川村裕子のレビュー一覧

  • 和泉式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    とても読みやすく、わかりやすい。
    そしてそれぞれ章の最後に書かれている川村さんのコメントにはハッとするものがあります。

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    2013年01月29日
  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ネタバレ

    2年ほど前、学校の古典の時間に、ほんの少しだけ読み、「夢見る文学少女なんて素敵!」と思い(笑)とうとう、文庫本買ってしまいました。
    前半は、物語を読みたいと夢見る少女時代の話。後半は大人になり、宮仕え、子育て、旅をする話など。そして最後は夫の死などがあり、重い雰囲気で終わっていきます。
    個人的には、継母との別れ、乳母や姉との死別など悲しい事件があるものの、きらきらした少女時代の部分が好きです。

    訳文も原文に結構忠実で、比べながら読むにはよかったです。

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    2011年09月10日
  • 和泉式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    これも解説は軽快で優秀。これはおもしろい作品なのね。

    先に現代語訳があるのも慣れると読みやすい。これでいいのかもしれん。

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    2021年01月05日
  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    『更級日記』(菅原孝標女、川村裕子編、2007年、角川文庫)

    「あづま路の道の果てよりも、なほ奥つがたに生いいでたる人、いかばかりかはあやしかりけむを」で始まる平安時代の古典。

    物語の中の理想に憧れ続けた少女時代、パートタイムとしての宮中生活、晩年の現実的な仏に頼る生活を描いたもの。

    晩年、夫の出世を望んだり、息子を育てることに生き甲斐を見出だしたりする作者の生き方には感動電球

    (2009年8月7日)

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    2009年10月07日
  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    物語が好きで空想ばっかりしていたり、夫がいなくなってから「もっと大切にすれば良かった」と思ったり、
    特にドラマチックなことはないけれど、ささやかな幸せや悲しみのなかで生きている女性の半生。
    自分は平安人でも貴族でもないのに、すごく共感できる。

    【X】

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    2009年10月07日
  • まんがで名作 源氏物語

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    千年を超えてなお、読み継がれる日本の名作『源氏物語』がまんがでわかる!

    帝の第二皇子として生まれた源氏の君。
    幼くして母を亡くし、その面影を残す美しい女性たちとの恋を続けていく。
    はなやかな宮中を舞台に、美しさと聡明さによって女性たちを翻弄する源氏の君。その恋物語は次々に波乱を呼んで――。
    千年を超えてなお、読み継がれる古典の名著『源氏物語』がまんがで分かる!
    『まんがで名作』は、不朽の名作を分かりやすいまんがで学び楽しめるまんが学習の決定版!

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    2025年11月09日
  • はじめての王朝文化辞典

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    辞典と言うには語りが多すぎる、
    だが柔らかい語り口を読んでいるとこれ以上ないくらい、ビジュアルな文で、臨場感が素晴らしい。楽しく読み進められるし思ってきたよりずっと面白かった。
    王朝ものはやはり楽しい。

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    2025年09月06日
  • 和泉式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    ビギナーズ・クラシックスは『和泉式部日記』でございます

    平安のもて女こと和泉式部(紫式部の同僚だったこともある)と天皇の子プリンス敦道親王の恋を綴った日記(とされている)でございます

    いやーあのね『和泉式部日記』自体がもちろん面白いんだが、川村裕子さんの解説がなにしろ分かりやすくて面白い
    そして古典愛をビシバシ感じる

    なんか古典を読んだら、毎回書いてる気もするが、今回も書いちゃう
    だって毎回そう思うんだもん

    ほんと繋がってるな〜って思うのよ
    当たり前かもしれんけど確かに繋がってる
    千年以上前の話なんだけど、男と女のあれやこれやなんて今と変わらんよ
    恋の駆け引きみたいとことか、いわゆる押

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    2025年04月30日
  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    はい、『土佐日記』の次は『更級日記』です
    またもや平安時代です

    いやー面白かったなー
    まさに日記です
    ひくほど日記でした
    ほんとどなたかのインスタグラムを見てるようなのよ

    千年の時を超えても女ごころってあまり変わらないのかな〜って思いました
    お前に女ごころの何が分かるって?

    うん、ごめん、あんまよく分かってませんでした
    ちょっと知ったふうなこと言っちゃいました
    たいへん申し訳ない(心からの謝罪)

    いやでもね
    最初は浮舟に憧れて、いつか私の元にも光源氏様が来ないかしらと妄想し、神仏に詣るのもめんどくさがる不信心者の女の子だったのがよ
    大切な人の死を乗り越えたり、子どもたちを育てたり、社会

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    2024年12月27日
  • 平安男子の元気な!生活

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    行成を通じて、平安男子のオフィス事業などが書かれていて楽しくよめる本でした。

    「光る君へ」に登場する五節の舞姫の位置づけもわかって、興味深かったです。

    当時の男性たちが出世するには教養も財力も必要で、大変な時代だったんだなあと思いました。

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    2024年10月21日
  • 王朝文学入門

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    川村先生の本は、古典とその著者に温かなまなざしを向けられていて、読んでいるとほっこりします。
    内容は
    竹取物語
    うつほ物語
    伊勢物語
    大和物語
    源氏物語
    枕草子
    土佐日記
    蜻蛉日記
    和泉式部日記
    紫式部日記
    更級日記
    の、有名な古典のあらすじと解説です。うつほ物語ははじめて触れたのですが、長い物語を簡単に分かりやすく紹介していて良かった。

    前に寂聴先生の『わたしの蜻蛉日記』を読んだのですが、寂聴先生の解説は道綱母に辛口でした。でも、実際、それは当たりだろうなと思うのです。それで、道綱母ってかなり面倒ないやな女じゃないか、と思ってしまいました。一方、川村先生の解説は、蜻蛉日記に限らないのですが

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    2024年09月27日
  • 和泉式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    兄が死んだ後、弟と恋愛とか、青春やー!!(?)
    でも、和泉式部って割と苦労しとるんですね…。恋の悩みで…、なんか贅沢〜!!

