藤井一至のレビュー一覧

  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    ●土を主題に、地球の誕生から生命の発生とその進化の歴史をわかりやすく紐解く本。
    ●土と生命がどのように関係しているのかを知る。→思いの外、土が生命誕生に寄与していたことがわかった。
    ●本書は、地球46億年の歴史を「土」という視点から、全く新しい進化の物語として描き出す。驚くべきは、生命誕生の鍵を握っていたのが「粘土」のネバネバとした電気的性質だったという指摘だ。アミノ酸を集めてタンパク質へとつなぎ合わせる「ゆりかご」の役割を粘土が果たしていたというのは初耳だった。さらに、植物が陸に上がり、キノコと「軍拡競争」を繰り広げ、その結果として石炭ができたり地球が寒冷化したりしたというプロセスは、土が単

    0
    2026年01月20日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    土がどうやって作られたか、人工的に土は作れるのかが書かれている本。

    まず興味を持って読み続けて貰えるように書くのが上手いと思う。
    専門的なところは難しいけど、身近で普段気にしない土について知らないことがたくさん知ることが出来て面白かった。

    この人の他の本も読んでみたくなった。

    0
    2026年01月15日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    我々が普段接している土とは何かを地球史と共に紐解いた本。

    岩石が砕けたものや生物の死骸が腐食・風化して積み上がったものが土だと思っていたが、そんな単純なものではなかった。スメクタイト、腐植した岩石、生物の排泄物や死骸、そして大さじ一杯に100億いるといわれる微生物など、これらの多様な構成物が相互に作用し合い、総体的に知性を持っているように振る舞うのが土だと知った。

    身近にある土がこれほど複雑なもので、生物の歴史と深く関わってきたことを知れて、日常風景に新たな視点をもたらしてくれる本だった。

    0
    2026年01月14日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    土に含まれる無機物や有機物、地球の歴史などの説明に作者独特の擬人法的なユーモアが多分に含まれていてその雰囲気も楽しい。

    粘土って生命の誕生に不可欠なものだったんだね。化粧品やカーボン紙その他もろもろのものに使われてる。造板鉱物の粒子よりも、小さな粘土の粒子は、表面積が大きく電気を帯びているから、いろんな物質が集まる。

    石炭って、落ち葉や倒木を今みたいに分解できる微生物が生まれていない時代だったから、未分解の植物遺体が堆積し続けて泥炭土になって、それが6000万年続いた結果、化石化したから石炭になったんだね。微生物の歴史!

    植物の根が栄養を取る為に酸化物質を出すから植物が育てば育つほど、土

    0
    2026年01月04日
  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

    Posted by ブクログ

    土ができてからの5億年を、土を取り巻く環境の変化と、「酸性」を切り口に語っていく本。話があちこち飛んだり構成が分かりにくかったりやや読みにくい部分はあったけれども、藤井先生の土の本を読むのは2冊目なので、土について何も知識がなかった一冊目よりはさくさく読むことができた。(なにしろ土についてどころか「酸性」とはどういう状態なのか、化学の知識がさっぱり無いところから読んでいるので…)
    一見豊かに見える日本の土の特性とは何か?草木があれだけ生い茂っている熱帯雨林の土も肥沃に見えるけどそうではないのか?肥沃だったナイルが失われたのはなぜか?酸性土が植物に与える問題と、そこに生える植物の戦略とは?ハーバ

    0
    2025年12月26日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    難しかった。
    挫折してたコンポストで腐葉土作りたい、ウジが湧いてたのは正しかったんだ?
    カブトムシめちゃくちゃ増やせるかも、青じそ育てたい。人生時間足らんなー

    0
    2025年12月22日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    普段気にすることもない土。家庭菜園始めてから、連作障害とか土の繊細な一面を知ったが、46億年の歴史。目から鱗、その奥深さに畏怖の念すら抱いた。地平線まで土に覆われたデカン高原の大地が頭に過ぎる。

    0
    2025年12月18日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    大地は沈黙しているようで実は語り続けている。足元の土こそ生命の舞台であり記録簿である。土は無言のうちに生き物の営みを支え気候をつくり文明の盛衰さえ左右してきた。肥沃な黒土が人を集め荒れた大地が国を衰えさせた歴史は少なくない。私たちは土を「ありふれた背景」と見なしてきたがそのわずかな変化が未来を左右する。地球46億年の語り部に耳を澄ませるとき持続可能な暮らしの道筋もまた見えてくる。土との付き合いは一人の人生では追え切れない。

    0
    2025年12月09日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    土って、すごいね。
    一言で言うと、

    土は時間と生命の層が積み重なった、地球最大の生態系。生命が生命を育てるためのシステム。46億年の生命史が蓄積した地球の記憶。
    (あ、一言じゃなくなってる)


    岩が砕け、微生物が働き、植物が根を張り、
動物が死んで有機物が戻り、また循環が始まる。
その果てにできたのが“土”。
    私たちの足元にあるものが、
実は 生命が46億年かけて作った巨大な共同作品 だと思うと、
目に映る世界の解像度が一気に変わる。

    0
    2025年12月07日
  • 土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~

    Posted by ブクログ

    パワポで作られたと思われる資料がところどころに挟まれており、カラー写真の多さからも非常にわかりやすくて良い。

    農業をやりたくて土壌の本をいくつか読んでいた時期もあったが、その時にこの本に出会えていればと感じている。それだけ充実した内容であり、専門的でありながらも非常に楽しく読めた。

