【感想・ネタバレ】王朝文学入門のレビュー

あらすじ

『源氏物語』や『枕草子』などの物語・エッセイ、『土佐日記』『蜻蛉日記』などの日記文学を中心に、主要な王朝作品のあらすじ、特徴・ポイントをわかりやすく解説。便利な「王朝文化ミニ辞典」付き。
※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

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Posted by ブクログ

川村先生の本は、古典とその著者に温かなまなざしを向けられていて、読んでいるとほっこりします。
内容は
竹取物語
うつほ物語
伊勢物語
大和物語
源氏物語
枕草子
土佐日記
蜻蛉日記
和泉式部日記
紫式部日記
更級日記
の、有名な古典のあらすじと解説です。うつほ物語ははじめて触れたのですが、長い物語を簡単に分かりやすく紹介していて良かった。

前に寂聴先生の『わたしの蜻蛉日記』を読んだのですが、寂聴先生の解説は道綱母に辛口でした。でも、実際、それは当たりだろうなと思うのです。それで、道綱母ってかなり面倒ないやな女じゃないか、と思ってしまいました。一方、川村先生の解説は、蜻蛉日記に限らないのですが、入門書だということもあるのでしょうが、どの作品にも著者にも親しみが持てて、ちゃんと読んでみたいなと思わせてくれました。

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2024年09月27日

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