椎名優のレビュー一覧
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ローゼマインの書いた恋愛小説が破廉恥扱い
エルヴィーラの恋物語はやたらと神々を称える描写があったけど、実は恋愛表現だったというね
その様をインド映画のように例えるのは感覚としてよくわかる
ハルデンツェルでの祈念式
古の儀式で行った祈念式で春の訪れが早まるのであれば、クラッセンブルクの収穫量が増えて、ダンケルフェルガーとの順位争いの元になる未来が見えるなぁ
エグランティーヌ様がアウブクラッセンブルクから何かと要求されそうで大変
でも、新たな立場で得た強さとしたたかさで何とかやり過ごしそうな気がする
ギーゼルフリートのSS
レティーツィアとヒルデブラントの経緯
ヴィルフリートの婿入りを望ん -
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貴族院1年生の出来事を他の人視点で描かれたSS集
時系列で書籍本編と併読したので、この本だけの感想は書きにくい
やはり意外だったのはルーフェンかな
本編だけだとディッター狂いウザい教師にしか思えないけど
ちゃんとディッターを通じた生徒の成長や、ディッターの意義、ダンケルフェルガー出身として領地の将来、次期領主のことなど考えていたのだなとわかる
アンゲリカも自分が出来ないことを自覚していて、その上で他の人に任せられること、自分が出来たほうが良いことをちゃんと理解している
ま、一般的な貴族らしからぬことは変わりないけどね
ローゼマインが帰還した後の事はヴィルフリート視点でしか語られてな -
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ボニファティウスとの交流の少なさ
ローゼマインに洗礼式で少し挨拶しただけとある
あのボニファティウスが騒がなかったのか?と疑問に思ったものの
ローエマインの虚弱さについて周囲から重々言い含められてたのでしょうねぇ
星結びの儀式で、フェルディナンドの結婚相手にローゼマインはどうかという話題にニヤニヤが止まらない
貴族院にいる間に婚約者を見つけるとかさぁ~
ま、ここで既に断られていると後々までローゼマインは思っているのですよねー
ブリギッテ視点のSSはとてもキュンキュンする
本当に騎士の恋物語じゃないですか
ユルゲンシュミットの貴族のあれこれを知った今だと、エルヴィーラ様達が打ち震えるのも -
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神殿での冬籠りと祈念式
奉納式で神殿長と出くわしたのはアルノーの嫌がらせなんだろうなぁ、きっと
フェルディナンド様は「早かったな」と言っていたし
アルノーは急かしてたからなぁ
前巻でも疑問に思ったけど、アルノーのこの意地の悪さ……
アルノーはどんな生い立ちなのかね?
祈念式に急遽着いてくることになった青色神官
ジルヴェスター、この時点でよく青の衣を纏えるな
貴族の常識的に……
不可思議な存在のマインを領主として実際に見たいというのもあるんだろうけど、執務を抜け出す言い訳の方が大きいのでは?と邪推してしまう
もしくは、自分の助言で神殿に入れてしまった負い目があるからとか?
たまには -
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紙を作って商人見習いの内定と髪飾りでギルド長とのあれこれ
そして熱で倒れるまで
マインは初トロンベですね
タウの実に熱を吸い出されるような感覚の描写がない
実を熱く感じてるのがそれだろうか?
マインの異常な知識への違和感を抱くルッツ
追求されたマインの覚悟
それにしても、マインの前世というか知識の由来を知っている人間は希少
後に知る人も含めて、ルッツ、ファルディナンド、ジルヴェスター、カルステッドの4人
その中でもルッツはマインが自ら話したという存在という特異性
全てを知った上で受け入れる度量の広い人間だよ、ルッツは
ギルドで地図を見たときの説明
「隣の領地の街と比較的近く、領主同 -
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ネタバレ王妃の12の悪い癖を1年がかりで更生していくというストーリー。
たぶん、私が人生で初めて手にした小説。
「なんだか不思議な事でもおこりそうなかんじです。
サンタクロースを信じていた頃の、クリスマスの夜も、こんなふうな気持ちでした。」
幼少の私にはこのフレーズがやけに印象的だった。
季節描写がとにかくみずみずしく、ひと月ひと月、独特の世界観があり、独特ゆえに結構色んなシーンを覚えていた。
大人になった今読むと、王様もたいがいじゃないかと思ってしまう。9月の刑務所と12月のお墓島では捕まるし、そもそも国をおっぽりだして一人逃避行って責任感ないのか!とかね。
そういえば、1月にホットケーキを焼く件、 -
購入済み
ワガママ義兄にきついお仕置き!
次期領主だと持ち上げられて、わがままし放題で遊びほうけているお坊ちゃまに、きついお仕置きです。自分より年下の孤児達より学習が劣ることを認識させます。あのギルやルッツが、輝く瞳と、裏の無い笑顔でヴィルフリートを追い詰めます。心配する母フロレンツィアに「ようやく母の手元に返るのだから」とローゼマインが答える姿がベストショットです。