寺山修司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
途中です。
こわい。不気味。
おもってたのと、、、違うんたけど。
思ってたのは、ふわふわのお砂糖のような可愛さやせつなく甘酸っぱい青春のヒトコマ。
男性が少女に抱く幻想をとことんなりきって自由に描いた女の子らしい女の子。
トイレに行くたび少しずつ読んでいる。
短時間だけど一瞬でこの世界に飛び立てる、というか、飛び込んでしまう。
短い言葉だけど、頭の中にイメージが鮮明に湧く。
すごい。
でも、こわい。不気味。残酷。
何か心を動かされることもなくはっとすることもなく、全ては完全なるフィクションで世界に浸るためだけのもののように感じる。
実益がない感じが私にはするのだが、それこそが -
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Posted by ブクログ
ネタバレ出版社の夏の100選とかにいつもエントリーされていて、気になっていた一冊。
タイトルも捻りが聞いていて、どんな内容なんだろうとワクワクして読んだけど、、、。
色々と期待と大幅に違った(汗)
なぜ母と寝てはいけないかを考えてみたり、母にお金を要求する手紙と、馴染みの女へのラブレターの中身を間違えて送って怒られたとか、母の立場からすると腹しか立たないんですけど(笑)
大学生くらいに読んでもらって、評価するかどうか討論してみて欲しい。
巻末に現代だと違反にあたったり、差別的な用語があるが、時代背景を正確に表現するために敢えて残してあると注釈が付いてた。
小学生とかも手に取るおすすめ100選に選ぶな -
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Posted by ブクログ
刺激的だとかそういう面白そうなワードでちょっと話題になっていたので読んでみた。成る程、「クールな挑発の書」と形容されるに相応しい語り口だ。
なんとなく若者向きかな…と思ったがしかし、やはり時代か。サラリーマンを平穏とか言ったり❨今のサラリーマンはブラック会社で命がけで働いているのに!❩、生活を切り詰めて高いクルマを買うような一転豪華主義を推奨したり❨あおり運転の人に煽られるリスクもあるしなぁ❩、このあたりは共感は得にくいだろう。だが寧ろどこかの世界のカルチャーを語っているのをガラス越しで眺めるような、それはそれで面白い感覚で読める。
個人的には最初の章「書を捨てよ、町へ出よう」の文学人らしい指 -
Posted by ブクログ
ネタバレそういえば最近読んだのだった、と書き忘れていたのを追加。寺山修司である。
僕が読んだのは緑色のカバーに朱色で印字されたシンプルなやつ。最近デザインが変わったらしい。
タイトルが好きで、いつか読みたいとずっと思っていたのだけど、折よく機会に巡り合うことができた。表題作、君もヤクザになれる、ハイティーン詩集、不良少年入門の四章構成で、さらにそれぞれ細かく中身が分かれているので、時間のないときでもちょこちょこ読み進められる。内容は、まあ面白いかな、という感じ。残念ながら寺山修司は僕を虜にするには至らなかった。読めば文学少年ぶれるかな、と軽い気持ちで読みだしたのだけど、ふたを開けてみれば詩集でも -
Posted by ブクログ
だが新宿新次は村田英雄が嘘つきだということを知っている。「おまえの時代」というものなど存在しない。ただ「おれの時代」を奪い合うエネルギーだけがほんものなのだ バリカン健二 ども跛吃りの治し方 吃り対人赤面恐怖症 「歌による自己表現」「スポーツによる自己表現」皮膚の下で何かが唸るのを感じた 心なんて、一種の排泄物みたいなもんで、「夜になるとたまって来るが、朝になると出ていっちまう」ものだ。 忽ちマンガ的に戯画化されて話題になった 薄利多売法 渥美清 長持ちする顔 老人に必要なのは、諦めではなくて、もっと酷い絶望か、或いは偽りの希望かの、どっちかなのだ。 西田佐知子 東京ブルース 話のネタになる本
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Posted by ブクログ
''ことばはナイフであり、時に薬である。
ことばは比喩であり実体ではない。''
ことばについて久々に考えた。
ことばについて考えることは思考について考えることであり、世界について考えることであり、人生について、人について、概念について考えることだ。
何を「名言」とするかはその人の価値観や歴史、生きざまが表れる気がする。だから「名言」ってのは人によって変わるのだ。
過去の経験によって作り上げられた心の琴線は人それぞれだから。
寺山氏の引用した名言たちも「なるほど」と思うもの、「よくわからない」もの、「綺麗だ」と思うもの、「気にくわないな」と思うもの、