藤原伊織のレビュー一覧

  • シリウスの道(下)

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    「辰村」のような自虐的で、媚びず、誰であろうと牙をむくようなサラリーマンには出会ったことがありませんが、現実にいたら迷惑だけど爽快だと思う。
    空気を読む、草食系などといわれて久しい今の時代には、こんな作品は流行らないかも。こんな作品に共感するのは、バブルの残り香に触れた自分たちの世代が最後かも知れませんが、好きなものは好きです。

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    2013年03月25日
  • シリウスの道(上)

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    最近こんな意地っ張りのおっさんが登場する作品になかなか出会わない気がする。単に発見できないだけなのか、時代がそんなヒーロー(?)を求めていないのか。
    自分が知らないハードボイルド作家を早く発掘しなければ。

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    2013年03月24日
  • ダナエ

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    中篇一本に短編二本。導入がやや入り込みづらいが、入ってしまえばとてもしっかりした作品だった。特に人物が良い。とりわけ女性が良い。やわらかくありながら、サバサバとバードボイルドであって、惹かれる。いいな、と思わされる。読後に「テロリストのパラソル」の著者であると知り、なるほどと思うと同時、これが遺作であるということが残念でならない。

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    2013年02月02日
  • 名残り火

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    本書も再読ですが、警察もの以外でしっかりとしたハードボイルド系作品を書く人は日本人ではな珍しいので、やっぱり貴重な作家だったと改めて実感しました。他に挙げるなら打海文三氏、東直己氏でしょうか。
    打海氏もそうですが、夭逝してしまったのが残念でなりません。

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    2013年02月02日
  • 遊戯

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    アル中の中年アウトローと陰のない明るい娘の組み合わせ。この物語もそれを踏襲している。やはりそうでなくては。テンポ良く読め、中年と娘の過去と現在もカッチっと描かれていて引き込まれて行ったが、無念です・・・
    もう、最後まで読むことが出来ないので評価を★★★★とさせていただきました。

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    2013年01月26日
  • ダナエ

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    作者の作品の中では、ハードボイルド色の薄い感じがします。
    ただ、他の作品と共通で、主人公は、ストイックなかっこよさがあります。
    作者もその様な性格だったのでしょうか。
    好きな作家だったので、これが読み納めかと思うと残念です。
    この本では、広告業界、アート業界の話が多く、興味を惹かれます。

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    2012年12月12日
  • ひまわりの祝祭

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    ネタバレ

    銃など登場させて無理やりハードボイルド風にしなくても、とても面白いと思った。高校時代の、主人公と奥さんとの関係がとても素敵だ。

    「つるつるのプラスチックみたいな平板な生活」を送る主人公が、本人の意思に反して混乱に巻き込まれていく。転がるような展開に、ぐいぐい引き込まれた。藤原伊織さんの作品は「テロリストのパラソル」しか読んだことなかったけど、これも面白かった気がする。過去の作品を調べたら、藤原さん、すでにお亡くなりになってるんですね。ビックリしました。

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    2012年10月26日
  • ひまわりの祝祭

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    ネタバレ

    主人公のおっさんの落ちぶれ加減がいい感じです。
    さすがの藤原伊織。
    ほかの作品よりはミステリ要素が強いかな。
    奥さんの裏切りの件はよかったけど、
    ラストは嫌だなあ・・・。
    ゴッホのことは、ファン・ゴッホと呼ぶことにしよう。

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    2012年10月12日
  • 遊戯

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    遺作となった未完の小説。
    ネットゲームで知り合った人材派遣会社に勤める男と若い女性。
    女性が派遣会社に登録した事から、時々メールを送るようになり・・・

    二人の周りに謎の男の影が現れ、その謎が解けないままに筆は絶たれる。
    でも謎を気にしなければ、こういう余韻のある終わり方は好きだなぁ。

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    2012年08月23日
  • ひまわりの祝祭

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    伊織さん、テロ・パラ以来、久しぶりの読書ですが、異端な天才少年の数日間のドラマ。
    ファン・ゴッホの ひまわりが もう一枚 しかも日本にあったら! って、 可能性あるよね!!
    英子さんはなんで死を選んだのか、、、

    かなり、こだわりの純愛! だよね。

    ああ
    しまった、読んだのは角川文庫版だった、、、
    丸善の店頭に積んであったんだけど、新作じゃ無かったのね!


