川村裕子のレビュー一覧
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読みやすいというか入りやすい。
更級日記と言えば昔NHKで放映していたアニメ「まんがで読む古典」を思い出さずにいられない。サラちゃん。またあのシリーズを放映して欲しいものだ。Posted by ブクログ -
西行和歌を一首ずつ、丁寧に解説してくれる。
ずいぶん詳しい解説なので、読み終えるまで、日にちがかかってしまった。
やはり、
願はくは花のしたにて春死なむ
その如月の望月のころ
この本の歌の中でも、この歌が一番好き。
☆私は春、花の下で死にたい。願わくは、
釈迦入滅の二月十五日のころに、満月の光...続きを読むPosted by ブクログ -
アニメの平家物語や大河などでこの辺の時代をやっているのをきっかけに読みました。
祇園精舎〜始まる文章しか知りませんでしたが読み進めていくうちに自分がその時代にタイムスリップしたような気持ちになりました。
平家物語は作者が確定できないなどと言われているらしくそこの方も突き詰めてみたくなりました。
人生...続きを読むPosted by ブクログ -
安定のビギナーズクラシックス。
古事記は元々全て漢字で書かれていて、文章化した太安万侶自身、やまと言葉を外来語である漢字で記載し伝達することの難しさを語る。
和歌の原文を読むとわかるが、本当に意味がわからない部分やまったく読めない部分がありすぎて、古事記を現代語訳した人たちの苦労を感じる。おそらく...続きを読むPosted by ブクログ -
鴨川の氾濫、ギャンブルの流行、比叡山の僧たちの強訴。これらだけは自分の思うようにならない(白河院)。▼萌え出る若草も枯れた草も同じ野原の草。▼祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる者久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き人もつひには滅びぬ、ひとへに...続きを読むPosted by ブクログ
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新古今和歌集 さすがの角川ビギナーズクラシック。充実した入門書〜ルビ付き、歌枕や本歌取りの解説あり、現代語訳あり
体言止めの効果か? 声出して読むとリズム感いい歌が多い。歌枕や本歌取りなど 先人の詞を新しく表現する方法が多才で面白い
春歌から恋歌までは 絵画的で源氏物語の世界。季節の情緒と恋の...続きを読むPosted by ブクログ -
平安時代という古文の授業でしか目にしなかった文学の世界を、とても楽しく分かりやすい言葉で描かれていて、古文を楽しく読むきっかけになりそう。古文に出てくる家具、衣装、地位などの一つ一つの言葉にこんな意図が隠されていたと知っていたら、きっともっと楽しく古文が読めるだろう。中高生に薦めたい一冊。Posted by ブクログ
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どう読んだらいいかなって思って、まずは現代語訳をサラッと読んでみた。2週目は原文で読みたい。
和歌って訳だけよんでもあんまり感動しなくて、原文と、掛詞とか引き出してる和歌を紐解いてくことで魅力が増していく、ので、ちゃんと読みたい。
最後、テーマが意味を成さなくなって、じわじわと終わっていく感じが...続きを読むPosted by ブクログ -
中三の息子に伊勢物語くらい読んどけよ、一緒に勉強する為にと買ってみたのですが、先ずは親が読んでなきゃ強いこと言えねえな、と音読もしつつ読んでみました。
100篇以上の小話からなる伊勢物語ですが、メインのお話は、当代きっての遊び人の在原業平の恋愛話です。多くの女性と関係を交わしていく様子が和歌と...続きを読むPosted by ブクログ -
お堅い文学作品感が全くなく、軽くて汚くて面白かった。後白河院は覚えることが多すぎて受験期は嫌いだったが、いいひとなのかもしれない。梁塵秘抄口伝のほうはあんまだった。Posted by ブクログ
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『平安女子』と同様、ほぼ話し言葉で書かれている上、挿絵も多く中学生でも全く問題なく読める。
早川圭子さんの絵は、本文の説明をうまく絵にしながら、源氏物語絵巻風の雅な雰囲気があって素晴らしい。
女子、男子2冊読んでから高校で古典を習うと面白くなると思う。
江戸時代は360年以上続いて長い印象だけど、平...続きを読むPosted by ブクログ -
「大鏡」の中でも重要なエピソードを分かりやすくまとめたもの。年表や地図などの資料が充実している。菅原道真のエピソードが読みたくて手に取ったが、紹介されているエピソードはいずれも面白かった。Posted by ブクログ
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本書は小学生が抱く素朴な疑問を、論語と算盤の内容を例に出しながら、大人が分かりやすく解いて行くという構成になっている。
「お金持ちになりたい」「どうして勉強しなきゃならないの?」「どうやって生きて行くのがいいんだろう?」「頑張っているけど上手くいかない時は?」等々「僕たちはどう生きてどう行動すべきか...続きを読むPosted by ブクログ -
ジュニア新書といえど決して馬鹿にしたものではないということは承知。こちらの本も一応日記等をもとにわかりやすくくだけた感じで平安時代男子の生活を描写している。まあ、ないものねだりをすれば道長前後の時代に限られているということ、読者が中高生の想定で(”ジュニア”なので当然ですが)くだけすぎていることなど...続きを読むPosted by ブクログ
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今から700年前の随筆であるが、現代にも通じるところが多い。
●無常迅速:考え方や価値観、繁栄、生死は常に変化
●牛を売る者:生死は常に身近にあり、死があるからこそ生が引き立つ。
●高名の木登り:ミスは油断したときに(安きとき)に起こる
●未完の完:あまりに完成された者は趣が無く、どこか欠けていたり...続きを読むPosted by ブクログ -
東日本大震災が起きた時、私を打ちのめしたのは被害の大きさもさることながら、「東北の地理がわからない」ということだった。連日新聞やテレビのニュースで伝えられる被災地の市町村名を聞いても、そこが東北のどの辺りなのかわからず、とても申し訳なく思った。
翌年、現代ではなく別の角度から東北にアプローチし...続きを読むPosted by ブクログ -
古文に興味があって、なんかちょっと知りたいけど、何から読めばいいのかな、という中高生に推薦したい本。セットに「女子」版があるので、合わせて読むと良い。当時の生活や人間の紹介があってイメージしやすいが、それらも物語や日記からとってきてるので、それらもフィクションだという意識をいずれ持たなきゃいけなくな...続きを読むPosted by ブクログ
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大変貴重な史料だった。もちろん原本は残っていないし後年の写本ではあるものの…。この時代にこんなお手軽に読めることに感謝したい。
1000年も前に生きていた人たちの生々しい生活が垣間見える。いつの年代でも人間は本質的には変わらないんだなと(悪口言ったり意地悪する場面ね)
世の中には清少納言好きで紫式...続きを読むPosted by ブクログ -
華やかなりし平安時代。
ですが、裏を返せば、それだけ大変な競争社会であり、その上に雅があったと思うと、私はこの世界では生きて生きないかもしれないPosted by ブクログ -
平安末期、世は乱れ
権力者の風流な文化人貴族は恋愛や金儲けに
うつつを抜かし、質実剛健野蛮な武家の世への
移り変わりがわかる。
厄病などは医療的処置はなくただ祈祷する
ばかりで現代に感謝、感謝。Posted by ブクログ