川村裕子のレビュー一覧
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神田の古本まつりに行ったときに100円で売られているのを見つけて、松尾芭蕉かあ、人生で一度は読んでみたい気がしなくもないなあ、ということで購入。俳句なんか中学のときに夏休みの課題で覚えた「月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど(大江千里)」くらいしか知らないし(いや待てよ...続きを読むPosted by ブクログ
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栃木県大田原市へ林業体験した際に訪れた雲巌寺をきっかけに芭蕉の足跡を知りたくなり手に取った。東北から北陸へ旅をしたくなる。Posted by ブクログ
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つまみ読みだけど、とても面白かった。手にとって良かったと思える一冊。
印象的なのは特にこの二つ。
●人生は、長くも思えるが、実際は今この一瞬の積み重ねである。何かしたいのであれば、今日の夜、明日の朝と思わず、今この一瞬に行動せよ!
●目の前の一事に全力であたれ
(弓2本のくだり)怠け心が出てく...続きを読むPosted by ブクログ -
源氏物語の全ての話を網羅できるが、とても読みやすく、そして面白かった。
ビギナーズと書いてある通り、現代の話と同じ感じになっていて、読みやすかった。Posted by ブクログ -
いとおかしだった。
深夜アニメの平家物語がおもしろくて、原文も読んでみたくて読んだ。昔から世の中に残って人々に読まれ続けているのがとてもわかる。Posted by ブクログ -
後白河法皇が心血を注いで書き残した「梁塵秘抄」「梁塵秘抄口伝集」合わせて20巻だが、欠けた形で4巻しか残っていないとは、後白河法皇は泣くに泣けないだろう。いつか残りの巻が発見されるのを望む。
とにかく今様は素晴らしい。平安時代末期ながら、諦観めいたものはなく、庶民の持つ活力に満ち、その面白さは比類が...続きを読むPosted by ブクログ -
これは、面白かったです。
これは、中学生のときに出会いたかった!
すべての意味をしらずに、テストに出るようなところだけを勉強してました。
早くに出会いたかった!Posted by ブクログ -
平安女子に続いてこちらの男子も読んでみた。
最初は語りかける口調に戸惑うが、すぐ慣れて親しい家庭教師に教えてもらっているように頭に入る。
著者も言っているように、平安時代といえば和歌を読んで雅で、男子もすぐ泣くみたいなイメージが強かったが、この本を読むとかなりハードな生活をしていたことが窺えた。
蹴...続きを読むPosted by ブクログ -
『平家物語』は、貴族社会から武家社会への変革の中で滅びていった平家一門への「長大な弔辞」「慰霊の深い祈り」であるという。
平家一門が主人公であるため、とにかく登場人物が多い。何度も巻末の「桓武平氏系図」を参照しながら読んだ。有名な部分はいくつか読んでいたので知っているつもりでいたものの、初めて知...続きを読むPosted by ブクログ -
アニメ平家物語が非常に面白く、河出書房の原作を読む前の予習として。
いつも通り訳文・原文・寸評・コラムで理解が深まりつつ原文にも触れることができる。
しかもこの平家物語に関しては、重要な部分は原文訳文が出るものの、他の部分もあらすじを書いてくれてるので途中の流れが切れずに理解できる!とてもありがた...続きを読むPosted by ブクログ -
およそ1000年前の貴族女性の生活を、しっかり現代に引き寄せた表現で紹介する。
平安貴族女性の生活圏の狭さがよく分かる。
庭と季節とファッションと男性と宮中の噂話が、人生の全てになってしまうのもうなずける。
一方で、世の中の大多数は農業を行う庶民女性であるという視点も、少し有っても良かったので...続きを読むPosted by ブクログ -
THE 漢の生き様。
大学受験で平家物語を読んで号泣してからいつか平家物語をしっかり読みたいと思っておりました。
安徳天皇の最期と敦盛の最期が好きです。悲しすぎます。
これが戦争なのかと。Posted by ブクログ -
前作『平安女子の楽しい生活』がとても面白かったので、こちらも読んでみました。
前作では煌びやかだけど、待つしかできない女の身の辛さを知ることができました。
今作では、行事や暮らしなど、生活や政治的な話が中心になっています。
生活だとか政治だとか、言葉だけだと退屈そうなんですが、川村さんはまるで友達...続きを読むPosted by ブクログ -
正直、私の中の松尾芭蕉のイメージは『ギャグマンガ日和』の芭蕉でしかなかった。
改めてこの『おくのほそ道』を読むと、松尾芭蕉というひとの人間性の一端が垣間見える。
’俳聖’と呼ばれるような人物でも愚痴も溢すし疲れもするし気の合う人と会えばちょっとだらけもする
し師匠リスペクトが過ぎる面もあるし…なん...続きを読むPosted by ブクログ -
平安貴族の生活が無理なくイメージできる。ルー大柴並みにカタカナ言葉を使うが、嫌味がない。軽いノリで必要な事は全て伝える。プロの教師の仕事である。一気読みした。Posted by ブクログ
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平家物語は鎌倉時代、日本を代表する最高に面白い古典物語だと思う。鎌倉歴史ヲタクには必見で涙無しでは読み終えることが出来ない。最高の傑作Posted by ブクログ
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何となく読みたくなって気まぐれで購入。
面白い。
1話ずつ現代語訳→原文→解説・註釈の順に並んでおりとにかく読みやすかった。
多分最初に原文だと嫌になってたかも。好みの問題かもしれないが。
この作品は平安貴族・紀貫之による’女性になりすましたおじさんの旅行日記ブログ’。
高知から京都までの55日...続きを読むPosted by ブクログ -
ラジオ高校講座で新古今和歌集の歌がとてもいいなと思って、こちらを読んでみました。
和歌の意味に加えて背景や言葉の意味も詳しく書かれていて、意外なことに挿絵(写真)もあり、名前の通りビギナーにも優しいとっつきやすい一冊でした。
この本からでも楽しめますが、新古今和歌集は本歌取りなどの以前の歌を下敷きに...続きを読むPosted by ブクログ