藤原伊織のレビュー一覧

  • てのひらの闇

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    石崎会長の自殺とCGで作られたビデオテープをCMに起用しようとした訳をリストラ寸前の草臥れたサラリーマン・堀江が調べていくうちに、様々な人間関係と堀江の過去が明らかになるというストーリーは奥深くて面白いです。
    ただ、『テロリストのパラソル』ほど疾走感がないのと、ハードボイルドにしてはややライトなところが残念です。

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    2017年04月05日
  • ひまわりの祝祭

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    内容(「BOOK」データベースより)
    妻が妊娠をかくしたまま自殺した。ショックで隠遁生活を送る秋山に、元上司から奇妙な依頼が来た。「一晩で500万、カジノで負けてくれ。」その日から、妻に似た謎の美女、やくざ、闇社会の大物などが現れ、執拗に付けまわされる。謎を解く鍵は、ゴッホの名画「ひまわり」だった―。直木賞・乱歩賞受賞第1作。名作『テロリストのパラソル』に並ぶ、疾走感溢れる展開と緻密な構成が秀逸なミステリの傑作。

    藤原伊織の本は基本酔いどれの主人公が多いですが、この秋山は酒は飲まず、ひたすら暖めた牛乳と甘味物で生きる、子供じみた頑なさを持つ男。妻が亡くなってからは世捨て人のように誰とも関わ

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    2016年12月22日
  • 蚊トンボ白鬚の冒険(下)

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    物言いたい点は多々あるけれど、単純に面白い。
    蚊トンボがいいね。
    どうすりゃ、こんな設定が思いつくんだ。
    世界もキャラ全員も無理だらけなのに、不思議としっくり感情移入してしまう。
    ただ、ラストは私は気に入らない、
    カイバラはけっきょく目的を遂げたんじゃないかい

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    2016年10月21日
  • てのひらの闇

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    会長に呼び出されたその夜、会長が自殺した。CMビデオの謎。宣伝部課長堀江が死の理由を探る。非現実的だが主人公の設定がかっこいい。そして、周りの人もかっこいい。ただ、現実にいたらひくと思う 笑。高熱があるのに、数日間、薬も飲まず、歩き回り、酒を飲むし、暴力的だし。それインフルじゃね?みんな伝染るよ。と思いながら読んだ。坂崎がかっこよかった。

    「頬に一滴、冷たいしずくの感触があった。」

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    2016年06月25日
  • てのひらの闇

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    ネタバレ

    さくっと読めるプチハードボイルド小説。始めの雰囲気からは想像付かない展開に進んでいき、ページを捲る手が止まらない。誰も彼もが結局はいい人過ぎるというか、魅力ある人物=理解力ある優しい人物になっている部分と、主人公のキャラが時折ぶれるところが若干気にはなったが、人物相関と展開が面白いので満足。

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    2016年06月24日
  • てのひらの闇

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    やくざ、経済、暴力とわかりやすい三要素を含んだ藤原伊織さんのハードボイルドです。類型的ですがそれなりに楽しめました。

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    2016年06月17日
  • 名残り火

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    文章も上手く読みやすい。キャラクターも良い。ストーリーは普通かな。ページをめくる手が止まらない、というほどではなかった。

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    2016年01月05日
  • てのひらの闇

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    ハードボイルドミステリー。主人公の得体の知れなさに読み進めるうちに惹かれていきます。
    前半がもたついているので挫けそうになるのがマイナスかな。

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    2015年11月19日
  • ひまわりの祝祭

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    個人的には今一歩のハードボイルドミステリー

    ハードボイルドだからかもしれませんが、会話がくどい。
    さらに、前半では何がなんだかわからない状態で物事が進んでいくのが耐えらず、かなり退屈してしまいます。これ以上続いたら、読むのやめようと思うぐらい..しかし、後半戦はようやく話が盛り上がって、話の全貌が見えてきて、どんどん読み進めることができました。
    前半なくていいのに(笑)

    基本的にストーリとしてては、ゴッホの8枚目のひまわりの行方と、主人公の奥さんの自殺の真相といったところかなと思います。そして、衝撃的な結末。

    これに出てくる登場人物がまたまた個性的!、もちろん、くたびれた主人公、ゲイの知

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    2015年10月25日
  • てのひらの闇

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    会社の会長の謎の死を追うサラリーマンの生い立ちは実はヤクザで…という話。孤立無援の普通のおっさんなのに、複数人をのすほどの腕力とテクニックで、職業とはいえ映像を少し調べるだけでどうやって撮ったのかがわかったり、行政に詳しかったりと博識なあたりは「テロリストのパラソル」と非常に似たキャラクター。

