川村裕子のレビュー一覧

  • 平安女子の楽しい!生活

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    平安貴族の生活や一生を分かりやすく説明

    現代語に置き換えている部分もあるのですんなりと頭に入ってくる

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    2024年06月11日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    たぶんコロナ前に見つけて買ってた本。途中まで読んでなんとなーくそのままにしてたのを、この機を逃しては…と最初から改めて読んでみた。
    大河『光る君へ』のおかげもあるだろうな、紹介される平安の人々がにわかに生き生きとしてる姿が思い浮かんで、一気に読んでしまった。多少の時代(年齢)のズレはあるかもしれないけど、これまで見てきた俳優さんたちがイメージされた。
    現代の言葉を多用して、若者に語りかけているから、もしかしてそういうのに馴染めない方々には不評かもしれないけど、私は好きだな。学生さんに教わったとのことだけど、流行りモノに敏感な先生のお人柄が偲ばれる。
    蜻蛉日記や和泉式部日記、更級日記、もちろん源

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    2024年03月27日
  • 平安男子の元気な!生活

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    大河ドラマが超絶面白いので読んでみた!いや、本当にこのドラマ面白いのだがなにぶん平安時代への知識不足のため理解ができないことが多い。で、私でも理解できるようになりたいー簡単に知識習得できる書物が読みたいーとなっていたところへの助け船。なんてわかりやすいの!わかりやすいけどポイントはしっかり把握できるように書かれていて、素晴らしい参考書であります。知識が深まります。これでまた、数倍楽しくドラマを楽しめます。ありがとうございます。

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    2024年03月14日
  • はじめての王朝文化辞典

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    ネタバレ

    とても面白かったです!
    物の名前と説明だけではなく、それが登場する作品を引用して解説していたので頭に入りやすかったですし、物の意味を知ると見える世界がこんなにも変わるんだな〜と驚かされました。
    平安時代の文芸作品には苦手意識があったのですが、本書を読んで興味が湧きました!

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    2023年09月29日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    建物の造りや服装など、高校の図説など引っ張り出してみてもいまいち分からなかったのですが、この本はすごく分かりやすかったです。また、更級日記や蜻蛉日記など、あまり関心の無かったものも紹介されていて、読んでみようかなと思いました。子供向けの本は侮れません。

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    2023年07月15日
  • 平安男子の元気な!生活

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    『平安女子の楽しい!生活』の同シリーズ。今度は平安時代の男性の生活にピントを当てた案内書。前回同様、語り言葉、今のおしゃべりで、平安ボーイズの毎日を再現している。最初に紹介しているのは、藤原行成。『枕草子』等でもおなじみの、当代きっての青年貴族である。彼もここでは、親しみやすく、行成くん、であって。この人選がすでに良いよなあと思うのである。物語から引っ張ってくるのではなくて、行成くんなところがいい。文学作品や歴史の教科書で小難しく出会うより親しみも湧くし。

    朝起きて、眠い目をこすりながら起きてくるところから。なんて、自分と重ね合わせたら、誰もが経験がある。出かける先は、学校と内裏で違うのだけ

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    2023年05月25日
  • はじめての王朝文化辞典

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    素敵!
    川村裕子氏の著作はいくつか読んでいます。
    どれも共通するのは、
    優しく穏やかな語り手がいること。
    まるで平安時代の物語に出てくる女房に案内されている気分になります。

    たくさんの説明で疲れているときにも、
    励ましてくれる、
    あたたかでやさしい王朝文化への入門書なのです。


    さて、この本は、
    平安時代に当たり前のように出てくる言葉や風習、物、場所を解説した本です。
    解説といっても、心配いりません。
    とてもとてもわかりやすくガイドさんが案内してくれます。

    最初は寝殿造などの建物のお話から。
    ほんとうに、一緒に建物を見て回るような気分になれます。

    平安貴族たちの暮らしは、結構忙しく、

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    2023年02月25日
  • 平安男子の元気な!生活

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    平安女子に続いてこちらの男子も読んでみた。
    最初は語りかける口調に戸惑うが、すぐ慣れて親しい家庭教師に教えてもらっているように頭に入る。
    著者も言っているように、平安時代といえば和歌を読んで雅で、男子もすぐ泣くみたいなイメージが強かったが、この本を読むとかなりハードな生活をしていたことが窺えた。
    蹴鞠で遊んで恋にかまけてばかりではなかったんだなあ。
    中学生の頃に、国語や平安時代の歴史の時間に読んだら、もっと興味を持って授業に取り組めただろうな。

    今回この本で特に印象に残ったのは、第3章の藤原行成の子供が亡くなった時のことだ。
    当時は死に触れるとケガレが生じ、そのケガレはうつると考えられていた

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    2022年03月05日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    およそ1000年前の貴族女性の生活を、しっかり現代に引き寄せた表現で紹介する。

    平安貴族女性の生活圏の狭さがよく分かる。
    庭と季節とファッションと男性と宮中の噂話が、人生の全てになってしまうのもうなずける。


    一方で、世の中の大多数は農業を行う庶民女性であるという視点も、少し有っても良かったのではないかと感じた。

    本書は限られた特権階級の生活である。

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    2022年02月17日
  • 平安男子の元気な!生活

