片瀬茶柴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレうーん…
ラノベ感強そうだなと迷いつつも、昔この作家さんのスパイラルが好きだったから手に取ってみた。
所謂本格ミステリとはまた違った推理物。
人の噂話が巡り巡って怪異に実体を持たせる系の話はいっぱいあるからそういう点では斬新さ等は感じられず、解決策も、それを上回るような話に人々の認識を塗り替えるというお決まりのもの。
それ故か最後の虚構争奪までが、退屈ではないにしろちょっと長く感じてしまった…
でも事件そのものの真相を暴く訳でもなく「嘘」で事態を収拾つかせるところや、
一眼一足の知恵の神琴子と件と人魚の肉を喰って異能を身につけた九郎の設定は面白かった。 -
Posted by ブクログ
飛島龍子のベールの下には何が有るか?それは殺人現場にて生じた密室の謎を解くよりも難しい
大昔の殺人事件の真実ならばそれらしい虚構を組み上げて関係者を納得させれば真相と符合していなくても大きな問題にはならない
しかし、下手に確認可能なベールの謎は真相が明らかになってしまうが故に推測と外れていても外れていなくてもショッキングな事案となってしまう場合がある
『飛島家の殺人』はそういった代物となったね……
御家の為に事件を隠蔽しようとした事が過ちの始まりというのが本作で扱われた密室の厄介な点
多少の痛みを伴ったとしても、真相をとことんまで突き詰めていれば、今とは違った光景が見えたかも知れない。でも、それは目撃者の話が出たから思う事で
似た要素は龍子のベールにも見る事が出来るね
龍子がベールを被るのは一時的な逃避、そう思っていたから関係者もベールの向こう側を明らかにしたりせず放置した。それが50年も続いてしまった事で開くのが難しい密室と化してしまった
今更になって開こうとするから化け物の寝床に手を突っ込むかのような恐怖すら齎す暗闇となってしまったわけだ
琴子が示したのは悲劇を悲劇として扱う仮説、そして悲劇を怪異譚として扱うもう一つの仮説
琴子の口ぶり的には後者の推理をこそ真相に近いと睨んでいるようだけど、ならばベールの向こう側には何が有るのかと漫画版での表現も相まって恐ろしく感じてしまうラストでしたよ……
そんなミステリらしさに満ちた後味を感じられただけに、MK-Ⅲが暴れ回るアホな話が続く構成にはズッコケてしまったけども!
しかもあのアホな騒動、ちゃんと真相とかある代物だったんだ…。それこそ何だか負けた気分になってしまうよ……
新エピソードの『廃墟に出会う』は九郎の高校時代に絡むお話となりますか
琴子の高校時代なら何度か描かれてきたけど、九郎の高校時代は初だっけ?この頃から紗季と付き合ってたんだ。彼女は彼女でお久しぶりな存在だね
懐かしい話に手を伸ばすかの如きお話は相良の姉が殺された件とどう関わってくるのだろうか? -
Posted by ブクログ
「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」
ワンマン社長で家庭内でも有無を言わせない妻に殺意を抱いた時、話しかけられたのは狐の怪異。 苦でもない対価を払い殺人を代行してもらった彼の依頼は遺産の相続権を持つ息子たちに「私が妻を殺した」という虚構を披露してもらいたいというもの。 この珍妙な依頼に知恵の神・岩永琴子の下す結論とは!?
補填的な短編と表題作の中編が収録。 怪異によって鉄壁のアリバイが出来てしまった者を殺人者に仕立て上げるというストーリー。 真相は狐を締め上げたらあっさり分かったので後から嘘を創作してゆく。 今作は虚構推理としての論理は勿論仕上がっているのだが、それ以上に知恵の神としての琴子の倫理が垣間見える。 あくまで神として、中間の立場として存在する彼女は人間が襲われそうになれば命を賭するし、人間の都合で怪異が巻き込まれれば時に非情な判断もする。 神としての矜持を全うする琴子とそれに賛同もせず否定もしない中間的な存在の九朗が印象に残る作品であった。 -
購入済み
物語としては良い
雪女の回、完結。ひとつの物語としてはとても好きなストーリーでした。が、主人公たちの活躍がほとんどなく、江戸時代の彼らの話を見せられた感じ。江戸時代だから証拠も何もないっていう前提が、推理物としては残念だと思いました。次巻では主人公たちの活躍に期待したい。
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ネタバレ 購入済み
短編だから…
短編だから内容が薄い…
いや、つまらなくはないけど鋼人七瀬が面白すぎたせいで、なおさら格落ちしてる感じに…
大蛇の話はそこそこ好きだけどね。
行きつけのお店の話は推理とか関係なくない?