりやすく書いた作品です。

    前者の遊技は、読者次第でどうこうで

    0
    2011年02月19日
  • 蚊トンボ白鬚の冒険(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文句なし!

    いっつも終わり方男らしいというかニヒルというかハードボイルドだな。ハッピーエンドはみたことない

    0
    2011年02月16日
  • 名残り火

    Posted by ブクログ

    面白いんだけど、いまいち盛り上がりに欠けた。登場人物の今後に思いを馳せるけど続編がもう出ないことが本当に残念。

    0
    2011年01月27日
  • ひまわりの祝祭

    Posted by ブクログ

    妻が自殺してからデザインの仕事をやめて隠居状態だった僕は
    かつての上司である村林から五百万をギャンブルですってくれという
    風変わりな頼みを受けた。
    連れて行かれたカジノには村林の顔見知りである老人と
    死んだ妻にそっくりの女がいた。
    女は僕を追って来たので妻のことやなぜそこにいたのか尋ねたが
    彼女は何も知らされずに老人につきそってきただけのようだった。
    そうして家に帰ってみれば自宅の戸口が破壊され
    監視の車がうろうろしている。
    さらにカジノのマネージャーであった男が接触してきた。
    彼らは別々の組織だが狙いはどうやら妻が見つけた八枚目のひまわりらしい。
    しかし僕はそのことについて何も聞かされていな

    0
    2010年12月18日
  • 蚊トンボ白鬚の冒険(上)

    Posted by ブクログ

    自分は藤原伊織の大ファンだが、彼の作品の中で唯一敬遠していて、なかなか手にしなかった作品。

    あらすじに書いてあった蚊トンボの白鬚が主人公倉沢達夫の頭の中に入ってきて、それを機に不思議な力が使えるようになるという、この思いっきりのファンタジー要素が敬遠していた理由である。

    自分としては藤原伊織作品は、企業に属し出世意欲もなく、人付き合いも得意でないが、人一倍頭のキレる酒好きな中年のサラリーマンが、強気なヒロイン受け流しながらも、裏社会・闇社会と闘っていくハードボイルド要素が大好きなので、『蚊トンボ』・『超能力』、さらには 『冒険』なんてタイトルに付いてたらと食わず嫌い・・・いや読まず嫌いをし

    0
    2012年09月26日
  • 遊戯

    Posted by ブクログ

    「蚊トンボ~」を読んで藤原伊織さんにはまり、
    もっともっと読みたいと思ったのですが、
    遺作になってしまった作品。
    残念です。

    0
    2010年10月08日
  • ダナエ

    Posted by ブクログ

    この本を読みたくなったのは、ある日配信されてきたメルマガ『NIKKA倶楽部メールマガジン』の記事のせいだ。お酒をあれこれ親しんでいた時の名残で、『ニッカウヰスキー』からのメルマガ配信を受けているのだが、その中に「本をつまみにウイスキーに酔う」というテーマで、この本が『バー読大賞2010』受賞書籍として選定されていたのだ。 何でも、「ウイスキーに合う本」を丸善メーリングリスト読者を中心に一般募集した結果だという。同時に受賞したのが、『食堂かたつむり』(小川糸)ということで、がぜん興味を覚えたわけだ。 この本には、代表作「ダナエ」の他「まぼろしの虹」、「水母」の計3編が収録されているが、やはり「ダ

    0
    2011年07月16日
  • 遊戯

    Posted by ブクログ

    ●あらすじ●
    インターネットの対戦ゲームで知り合った本間とみのり。無職になったばかりなので、仕事を紹介してほしいという相談に乗るため、派遣会社勤務の本間は、みのりと待ち合わせをする。
    初対面のその日、本間が打ち明けたのは、今まで誰にも話したことがない、幼いころの虐待の記憶と、遺された拳銃の存在だった。
    メールに仕込まれたウィルス、拳銃に装填された種類の違う弾丸、そして明らかな悪意をもって二人の後をつけてくる自転車の中年男…。
    表題作のほか「オルゴール」収録。

    ●感想●
    藤原伊織さんの遺作だそうです。
    遺作なので、未完です。
    未完なので、なんでそこで~、というところで終わっています。
    まったく

    0
    2010年08月24日
  • 蚊トンボ白鬚の冒険(上)

    Posted by ブクログ

    ハードボイルドでなかなか面白かったが、話が冗長。セリフ回しがなんかイライラする。プロットは面白かったのに。もうすこし登場人物に感情移入できれば面白かったかも。

    0
    2010年08月13日