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    2024年08月25日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    ジュニア世代向け本。
    今風の言葉で書かれてるのでスルスルと読みやすかったし、頭にも入っていった。
    「更級日記」「蜻蛉日記」も機会を見て読んでみたくなった。

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    2024年08月11日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    今年は大河ドラマの影響されて平安モノが面白い。以前、男子編を読んだので今回は女子編を読んでみた。紫式部や清少納言はもちろん出てくるけど、1番多く登場するのは道綱母。そして、女子と言いつつ男子のことも結構書かれている。
    現代とはかけ離れた生活をしてるけど、同じ人間が喜怒哀楽を感じながら生きていたんだなあと思いを馳せた。

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    2024年05月20日
  • 平安男子の元気な!生活

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    ネタバレ

    『平安女子〜』の内容にも言及されているため、続けて読むとなおよさそう。こちらもとても読みやすい。
    平安男子は朝早くからハードワークなんだなぁ…と思って大河を見ると、やっぱりいつもみんなでだべって噂話して、のんびりしているような。行成、伊周、道長のエピソードなど、ちょうど今やっている大河の副読本にぴったり。この前伊周と道長の矢のエピソードもあったなぁ(伊周が嫌なヤツにされていたが)。服装の説明はあったけど、烏帽子の説明がなくて残念(大河で烏帽子がスケスケなのが気になっている)。

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    2024年05月07日
  • 平安男子の元気な!生活

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    ネタバレ

    川村先生の岩波ジュニア平安シリーズ第二弾。先に後発の女性作家編を読んでたので、これにて三部コンプリートということになる。

    大河のおかげで、かなり平安の世がビジュアルとしてイメージしやすくなったこともあり、まぁサクサク読めること読めること。
    最初の方に出てくるのは、行成くん。ドラマでは渡辺大知くんかな⁇ たまに見知らぬ人が出てくるので、調べてみると、「あ、兼家のご兄弟!?」と当人の顔こそ思い浮かばなくとも、段田安則さんの…という感じで読めてしまう。中には、割と最近のエピソードの元となってるらしい部分もあり、とにかく読むなら今を置いてないという感じ。

    これも他のと同様、思いっきり現代語なので、

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    2024年04月24日
  • 平安のステキな!女性作家たち

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    これも一気読み。本当は一緒に購入した『平安男子の元気な生活』の方が先行みたいだけど、明日の『光る君へ』に清少納言の有名なシーン(香炉峰の雪)が出るらしいので、こちらを先に読まずにはいられなかった。
    『平安女子…』と同様の超現代的表現による、川村先生の語り口は、本当に軽快!逆に、こういう表現に慣れてない方々にはちょっと眉を顰められるくらい⁇昔「桃尻版 枕草子」が当時の若者であったはずの自分にはちょっと苦手だったので、今の若い人でも苦手な人はいるかもね。
    道綱母と清少納言のあたりで、一瞬、大石静さんもこの本読んでないか…と思ってしまったけど、発行がかなり最近なのでそれはないかな? ただ、参考文献に

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    2024年04月20日
  • 平安女子の楽しい!生活

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     平安時代の連絡手段は、手紙✉️今の時代よりももっと教養が試される時代だったのだなあ。和歌をすらすら書けたら、どんなに素晴らしいだろう。「国語」の時間にもっと和歌を勉強したかった。

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    2024年04月18日
  • 新版 蜻蛉日記II(下巻)現代語訳付き

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    美貌、歌才に恵まれ身分のある男と結婚しながらも、自らを蜻蛉のようだと例え苦しむ道綱母の21年に及ぶ日記。平安貴族女性も嫉妬もするし駆け引きもする。もう少し素直になれたらと思うけれど、そうできないのは彼女のプライドの高さからか。不器用であまり世渡りの上手な方ではないように感じた。

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    2024年04月17日
  • 平安のステキな!女性作家たち

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    藤原道綱母、清少納言、紫式部、和泉式部、菅原孝標女のことが書いてありました。有名すぎる清少納言や紫式部のことは多少知ってますが、他のお三方の書いたものについてはよく知らなかったので、興味深く読みました。

    この五人は、書いたものの形式や内容がそれぞれに異なっています。エッセイ、小説、自伝的な日記(主婦の日常、大恋愛の回想や歌、旅)など。セレブ婚だった道綱母、略奪愛の和泉式部の日記を書いた動機などはなるほど~と思いました。
    特に、道綱母の日記は、セレブ婚してても、一夫多妻のなかで生きる女性の焼きもちや焦り・不安なんかが書かれているらしい。で、これが紫式部の心理描写に影響を与えているって話も興味深

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    2024年03月25日