    謎解きが主ではないものの、少しずつ少しずつ情報がもたらされ、その間をアクションがつなぐ形になっており、どんどん先を読み進めたくなる辺りは流石である。ただ、本作に関しては、情報が足りないまま押し切っている感がある。

    ただし、最後がヤクザの社会の人のつながりや常識がどうのという話と、会社の経営がどうのと

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    2015年07月08日
  • ひまわりの祝祭

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    ネタバレ

    よかったけどワイの好きないおりん三部作に
    比べるとどうしても見劣りしてまう。主人公
    の魅力がもひとつヒマワリなんですよね(?)

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    2015年06月23日
  • 遊戯

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    いおりんの遺作。もういおりんの新作が出な
    いなんてアンマリダア!おれはこれから何を
    よめばいいんだ!俳句か!グリーンの傾斜か

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    2015年06月23日
  • 雪が降る

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    読んだ後すぐにレビューを書いておくべきだったな。
    面白かったような気がするけど、
    内容を全く覚えていない。
    ☆×3だし、そうでもなかったのかなぁ。
    そのうちハードボイルドブームが再燃するだろうから、
    その時に再読するとしよう。

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    2015年05月12日
  • てのひらの闇

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    毎度毎度、若者の描写がおかしい気がするのですが、作者は元電通社員(当時はまだ在籍中で兼業作家)ということを考えると、その辺も計算づくなのかと思わされます。

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    2015年02月24日
  • ダナエ

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    ネタバレ

    藤原伊織氏の短編集。個人的には『雪が降る』の方が好きでした。でもこの作品もそれぞれのお話に藤原伊織さんらしさが出てて楽しめました。大好きな作家さんです。

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    2015年01月24日
  • ひまわりの祝祭

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    ネタバレ

    現実離れとご都合主義のオンパレードに感じてしまい、私にはチョット合わなかったですね

    今まで知られていなかったゴッホの絵が存在し、それをめぐるミステリーという骨組みは問題無いのですが、主人公のキャラが「こんな人いないよな」という感じ
    それがハードボイルドというヤツなのか

    他のキャラクタも考え方とか何かおかしい気がした
    少し気にし始めると「こんなストーリー現実にはあり得ないよな」等、他の部分も気になって物語にのめりこめなかった

    イヤ、それがフィクションの小説というモノなんですがね
    分かっているんですけどね
    どうにも私には合わなかったのです。。。

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    2014年09月19日
  • ひまわりの祝祭

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    ネタバレ

    短いセンテンスをつなぐ散文的な文体は、文章に力強さと躍動感を感じさせるのですが、如何せん自分視点の一人称なので、弱さと甘えがにじみ出てなんとも言えない気分になります。個人的に「厨二」っぽく感じます。「テロリスト~」もそうだったので、完全に藤原先生の作風かと思われます。

    内容では京都での「8枚目のひまわり」の謎解き部分がピークかなと思います。その部分は本当に興味深くグイグイ引き込まれました。
    最後の銃撃戦の部分は、大袈裟すぎて不謹慎ですがちょっと笑いました(特に麻里が死ぬ場面など)。ハードボイルドがあまり性に合わないのかもしれません。

    気になった点は、作中に登場する若者のセリフです。ものすご

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    2014年07月09日
  • 雪が降る

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    テロリストのパラソルで、江戸川乱歩賞と直木賞を同時受賞した藤原伊織さんの小説。
    作風として大人のファンタジーという趣。ビリヤードの勝負がきっかけで利き手を潰されたピアニストや足を洗い身を隠す元ヤクザ、トマトを食べたくて一時的に人間になった人魚など、非現実的な設定で起こる人情話に、クサさを感じながら思わず涙します。
    表題の「雪が降る」が特に優しい気持ちになる良い話でした。

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    2014年01月12日
  • 遊戯

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    2007年に急逝された作者の遺作。完結していないが永遠にラストは読めないのかと思うと、悶々としてしまう。。。ご冥福をお祈りします。

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    2013年09月14日
  • 雪が降る

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    ハードボイルド短篇集。やはりヤクザ物が多い。しかし、短篇集だからか内容に厚みを感じられなかった。中でもやくざ物として面白かったのは紅の樹でした。

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    2013年03月04日