谷本真由美のレビュー一覧
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ネタバレ2年前(2023)の年末に発行された本で、恐らく昨年の今頃に読み始めた本だと思いますが、読みかけになっていのを部屋の掃除で見つけました。リサイクルに出そうと思ったのですが、面白い内容が小見出しから伺えましたので読み通すことにしました。
外国人がノンネイティブに対する考え方など、外資系に20年近く勤務していて同感しました。日本を客観的に見ることができる著者の谷本女史が実際に経験したことをベースに書かれている内容は貴重な情報だと感じました。
以下は気になったポイントです。
・人口比ではロシアを非難するのは世界のわずか36%で、世界全体ではロシアを支援する国の方が圧倒的に多いことが発覚した、発 -
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ネタバレ何かずっと気になっていた。新聞やテレビから流れてくるニュースの質が。やはり情報は自分で出かけて行って、キャッチしなくてはという思いを強くした。
元国連の職員だった著者の視点は、井の中のかわず的な私には面白かった。この本の中に書かれていた印象的だった点。
・日本が海外も世界で最も早く高齢化と少子化という問題に直面する大変厳しい状況に置かれた先進国だと受け止められている。
・中国のアフリカ諸国など他国へのアプローチ方法はエンタメのコンテンツを世界中に広めて間接的に影響を及ぼすアメリカや韓国のやり方ではなく、メディアに対する直接出資。
・アメリカは貧困にあえぐ人々が多く、他国のことより自分や自 -
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毎回購入していますが、今年もまた刺激的な内容でした。
今回、特に目を引いたのはフランスとイギリスとの対比です。
議論と理念を重んじ、自分の文化と主張が正しいとして譲らないフランスと、事実を冷静に見つめ、調和と融和を重んじ常に最適なアウトプットを出そうとするイギリス。
この2つの違いを、パリオリンピックとロンドンオリンピックを通じて比較文化論的に述べられているのは、多くの国とそこに住まう人を見てきた著者ならではであると思います。
また、中国がアフリカのメディアに手を伸ばしていたり、ロシアのスパイ活動が活発化しあるいみやりたい放題していたりする点、日本では報じられていない点も含めて危機感を -
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シリーズ4作目だからか、タイトルの通り、「世界のニュース」について触れられるページは記載は少ない。国際結婚した著者が外国で暮らす日本人における、日本の常識との違いについて触れられたエッセイという感じだ。それなりに楽しめるが、やや期待に反する。
ー イギリスの場合は中国人留学生が博士号やポスドク(研究生)に応募する際、ATAS (Academic Technology Approval Scheme)という仕組みに沿って学生ビザを取得する前にイギリスで学習する専門が、出身国で大量破壊兵器の製造や軍事目的に使用されないという証明を取得する必要があります。ただしこの証明は日本やアメリカ国籍の学生の -
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Xでよく炎上しているめいろまさんの著書。
海外生活が長いことから、日本サゲ、外国アゲの風潮に反対し、海外(社会階層が上のコミュニティだけでなく、全体を見たとき)特にイギリスの社会の実態をレポートしている
治安、清潔さ、医療制度、食の安全、礼節
こういった面に関しては、
やはり日本の右に出る国はないようだ
コロナ禍の時も、日本人のマスク率の高さや手洗いうがい、ソーシャルディスタンスなど、公衆衛生教育が徹底しているからこそ可能だった
他人種への差別、暴力も、日本では起こらない
その一方で、日本人(帰国子女ではない純ジャパ)が海外で活躍するということがいかにハードルが高いか、突きつけられたよう -
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ま、これが全て海外の「当たり前」だとは思わないものの、2割引くらいで事実なんだと思うので、参考にしようと思う。
確かに、日本のメディアは偏ってるし、日本礼賛の記事や番組が多く、政治家に目をつけられるような記事は、ほとんど目にしない。。
AIシステム構築における、アナログな作業やブラック労働などは、初耳!
海外居住の著者によるお台場の評価「日本人にとってはすでにダサい場所で、すっかり時代遅れ」は、頷ける!
日本人が愛でるのは、すでに消え去ってしまった過去のイギリス!今のイギリスは移民だらけで食べ物はケバブやイタリア料理、カレー!!
海外のホームパーティの真実は、知らなかった。。参加はマス -
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若干マンネリ感漂い始めた2021年シリーズ第三弾。
とはいえ、興味深い内容もあります。
例えば、世界的トレンドのエコ対策について。欧米はうまくやってるふりをし、日本人は社会コスト増を国民に強いてもバカ正直に邁進。日本のリサイクル技術は世界一なのに、さらに乾いた雑巾を絞る努力を惜しまない。一方、元々二酸化炭素排出量の多い中国やインドは、減らすどころか増加させています。また日照時間の少ない雪国や自然災害の多い日本で、雹や霰に無防備な剥き出し(中国製の)ソーラーパネルを使うなんてのも狂気の沙汰です。火災が起こっても消火活動ができず自然鎮火を待つ代物だし、なによりも破損したパネルの処分問題の対策すらな -
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2020年に出版されたシリーズ第二弾。時期的にはコロナウイルスが発生し始めた頃。
マスク着用には科学的根拠がないという説もあるようですが、飛沫感染なので効果が無い訳がない。実際、流行初期には日本の感染死亡者は海外に比べて一桁少ない結果でした。もちろん、マスク着用のみならず、日本人特有の集団主義で従順で潔癖性が高く、他人に配慮できるという誇るべき文化的資産を持っていることも幸いでした。反対に欧米人はトイレ後に手を洗う習慣がないことも世界的にバレてしまいました。
本書によると有益で信頼性の高いコロナ情報収集方法については、
・コロナで不当な利益を得ていないか
・公益性があるか
・専門性があるか
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Posted by ブクログ
筆者はX(旧Twitter)で《めいろま》というハンドルネームで活躍中です。2019年の本なので、この5年余りの間に日本を含め世界情勢が大きく変わったことに驚きます。
特に、岸田総理になってからの日本の凋落ぶりは彼らが率先して日本の足を引っ張るという、もはや人災レベルです。
以下、本書の内容に沿って確認します。
《移民が創造性をもたらす理由》
この前提は、移民の多様性がもたらす好循環が期待できるというものでしたが、岸田政権の3K業界メインの移民政策は結果的に犯罪を増やし、日本コミュニティでの不協和音を拡大しています。そうした問題への具体的対策もやらず、既に欧米で見られる負の移民問題には見て見ぬ