片瀬茶柴のレビュー一覧

  • 虚構推理(10)
    まさしく「虚構」推理

    「スリーピングマーダー」というタイトルに、推理小説ファンなら心震えるよね。後編待ってます。
  • 虚構推理
    同作者のデビュー作『名探偵に薔薇を』には劣るが、やはり城平京ならではのやり方で書かれている。
    推理小説としてはイレギュラーであるが、読み応えはある。
    作中で生まれる粗を作中で潰す、という論理の穴を上手く埋めることに優れた作者で、そのスタイルは漫画の『スパイラル』からも解る。
    人の生み出す虚構と妖怪に...続きを読む
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現
     ミステリではあるのだが、主人公でありヒロインの琴子の思考回路が明らかに犯人のソレで面白い。
     この先どんな推理を作り上げてくれるのだろう。
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現
    第一話から第四話までは漫画版で先に読んでいたせいか、ミステリとして話の構造を楽しむよりも漫画版との違いを比べて楽しんでいた部分が多かったかな
    特に小説においてはその時々の状況に対して琴子が何を考えていたかが詳しく描写されており、琴子がどのようにして虚構で作られた推理を積み上げていくのかが見えてくる部...続きを読む
  • 虚構推理短編集 岩永琴子の出現
     帯の推薦文に惹かれて手に取った、初めて読む作家の作品。本作がシリーズ第2作に当たることは、読み終えてから知った。「虚構」を名乗っているが、そもそもすべてのミステリーは虚構の産物だ。それなのに、「虚構」を強調する意図とは?

     主役コンビに触れておく。大学1年生の岩永琴子。さらっと書いてあるが、右眼...続きを読む
  • 虚構推理(9)
    短編と中編で構成された第9巻。
    20話の高校生編は捻りがあって面白い話だったな。というか琴子は高校生時代であっても見た目が現在と殆ど変わらないのね

    中編は城平先生お得意と言っていいタイプの話で楽しませてもらった
    「ギロチン三四郎」と人目を引くタイトルに始まり、内容も一度でいいからギロチンで人の首を...続きを読む
  • 虚構推理 特装版(8)
    『電撃のピノッキオ』編。
    しばらくは比較的短めのエピソードが続くのかな(これはまあまあ読み応えがあったけど)。
    それにしても九郎がもののけたちからはすごい見た目に見えるみたいな設定が忘れられてない?あったよねそういう設定?

    特装版にはイラスト集が付属。片瀬さんのイラスト好きなのでこっちをチョイス。...続きを読む
  • 虚構推理(7)
    鋼人七瀬が終わり、短編が収録。
    最初の話が全然ミステリ要素がなくてすごく不安になったけどそのあとはちゃんとミステリしてて良かった。ただ鋼人七瀬編ほど完成度は高くない、かな。やっぱり。
    キャラものとしてはよくできているかなとは思うけども。
  • 虚構推理(8)
    虚構推理らしい推理展開は薄味だけど、妖が絡むミステリーとして充分に楽しめる内容だった

    今回対決するのは電撃のピノッキオ。以前の鋼人七瀬に負けず劣らずなネーミング。そしておどろおどろしい見た目と腕から強力な電撃を放つインパクトを持っているというのに、その裏にあるのはとある老人の臆病な復讐譚。
    やはり...続きを読む
  • 虚構推理(8)
    あーっ…と、特装版……特装版……あったんですね……くっ。
    電撃ピノキオ、実に「城平京」ー!って感じですきです。そんなにどんでんすることはなかったけど、まあ…だって妖怪ものだしな……。うん、これはこれで。
  • 虚構推理(7)
    ひゃっほーーー!待望の続編ですよ!
    (まあ内容地味だけども!)
    「よく行く店」が一番好きかな。「うなぎ屋の幸運日」の彼ら二人も結構好き。
    おひいさまメインで活躍を描いてくれるのがうれしいですね。おひいさま大人気!
    七瀬かりんのチラシ入っててびっくりしました。
    小説でも読みたいな!
  • 虚構推理(7)
    長編と長編の合間の話のためか短編3つのみで構成されている巻。

    14話はタイトルからどのような話か全く想像できなかったけど、息抜き回としては充分な内容。もう少し鋼人七瀬を振り返るような話とか有っても良かったかもしれないが、琴子と九郎の彼らなりのイチャイチャは楽しめたから良し

    15話は持ってつけたよ...続きを読む
  • 虚構推理(6)
    原作に忠実に、しかし要所要所で読者を飽きさせないアレンジを加えていた本作も鋼人七瀬の話が終わったことで完結……とはならずにどうやら続くようで
    かなり綺麗な終わり方だったから、あれで完結と言われても信じてしまいそうだ

    内容は前巻に引き続き九郎が何度も死に生き返る様を横目に見つつの解決編。原作を読んだ...続きを読む
  • 虚構推理(6)
    おひいさまばんざい!
    いやあこの推理決着の流れ・盛り上がりが実にだいすき。結局おもしろいのが勝つのだよなあ…。
    コミカライズまでされたんだからアニメ化だってすればいいのに。
    しかしなんか原作よりもラブラブしてるような…ん、気のせいかな?続編「琴子と九郎のとある日常@よく行く店編」楽しみにしております...続きを読む
  • 虚構推理(6)
    原作小説部分のコミカライズ最終巻と言える6巻を読みました。
    7巻からは新章突入ということで、琴子&九郎の今後も気になるし、六花さんもどう動くのか楽しみです。
  • 虚構推理(1)
    結構前から読んでいるのに登録忘れてた…。
    一巻の表紙に惹かれて読んで、二巻からの展開に「こういう話なの」と驚いて(一巻は序章みたいな感じだった)どんどんキャラが好きになっていって、小説が読みたくて仕方ない。

    とにかくキャラが可愛らしいしノリもかわいい。
    でも推理(?)は本格的(?)でそのギャップも...続きを読む
  • 虚構推理(5)
    推理パート突入。
    掲示板上でのやりとり、とのことで小説でないとどう表現するのかな、と思いましたが、やはりこの漫画家さんはうまいですね。手を変え品を変え、長い推理の披瀝を画面をだれさせることなく成立させています。
    原作ではなかった六花の自殺シーンなどを挿入することで、バトル要素を強めているのもさすがと...続きを読む
  • 虚構推理(2)
    個人的な偏見が入って申し訳ないんだけど、コミカライズを担当する漫画家さんって明らかに新人さんだったり、漫画に不慣れなんだろうなあという人が結構いたりするイメージなのですが、この人は完成度がかなり高い。
    原作を忠実に漫画化しながらも、漫画として魅力的になるようにしっかり良改変を行っていて、同じ作品であ...続きを読む
  • 虚構推理(3)
    話のキモとなる、鋼人七瀬の正体が明らかになる巻。
    ミステリらしくなってくるというか、やっぱりどうしても説明メインになるので絵が地味になってくる。
    うーん、不思議なもので、七瀬の正体、原作を読んだときはすんなりと受け入れられたんだけど、漫画だとちょっと無理があるなぁ、とも感じてしまった。
    多分今まで他...続きを読む
  • 虚構推理(1)
    原作を読んで即漫画。
    原作者あとがきによると、今回はほとんどを漫画家さんに任せているそう。
    原作は結構おどろおどろしい感じが強かったのに対し、こちらは絵が爽やかで魅力的。原作では正直琴子に全く魅力を感じなかったのだけれど、こちらでは妖怪たちとのコミュニケーション風景などもしっかり描かれて可愛らしさが...続きを読む