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    前作『平安女子の楽しい生活』がとても面白かったので、こちらも読んでみました。

    前作では煌びやかだけど、待つしかできない女の身の辛さを知ることができました。
    今作では、行事や暮らしなど、生活や政治的な話が中心になっています。
    生活だとか政治だとか、言葉だけだと退屈そうなんですが、川村さんはまるで友達のことを話すような調子で平安男子の生活を語ってくれます。
    イマドキの言葉遣いが、昔のことでも、共感や親しみが沸くように導いてくれる。

    それなりに古典文学を読んでいても、
    いまいちわかりにくいのが、当時の彼らの風習や文化で、
    方違えだとか、結婚だとか、なんとかの儀だとか、身分だとか。
    調べても断片的

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    2021年08月12日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    平安貴族の生活が無理なくイメージできる。ルー大柴並みにカタカナ言葉を使うが、嫌味がない。軽いノリで必要な事は全て伝える。プロの教師の仕事である。一気読みした。

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    2021年06月08日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    分かりやすく、平安時代の装束や暮らしについて書かれています。生徒に薦めたい。ここまで平易な言葉で説明できることを尊敬します。

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    2021年05月04日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    とんでもない良書です。
    私は女の人が夫の3歩後ろを歩くとか政治の道具になるとかいうことにとっても嫌悪感を感じてしまうので、平安時代はどうかなぁイライラしないかな…と思いながら読み始めましたが、めちゃめちゃ楽しく読めました。
    そして、ただ抑圧されて苦しんでいる生活でもなかったのかなと思いました。
    女性は女性なりに宮仕えにでて働いてみたり、和歌の力で駆け引きをしたり、帝の母親になれる可能性があったり、色々なことを考えて積極的に生きていたんだなあ。
    文章自体がとても分かりやすくて面白く、平安女子の世界に引き込まれました。挿絵も多くて良かった。

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    2020年11月19日
  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    菅原孝標女作ということしか頭になかったが、実際読んでみて何よりも印象的だったのが田舎から京への旅路を細かく書いている点にある。
    日記文学であれほどまでに細かく旅の描写があるのはみたことがなかった。
    また、この作品のタイトルをつけるとすると'諦念を知った少女"だと自分は思う。
    源氏物語などに魅了され、いつか自分も同じような経験をするだろうと信じてやまなかったが、実際この無情の世では物語のようなことがあるはずもなく、次第に諦念を知っていく。
    また、様々な人との別れがあり、会者定離のこの世を物語っている。
    そんな無情を嘆きつつも、少女の淡い願いや喜びが所々垣間見れ、そのギャップを

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    2020年04月17日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    当時の文のやり取りが
    今でいえばメールやラインだとすると
    短い言葉で 気持ちをやり取りしたり
    ちょうどニュアンスに合うような
    スタンプを選んだりするのと似てる
    和歌を詠み 季節の花につけ送った平安時代
    すごく身近に感じますよ

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    2020年03月05日
  • 更級日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    平安時代に興味が出てきたので、何か読んでみたいと思っていた。源氏物語は長くて導入部分でつまづくことが分かっていたので、もっと簡単なものを探していたところ更級日記に行き着いた。

    作者である藤原高標の娘とは、簡単に言うと文学オタクの中学生女子。京都で流行りの源氏物語を読みたくて、ウズウズしている田舎の少女。
    彼女の願い叶って京に引っ越し、源氏物語を昼夜問わず熱中する様。平安時代も現代もあまり変わらないんだなと思った。
    物語中では、乳母や姉が亡くなったり、家が火事で燃えたりする。そういう中で、彼女もだんだん年老いていく。外ばかり見てる若い時代から、自分の内面を見つめるように移り変わる。

    更級日記

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    2018年01月07日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    女子っぽいフワフワしたイメージの新書。
    でもこの一冊で古典の世界がぐんと身近に感じられる。
    あえて今時な現代語訳なのもわかりやすい。
    イメージしにくい日常生活がとても生き生きと描かれていて、初心者だけではなく、古文を知っているつもりの人にもおすすめ。決しておかたい世界ではないことがわかる本でした。

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    2017年11月12日
  • 新版 蜻蛉日記II(下巻)現代語訳付き

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    序文にあるように現代の者も垣間見たいこの時代の身分の高い人の妻の生活が見える。結婚、夫婦の関係の制度は違えど、そこから生まれる喜怒哀楽は今と同じ。歌や裁縫の上手であり、そういう面で夫を支えていた。奥様は侍女にかしずかれてばかりいるものと思っていたので意外だった。蜻蛉のようにはかないと思い続けた女の一生。

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    2016年08月29日
  • 平安女子の楽しい!生活

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    「御簾」は今でいうブラインド、イケメンの条件は美文字、女子のファッションはダボパン…
    平安時代のライフスタイルを現在の生活に例えて説明してくれているので、古典を勉強する中高生には予備知識として最適な1冊。

    国語科の教員に薦めるのもお忘れずに。

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    2014年06月27日
  • 和泉式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    とても読みやすく、わかりやすい。
    そしてそれぞれ章の最後に書かれている川村さんのコメントにはハッとするものがあります。

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    2013年01月29日