    話の展開、ドンドン引き込まれていくスピード、最後の5ページでも、まだ進行中!  
    これって、映画にはなりませんかぁ???

    やはり、伊織さんはすごい! 
    解説の中で、小説らしい小説という、表現があるがまさに、そのとおりだと感じた。もう1

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    2012年08月19日
  • 雪が降る

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    ネタバレ

    6話の短編からなる1冊。
    いまはサラリーマンとなった男が、かっての部下が上司のいじめに耐えられず刃傷沙汰になったのをきっかけに思い出すプールバーの息子だった時の事件を描く「台風」

    かつて、同僚とその男は一人の女性を争ったが彼女は同僚と結婚した。その後偶然に再会。雪が降ったためホテルに投宿した二人だった。
    彼女は男に「次に雪が降った時に待っている」と言う。
    次の降雪の日、男はホテルで待つがとうとう彼女は来なかった。雪のためスリップ事故を起こしたのだ。
    ある日送られてきた(母を殺したのはあなたですね)という同僚の息子からのメールで思い起こされる愛を描く「雪が降る」

    6話の中で特に心に残ったのは

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    2012年08月08日
  • 名残り火

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    途中で本を閉じるのをためらいたくなる面白さでした。魅力的な登場人物、主人公の丁寧な言葉遣いと行動のギャップなどなど。読みおわったとき、堪能からくるため息がでました。最初の『手のひらの闇』の方が好みではありますが、こちらも大満足でした!

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    2012年03月30日
  • 名残り火

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    てのひらの闇のその後の物語。親友を失った堀江が真実を求めて動き出す。相変わらずの主人公の痛快な行動が読んでいてワクワクする。なによりキャラの良さが目立つ。展開としては意外性は少ないしラストはちょっと残念な感じ。でも一番残念なのは作者がすでに他界している事だろう。

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    2012年03月26日
  • ひまわりの祝祭

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    絵が好きで、美術大学で学んでいたものとして、
    ストーリーだけでない感覚・感情の部分でわかることが多くあった。

    英子さんの言葉、あんな言葉を投げ掛けられるなんて、
    主人公は幸せものだったと思う。
    相変わらず脇役が魅力的だったし、ものすごい調査量だったと思うが、
    ラストがちょっと腑に落ちないので★4

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    2012年03月09日
  • 雪が降る

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    短編集。
    一つ一つがほろりと来る話で、、、
    ハードボイルドなんだけど、切なくて。
    こういうかっこいいオトコになりたいなあ、と。

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    2012年01月14日
  • ひまわりの祝祭

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    ネタバレ

    ファン・ゴッホが描いた名作「ひまわり」。
    生涯で7枚作成されたとされている「ひまわり」には実は8枚目が存在した…、というお話。

    いろんな話が混ざってて複雑ですが、歴史も取り入れたスケールの大きい話に満足。

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    2011年12月13日
  • 雪が降る

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    短編集。
    長編の醍醐味はないものの伊織節は健在。
    この人の描く男性像は同性からみてもホントに格好良い。
    ないものねだりですが憧れます。
    この人の新作を、もう読めないと思うと残念でならない。

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    2011年12月07日
  • ダナエ

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    宝石のようなきらめきの、美しい一冊。

    死を意識した作品ともいわれているが、
    なんとも言葉にできないような、はかなく美しい作品に仕上がっている。

    テーマが特にファンタジックなわけでもなく、
    しっかりと日常が描かれているのに、
    ここまで透明感のある文体はどうしてなんだろう?

    この人の作品がもう読めないこと、その事実が切ない。

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    2011年11月27日
  • シリウスの道(下)

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    ちょっと難しくて分かりにくかったけれど
    おもしろかった

    相変わらずひと癖ある賢い人がかっこいい

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    2011年11月14日
  • 蚊トンボ白鬚の冒険(上)

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    表題から少し敬遠しましてましたが、やはり、この人の作品は、深くて面白い。コミカルでありながら、蚊トンボと主人公やり取りが絶妙です。

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    2011年09月28日