ひまわりの祝祭

ひまわりの祝祭

935円 (税込)

4pt

自殺した妻は妊娠を隠していた。何年か経ち彼女にそっくりな女と出会った秋山だが、突然まわりが騒々しくなる。ヤクザ、闇の大物、昔の会社のスポンサー筋などの影がちらつく中、キーワードはゴッホの「ひまわり」だと気づくが……。名作『テロリストのパラソル』をしのぐ、ハードボイルド・ミステリーの傑作長編!

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ひまわりの祝祭 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年04月22日

    「もし、それが事実なら世界の美術界が震撼する。伝説が修正される。 神話がもうひとつ誕生することになる。 」


    天才画家ゴッホが残した「ひまわり」。数十億円は下らないだろうと言われている作品は隠された「もう1枚」があった。その「ひまわり」をめぐって争いを起こす者、巻き込まれる者、知らず関わっている者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月05日

    『この時代にだって、多くはないだろうけど少数の人間はたしかに誠実によって動く。あるいは動かされる。

    だけどいま、はじめてこう思った。そんなものにはもうカビがはえている。ひとり誠実であろうとするだけなら、はた迷惑なだけかもしれない。人をうんざりさせるだけかもしれない。

    そういう質のわるい、始末にお...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月18日

    一時遠ざかっていた、読書の世界にひきもどしてくれたのが彼の作品群です。
    彼が食道がんでなくなったのは、個人的に衝撃的なできごとでした。
    酒量は彼に匹敵しそうなので、本当は控えないといけないのだけど。

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    Posted by ブクログ 2024年02月12日

    妻の英子はレイプで妊娠して自殺し、英子に似ている麻里はヘルスで働く。この設定から、「自分の意思」があるかどうかが何よりも重要なのだとわかる。「たかが」という言葉は、加害者からしか出ないともわかる。逆に、何十億、何百億円になるかわからないほどの価値ある物であっても、それになんの興味も持たず、どう処分し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年12月14日

    主人公が魅力的ですぐに作品に入り込んでしまった。誠実だった亡き妻に落とす一つの影とゴッホに纏わる謎の組織。一級品のミステリだと思う。ただ、主人公の特殊能力?あれは何だったんだろう・・・。
    あらすじ(背表紙より)
    自殺した妻は妊娠を隠していた。何年か経ち彼女にそっくりな女と出会った秋山だが、突然まわり...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年02月13日

    この人の書くものはハードボイルドなんだろうけど、一応一般人が主人公。
    内容はあんまり明るくないのばっかな気がするけど、するすると読めてしまう。

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    Posted by ブクログ 2015年05月18日

    藤原伊織を読んだのはは「テロリストのパラソル」に続き2作目。ハードボイルドという括りで扱われる彼の作品はそうなのかしら?と疑問に思ってしまう。
    今回のひまわりの祝祭は、静謐で美しい。確かにハードボイルド的な要素があるにはある。ハードボイルドといえば、酒はバーボン、汗臭い男、肉質な美女。マグナム系の銃...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年08月19日

    伊織さん、テロ・パラ以来、久しぶりの読書ですが、異端な天才少年の数日間のドラマ。
    ファン・ゴッホの ひまわりが もう一枚 しかも日本にあったら! って、 可能性あるよね!!
    英子さんはなんで死を選んだのか、、、

    かなり、こだわりの純愛! だよね。

    ああ
    しまった、読んだのは角川文庫版だった、、、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月09日

    絵が好きで、美術大学で学んでいたものとして、
    ストーリーだけでない感覚・感情の部分でわかることが多くあった。

    英子さんの言葉、あんな言葉を投げ掛けられるなんて、
    主人公は幸せものだったと思う。
    相変わらず脇役が魅力的だったし、ものすごい調査量だったと思うが、
    ラストがちょっと腑に落ちないので★4

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    Posted by ブクログ 2011年09月06日

    著者の乱歩賞&直木賞ダブル受賞の代表作「テロリストのパラソル」を読んだのは10数年前のことです、当時は志水辰夫、原寮、船戸与一などハードボイルド&冒険&アクションを好んで読んでました。その中でもテロリスト~はキャラクター、ストーリー、ミステリ要素全てが一体となって、正に白眉の出来と認識してました。残...続きを読む

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