    0
    2025年10月24日
  • 博士が愛した論文 研究者19人が語る“偏愛論文”アンソロジー

    Posted by ブクログ

    19人の研究者がそれぞれ1つの論文を挙げ、それについて語るという本。最初から論文への偏愛全開で読ませてくれる。学問領域は多岐にわたっているが、どの分野にもすごいブレークスルーはあるもんだとか、専門分野の伝え方というのは人によって違うものだと思いながら読んだ。中でも最後の2章、「老化」の話と「南極の氷で超巨大なニュートリノ望遠鏡を作る」という話はとても興味深い。
    数学の章は正直ちょっと残念。ただ体験を書くのではなくて、数学や代数幾何のおもしろさがなんとなくでも伝わる内容であってほしかった。

    0
    2025年10月12日
  • 土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~

    Posted by ブクログ

    地球〝最後“のナゾというと大袈裟な気もするが、著者がそう表現する気持ちも良く分かる興味深い内容。恐らく畑いじりをする方でもないと、普段、「土」を意識することは無いのではないか。個人的には、この本の前にペーハー(pH)についての本や土と内臓に関する本を読んでいたこともあり、本書がより理解できた。読めば読むほど自分の「無知」を知るのだが、読めば読むほど、連鎖して「楽しめる読書が広がる」という事もまた事実である。

    地球にしか土がない。著者にとって意外だったようだが、その驚きをこの本の読者にも伝えてくれる。月面にはとても細かなパウダースノウのような粒子があるが、これは、専門家が定義する「土壌」とは違

    0
    2025年10月09日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    途中、難しい単語がたくさんでてきて止まってしまったが、そこを読み飛ばして読むことにした。
    結果、面白い!著者の、わかりやすく、興味を惹きやすく書こうと努力されているのが伝わります。
    土の凄み、大切さ、ミミズの凄さ、読後には世界の見方が変わります。

    0
    2025年09月28日
  • 土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~

    Posted by ブクログ

    土の研究者による土の解説書。
    土を追い求めて出不精な研究者が世界中を旅して土の採取をしている。
    写真や図付きでわかりやすく12分類の土のある場所や性質などわかりやすく書かれていて非常に面白かった。
    ただ例え話はわかりずらい(笑)


    0
    2025年09月08日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    当たり前にある「土」。家庭菜園もろくにしていない私にとっては、そこは体験的にも知的にも未知の世界だった。

    土壌の生態系について本書で学ぶにつれ、生化学というか化学をしっかり学びたくなる。土に関する啓蒙書だが、ブルーバックスだけあって、高いレベルが維持されている。

    <メモ>
    ・粘土が鉱物だったとは!
    ・粘土はマイナスイオンのため帯電しており、だからこそ水と混ぜるとネバネバするのか!
    ・粘土があると、アミノ酸はタンパク質に発展しやすい!
    ・粘土鉱物は、遺伝子と同じように複写能力がある!
    ・シアノバクテリアは植物ではなく、細菌!
    ・有機物を酸素を使って分解するのではなく、微生物によって嫌気的(酸

    0
    2025年09月05日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    騙されてはいけません

    本書『土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る』はスコップを持って森の中を駆け廻るおっさんとして有名な農学博士藤井一至さんが、土のなりたちと生命の誕生と進化について分かりやすく解説してくれる一冊

    だがしかーし!
    騙されているぞ!
    本文から引用してみる

    「植物と共生微生物の関係は一方通行ではなく、4億年かけてお互いに要求しあってきた。その緊張感はラーメンの名店と常連客のようだ。」

    いや、分かりやすいか?w
    面白いとは思うがむしろ分かりづらいわ!( ゚д゚ )クワッ!!

    こんな表現が、もうやめて!ってくらい出てきます
    言いたーてしゃーないんやろな

    で、土ですわ!

    0
    2025年08月25日
  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

    Posted by ブクログ

    積ん読していた土の本。
    夏休みに手に取ったら、おもろい。
    さすが高野さんが絶賛してただけある。
    田んぼや茶畑の計画にも生かしたい。

    0
    2025年08月12日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    TV「クレイジージャーニー」で著者を知って以来、いくつか書籍を読んでいます。

    飄々とした語り口で「土」とは何かを教えてくれますが、所々ホント何言ってんのか分かりません(苦笑)。そこらじゅうにある「土」が、こんな難解で膨大な時間を辿ってできるとは。この辺りのことは他の書籍でも書かれていますが、本書はさらに細かく解説してくれています。

    まあ、分からなくて流し読みしたところは多かったですが、最後まで興味深く読ませてもらいました。

    0
    2025年08月12日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    地球史と生命史を「土」を主役に大胆に概観した科学読物。
    著者の藤井一至さんは土壌学・生態学の専門家。日本や世界のさまざまな土をスコップで掘り返し、多くの科学者とは違った視点から生命循環システムを研究されています。

    46億年前、原始の地球が岩石の星だった頃、風化が進みマイナス電荷を帯びた粘土が生成されました。その特性によりプラス電荷のアミノ酸やアンモニウムイオンを引き寄せ、ペプチドやタンパク質の合成が可能になったという説が紹介されます。
    地球上に現れた地衣類が岩を少しずつ分解し、植物と土壌中の微生物群が協力しあって、豊かな土を育て上げます。
    そして、地上に動物が進出してきた後、ミミズなどの土壌

    0
    2025年08月11日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    Posted by ブクログ

    大人だけでなく、中高生にもお勧めしたい。この本の前に出版された同著者の本も何冊か読んだが、ブルーバックスはイラストや写真、身近な比喩表現と簡潔な文章で、一般の人にもよりわかりやすい内容になっていると感じた。
    遅れ馳せながら、松原タニシ氏との対談も動画配信で拝見した。「土に還る」という表現があるが、この言葉の奥深さを改めて考えるに至った内容だった。

    0
    2025年07月28日