藤井一至のレビュー一覧

  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

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    大変面白かったです。
    結構、世界観、モノの見方が変わり得る1冊でした。

    著者の言葉を借りれば、本の前半は研究者目線のお話で、かなりワクワクしました。5億年前からどうやって土が生まれて、生命と共に進化してきたのか語られています。
    後半は専門家目線で、人の営みと土との関わり、現代の環境問題についても語られています。

    土がこんなにも多様で、気候、岩などの無機物、植物や動物、人間の営みと密接で、変化している、させられているのだと、理解できました。
    環境問題では、思いもよらない所で、土にも深刻な影響を与えて、後戻りできない状況にもなっていますね。
    最善最高だと個人的に思ってる手段が、論理的に正当だと

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    2025年09月16日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

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    土の歴史や進化の謎、これからの可能性がとても解りやすく書かれていて、とても興味深かった。
    講談社科学出版賞受賞作

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    2025年09月15日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

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    「人間に土を作ることができるか」という問いを掲げ、作るためには理解しないといけないと、土の誕生と進化を解き明かす本である。まず土とは何か、土とは岩石が崩壊して生成した砂や粘土と生物遺体に由来する腐食の混合物である。そのうち粘土は、アルミニウムやケイ素などからなる結晶構造を持つ鉱物で、生命のゆりかごでもあるという。そして、5億年前に植物が陸地に上陸して生物遺体が加わり、ついに土が誕生した。土は、今も多様な粘土と無数の微生物が相互作用する複雑なシステムとして進化している。しかし、人類は土を消費し続けてきた。著者は、インドネシアで土の再生に取り組んでいる。土は人類の危機を警告し、未来への希望も語る。

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    2025年09月14日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

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    作者の「土」の本を読んで、次にこの本を読んだ。
    「深い」と思った。たかが土されど土。地球史から俯瞰した視点は、科学館で見る地球の成り立ちの先にある今の足元からの見かたということで、興味深いものがあった。
    土を考えることは地球に生きる人のことを考える。それも過去から未来まで、、、

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    2025年09月06日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

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    感動的に面白かった!
    地球の歴史を辿り、土が作られていく様を解説していくのですが、途中途中、脱線したり、ふざけたり、まるで面白い先生の授業を聞いているようでした。
    地学を学ぶには理科の他分野の知識(化学、物理、生物)が必須ということが改めてよく分かりました。今まで私が断片的に学んできたことが、この本によって一つの体系的な知識として編成し直されたような気持ちです。
    ただ、情報量が多いから読むのには時間がかかりました。でも面白かったです!

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    2025年08月26日
  • 土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~

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    土が岩石からの砂と生物(植物もそう記載)の有機物≒遺体が分解されたものが混ざったものであり、その地域の環境により12の大分類に分けている。
    粘土集積土壌、強風化赤黄色土、オキソシル、ポドゾル、黒ぼく土、水田土壌、チェルノーゼム、若手土壌、泥炭土、永久凍土、未熟土、砂漠土
    日本の土は若手土壌、黒ぼく土。高温多湿で土の中の生物の活動が活発で、土が生まれやすいが、二酸化炭素を多く放出するため酸性度が高く、必ずしも肥沃な土壌とは言えない。ここは石灰により中性にするとよく植物が育つ。水田土壌も水を引き込むことで中性になり、鉄についているリンが還元されることで肥沃な土壌になる。
    一番肥沃な土壌はチェルノー

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    2025年07月06日
  • 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る

    購入済み

    3冊分のボリューム

    土の話だけでなく、生命がいかに育まれてきたか。生物学でもあり地学でもあり、人間の歴史でもあり。気象学でもありました、大変深い内容でした。読むのにも時間がかったが、幸せな時間でした。土の中身を知ることができて良かったです。なぜ石炭ができたか?海水中のケイ素濃度の変化、二酸化炭素濃度の変化、様々な要因が分かりやすく書かれています。今、福島の汚染された土壌をなんとかしようと移られたようです。素晴らしい方です。

    #アツい #タメになる #深い

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    2025年12月11日
  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

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    ・土壌というものをどう見たらいいのか学べました。土というものが酸性化(≒貧栄養化)しやすく、それに生物や人間がどう適応してきたのかという視点が軸となっています。そして、硫安に代表される窒素肥料の施用、石炭の露天掘りといった人為が土壌の劇的な酸性化を引き起こす、ということも学べました。

    ・本書を読んだ後で土壌関連の議論を深めてみたいと思い、『稲のアジア史』第1巻における久馬一剛さんという人の論文を読んでみた。日本において水田稲作が普及した一つの背景として、酸性土壌である黒ボク土での畑作が難しいという議論がなされていて面白かった。

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    2025年03月23日
  • 土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~

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    普段はほとんど気に留めない「土」をテーマにした面白くてためになる本。

    豊富なカラー写真と見やすいイラスト、ウィットに富んだ語り口の文章など、随所に魅力あふれ、ふーんそうなんだと頷き、くすっと笑いながら読み進められた。

    肥沃な土を求める人類の歴史・歩みの話も交わり、これからの人口増に否が応でも真剣に世界の人と協調していかねばならない農業・農地の社会課題にも繋がる、視野を拡げるのに最適な一冊。

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    2025年01月02日
  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

