上遠野浩平のレビュー一覧
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『螺旋のエンペロイダー』
上遠野浩平
ブギーポップシリーズではお馴染みの「MPLS」に中心を書かれている。いわゆるスピンオフの学園モノ。
主人公はなんとなく「ペルソナ4」の主人公を彷彿とさせる容姿で、なんとなくやる気がなく、しかしその能力はすごいというなんともありがちな設定。
ブギーポップシリーズは長い。新しい読者にはハードルが高く見えるのではないだろうか。実際書店で初期のブギーポップの作品はほとんど見かけないので、新しい読者としてはこの『螺旋のエンペロイダー』は上遠野作品の入口としておすすめできるものではないだろうか。「ビートのディシプリン」「炎の魔女」などがあったように。
「誰にも共感されない苦悩を持つ者は孤独だが、その苦悩を武器に変換できなければ、鈍感な世界に対して京大な威力を行使することも可能だ。しかしそれで孤独がすくわれることもない」
霧間誠一〈世界の帝国〉(p22)
★「霧間誠一」は作者の代弁者と思えて仕方ないが、それとは違う働きもあるように思える。
「いや……思い出せるかも、って。たとえ操られていたとはいえ、命懸けの死闘を演じていたそのギリギリの感覚を、でも駄目だわ。なんかもう、すごく遠い……」(p252)
★なんでもいいが、ある一線から遠のいたことのある人には心に響くのではないだろうか。その諦めというか、受け入れる姿勢を含めて。
この作品は「Spin1」となっている。登場人物もまだ多く生存しているので、今後また楽しみにしたい。 -
Posted by ブクログ
このブギーポップシリーズは、もう10年以上前、私が中学生でラノベを読み始めた頃に手を出した作品ということでなかなか思い入れのある作品でもあります。
大分間隔があいているけど、今でも続いていることは凄いと思うし、続きが読めることが嬉しい。
ただこの「さびまみれのバビロン」単独で見たら微妙だったかな。。。
結局なんだったの?と言いたくなる。
水乃星透子の影響力はまだまだ健在っていうのはわかるし、今後を考えたら大事な話なんだろうけど。
中途半端というかすっきりしないというか。
でも思い出してみれば、こういうモヤモヤ感もブギーポップの特徴だったな、と。
それでも「記憶をなくした女の子が、自分の持ち物を見たらブギーポップの服装を持っていた」という入り方はすごくワクワクしたし、水乃星透子やユージン等懐かしいキャラを見ることができたのもファンとしてはよかったな。
特にユージンはブギーの好きなキャラトップ3に入るくらい好きだし。
(ちなみに残りの2人は九連内朱巳と辻希美)
ラストの末真の胸で泣くところやその後のやり取りはある種救いのないこの話の中での唯一の清涼剤。
おかげで後味はよかった。
次期中枢候補の話の続きなども気になりますが(九連内朱巳も関ってるしね!)、ここまで続いたシリーズ、これまでどおりのんびり待ちます。 -
Posted by ブクログ
久しぶりの統和機構!!
最近の感想、全部『久しぶり~』で始まってるけど仕方ないじゃん読書離れしてたんだし…
ブギーポップシリーズのスピンオフでしたね~
これはブギーポップシリーズを読んでないと世界に入りこめないのでは?
かく言う私もちょっとブギーポップシリーズを読み直そうと思いました
ロスト・メビウスあたりから…
ブギーポップシリーズは長編過ぎて最早キャラの把握が困難ですよ
私の中でリミットとリセットはごっちゃになってましたし
今作はキャラが戦車に例えられてましたが調度よく最近ガールズ&パンツァーと言うアニメを見たので中々興味深く読むことが出来ました
全く、どこで得た知識がどこで役にたつかわかりませんね