作品一覧

  • 源氏物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
    4.1
    1~30巻539~1,254円 (税込)
    源氏物語の全体が分かる楽しい1冊。わずらわしい文法などの障壁を取り払い、こなれた現代語訳によって、古文の力がなくても十分古典の面白さが分かる。原文も現代語訳も総ルビ付き。ビジュアル面も豊富。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。

ユーザーレビュー

  • 西行 魂の旅路 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    武士であったのに出家したこと、容姿端麗であったことに加えて、
    「願はくは花のしたにて春死なん その如月の望月のころ」
    「花に染む心のいかで残りけん 捨て果ててきと思ふ我が身に」
    など、花と月を多く歌に詠んでいるところから、西行には繊細でナイーブなイメージを持っていました。
    でもこの本を読むと、意外と「陽」な感覚の人であったようです。「花に染む」の他にも、出家して世を捨てたはずなのに花に心奪われたり寒い時期に寒がったりする自分を詠んだ歌も結構たくさんあるのですが、そんな自分を「ダメだなあ」と恥じるのではなく、客観的に興味深いと思って見ていたり。
    花や月を詠んだ美しい歌の他にも、言葉遊びが楽しい歌

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    2015年01月05日
  • 西行 魂の旅路 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    西行の60首の和歌から彼の人生や心を辿る本書。

    当時は仏教に従って出家し世を捨てる事と和歌を読む事は相反する行為であったらしい。

    仏教では和歌を狂言綺語(真理に背くつまらない言葉、人を惑わすほど飾り立てた言葉)とし、和歌を含む文学や芸能が不毛語戒(嘘をついてはいけない)の戒律に触れるされていた。

    西行はそれでも大好きな和歌を詠み続け、和歌と仏教を結びつけようと生涯を賭けたパイオニアの1人であった。

    仏教を追い求めながらも花好きの執着を見せたり、男友達との死別のテーマを和歌っぽくするためあえてBLっぽく表現したり、崇高ぶらない人間っぽい姿に好感が持てた。

    また西行を探る著者の姿が、SN

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    2024年10月18日
  • 西行 魂の旅路 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    ビギナーズ仕様なのに、結構読みごたえがある。
    出家から死ぬまでの西行の心の軌跡、和歌に対する姿勢が何となくわかる。
    ちと難しくて眠くなるところも・・ゲフゲフン

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    2022年12月11日
  • 西行 魂の旅路 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

    西行和歌を一首ずつ、丁寧に解説してくれる。
    ずいぶん詳しい解説なので、読み終えるまで、日にちがかかってしまった。
    やはり、

    願はくは花のしたにて春死なむ
    その如月の望月のころ

    この本の歌の中でも、この歌が一番好き。

    ☆私は春、花の下で死にたい。願わくは、
    釈迦入滅の二月十五日のころに、満月の光を浴びた
    満開の桜が、私と私の死を照らし出さんことを。

    。。。西行は、文治六年(1190)ニ月十六日に、
    この歌の通りに死を迎えた。。。 

    好きな歌

    うなゐ子がすさみに鳴らす麦笛の
    声に驚く夏の昼ぶし

    ☆うない髪の幼い子が気まぐれに鳴らす麦笛の声に、はっと目が覚めた。私は夏の昼寝をしていたよ

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    2022年02月13日
  • 西行 魂の旅路 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

    Posted by ブクログ

     取り敢えずこれ読めば西行の人物像は大体摑めるかなという感じ。

     テーマ毎に六十首取り上げて解説。縁のある歌も適宜紹介。

    0
    2023年11月20日

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