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    ノンフィクションで、目から鱗がぼろぼろ落ちる本がたまにあるのだが、これはまさにそういう本だった。
    「土」という観点から自然科学だけでなく、歴史や文化、環境問題まで見るなんてことを、なかなか考えつく人も書ける人もいないと思う。以前稲垣栄洋の『イネという不思議な植物』にも似た感想を持ったが(実際重なるところもあった)、よりスケールが大きく、深く、詳しかった。稲垣さんのは中学生にもわかるように書いてあったが、こちらはもう少し難しい分、面白さも深まっている。読めるなら中高生にもおすすめしたい。
    世界に分布する土は大陸移動によって説明できるとかはまだ「なるほど」レベルだが、大河に近い乾燥地が一番肥沃だと

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    2024年11月24日
  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

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    知らないことばかりでした。よんでいて、自分自身植物の進化に疎いことがよくわかった。
    1.土ができたのでのは5億年前。(それまでは無機物だけの岩、砂礫)
    2.ダーウィンは土壌の研究をしていた。
    3.日本の土をドイツ人研究者に見せると、それは土ではないと言われる。
    4.シロアリはアリではなくゴキブリの仲間。
    5.柏木由紀のシングルデビュー曲は火山灰だった。
    6.植物は有機物からではなく無機から栄養を得ている。
    7.カブトムシの幼虫の胃は強いアルカリ性で、セルロースを消化できる。
    8.ブラキオザウルスの主食は針葉樹アロウカリアの葉であったが、現存する爬虫類で針葉樹を、食べるものはいない。
    などなど。

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    2024年09月05日
  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

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    土の成り立ち、土と私たちの生活、土と環境問題がフラットな立ち位置から語られる。文体も読みやすいし、内容も興味深いからすぐに読んでしまった

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    2024年04月17日
  • 土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~

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     痛快な本だ。学問するのは、楽しいと思わせる。世界中をスコップを持って飛び回り、蚊に刺されながらも土を掘る。そこで、土の何かを発見する。まさに、学問は現場にあるのだ。
     人口爆発、食糧危機、環境破壊、砂漠化、土壌汚染。土は、地球最後の謎と言われている。
    藤井一至は100億人を養う土壌を求めるのである。土だけで、これだけ楽しく語るのは素晴らしい。世界の土壌には大まかに分けて12種類ある。大まかに分けると黒い土が三つ。赤い土が一つ。黄色い土が一つ。白い土が二つ。茶色い土が一つで、残りは、凍った土、水浸しの土、そして何の特徴もないのっぺらぼうの土。まさに、多様な土が存在する。
    とにかく、12種類の土

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    2024年03月23日
  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

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    土が文字通りあらゆる生の土台として重要な役割を担っていることを思い知らされた。写真も多くてビジュアルな一冊。専門知識がなくてもスイスイ読み進められる。

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    2024年02月27日
  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

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    土壌を切り口とした、地球史、動物・植物の進化、人間の歴史

    面白かったロマンだった

    全ては循環しているんだ
    川に戻って熊に食われる鮭のみならず、洪水や噴火すらも栄養分の循環の一端なのだ

    その循環が人間によって崩れている
    環境問題に対する解像度があがる

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    2024年01月10日
  • 土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~

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    地球上のすべての人間を食わせることができる豊かな土壌を求め、世界中を旅して土の謎を解き明かそうとする筆者の自伝的な研究紹介。
    私の大好きな、研究大好きクレイジー系科学者。もう少し本人の人間臭い部分が出ていても良かったとは思うが、土壌大好きの筆者に飲み込まれて一緒に土が好きになる。

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    2023年09月27日
  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

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    筆者の土に対する愛情が溢れる本。
    たかが土の話というなかれ、未来の地球を考えさせる壮大な作品だと思います。

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    2023年08月29日
  • 土 地球最後のナゾ~100億人を養う土壌を求めて~

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    「地球にしか土がない」というのは、勉強を始めたばかりの頃、私にとっても意外だっ



    私たちは、記憶や愛が〝風化〟すると 喩えるように、風化=劣化・消失と捉えがちだが、風化はただ岩を分解するだけではなくて、そこから土を生み出す現象を含んで



    まだ見ぬ世界には農業に適さない土があるという。北欧が一例だ。サンタクロースの故郷であるフィンランドは、寒冷で肥沃な土壌も少ない。フィンランドの人々は、なぜ自分たちの祖先がフィンランドを選んで定住したのか? と自分たちの生活を面白おかしく笑いの種に



    フィンランド人の起源は明確ではないが、岩と沼地が多いという土に関する記述は正しく、凍って

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    2023年07月21日
  • 土の大研究 5億年の大地のなぞをさぐろう

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    土についてよくまとまっている「調べ学習」にぴったりな本。小学校高学年に良いが、土に関する本は多くないので中学生が使っても良いと思う。大人が読んでも勉強になる。授業で子どもの興味を喚起した後、子どもたちが自身で調べると良い学びになりそう。

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    2023年05月27日
  • ヤマケイ文庫 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち

    匿名

    購入済み

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    土についてだけでこれだけ語れるのか、
    土はなにげなくみているが万物のもとだということがわかった。これからは種類にも気をつけてみたい

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    2023年05月14日