寺山修司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【本の内容】
あなたの人生は退屈ですか。
どこか遠くに行きたいと思いますか。
あなたに必要なのは見栄えの良い仕事でも、自慢できる彼や彼女でも、お洒落な服でもない。
必要なものは想像力だ。
一点豪華主義的なイマジネーションこそが現実を覆す。
書を捨てよ、町へ出よう―。
とびきり大きな嘘を抱えながら。
家出の方法、サッカー、ハイティーン詩集、競馬、ヤクザになる方法、自殺学入門etc…。
八歳にして詩を書き、時代と共に駆け抜けた天才アジテーター・寺山修司による、100%クールな挑発の書。
[ 目次 ]
第1章 書を捨てよ、町へ出よう
第2章 きみもヤクザになれる
第3章 ハイティー -
Posted by ブクログ
あぁ、これは....とんでもないところに入ってしまった。
読んでいてそんな一言がもれてしまいます。
説明ができません。判別不能で、誰かに「そもそも何が書いてあったの?」って言われたら、たぶん答えられません。
時代駆け抜けすぎでしょ。つらつらと独特な文体で、独特な内容が張り巡らされています。困ります。
「書を捨てよ、町へ出よう」というクールなタイトルから似てもにつきません。
読んでいて、読む本間違えたかなって思いました。
時代背景を知らないからかもしれませんが、当時一世を風靡した著者の作品ですが、読み解くことができませんでした。
そして、個人的にはもう深淵な世界に入りたくないので、抜け出し -
Posted by ブクログ
寺山修二さんのお名前と、タイトルを見たことがあって、なんとなく手を伸ばした一作品です。
限定カバーかなにからしく、緑色のカバー、銀色の文字でつらつらと表紙に中の内容らしいものが書かれているものでした。
評論というのでしょうか。
わたしにはちょっとむつかしくて、読んでいる途中で頭がぐるぐると回転してきました。
心中のすすめはおもしろかったです。自殺をするため相手を決めてみようとかそんなことさらっと言っていいのかwとなんだか笑ってしまいました。
若者のためにという本みたいですが、読んでいくうちに眠くなってしまう可能性が高いので「完読してやる!」という気合いとともに読んでいけばいいと思 -
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Posted by ブクログ
わたしの幸福とは噛み合わなかった。けれど、随所に食いこんでくる痛みのようなものを感じた。ちなみに、「幸福論」という名前のつく本はこの世にたくさんあるようですが、わたしはこの名前の本を読むのは、これが初めてです。
最初に「わたしの詩のなかには、いつも汽車がはしっている」とあるけれど、たしかにこの文章は、めまぐるしい景色を汽車のなかでひたすら追い続けるようなところがあったなと思う。わたしの胸にひっかかったのは、「出会い」と「偶然」だった。いずれも経験による裏づけがある。新学期の朝の幸福。あれは出会いへの期待からくるものだった。それに、親になにもいわずにサンタさんからのプレゼントを待つ夜なんてい -
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