谷本真由美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
キャリアポルノとは、他人のキャリアを眺めて満足する、その対象を指す。ポルノが眺めることで性欲を満たし、実際に性行動に及ばないことになぞらえた著者の造語である。そして著者はキャリアポルノを自己啓発書とほとんど同義で使っている。
2章のアメリカと欧米における自己啓発の比較が面白い。
アメリカは自己啓発の最大マーケットであるが、その背景として移民国家であり努力が結実する―――いわゆるアメリカンドリーム―――という信条が宗教的レベルで浸透しているからだと著者は指摘する。
一方欧州は、個人主義でありながら地縁・血縁等、「本人の努力ではいかんともしがたいもの」を重視する文化がある。それゆえ、努力すればな -
Posted by ブクログ
良い本だった。特に最後の第5章は秀逸。
僕が自己啓発本を好んで読み、結果公私ともにかなりの向上があり、幸せになれたので、この本の題名から批判するために買っていた。
時間が出来たので読んでみたがとても良かった。
僕なりにまとめると次のようになる。
“自分は自分なので、そのことを受け入れよう。
思考停止にならず、本当に好きなことをしよう。
仕事や会社に囚われないように自分の人生を生きよう。”
著者自身も以前は自己啓発本好きのキャリアポルノだったことから、思考停止の自己啓発本好きに対して親切心で、
「なぜ自分は自己啓発本が好きなのか?」
と立ち止まって自問自答すべきだと教えてくれる本。
自分 -
Posted by ブクログ
私は、結構、著者の指摘するような、どうしょうもない自己啓発本を結構読みます。
読んでいるときは、「自分でもできる!」と思いますが、2週間ぐらいで、その効力は失います。
軽い薬みたいなもんだと思っています。
自己啓発本を読んだからって、「現実」はあまり変わりません。ただ、自分の場合、苦しい状況が100あったら、90ぐらいには、減らすことができます。自己啓発本は、それぐらいのものだと思っています。
「ある時」から急に人は、「できる人」にはなりません。こんなことは、小学生でもわかっています。著者の指摘では、自己啓発本を読むことは人生の無駄だと思いますが、無駄でいいと思います。そんなに、世の中 -
Posted by ブクログ
余り知らなかったが、ツイッターなどで色々発信している人の本。タイトルにつられて読みました。
基本的には海外で働いている作者は、海外から見た日本の文化、職業環境など、”日本人が正常”と思っているようなことが狂っている、という軸で書かれています。ただ「今の日本人は、海外からみたらおかしい」という発言をその立場にいる作者がいくことで、作者=日本以外の全意見という体になっているので、主張が重く高圧的。批判を挟む余地なしに、ずけずけという文章には好き嫌いがわかれるところかもしれません。以下抜粋
--------------------------
・何事も真剣に捉えず、笑いのセンスで対応する。すなわちそ -
Posted by ブクログ
日本と外国を行き来する生活を送っている著者が感じた日本の働き方の限界と、どうすればよいかを述べたのが今回の本。
ベストセラー本の移り変わりを使って日本人の意識について述べている。今は、自己啓発本が流行している。その一方で、1990年のベストセラー本を見ると、落合信彦、長谷川慶太郎、堺屋太一と言った世界や未来に関する本を書いている著者に人気があった。そこから見えるのは、どうやったら自分のスキルが伸ばせるかと言うことに重点が置かれているのがわかる。
仕事第一でプライベートは二の次、会社が人生のすべて身を粉にして働くのが美徳と思われている日本だが、その意識が変わってきている。著者が引用してい -
Posted by ブクログ
「キャリアポルノ」とは、自己啓発書のことです。
巷では、自己啓発書があふれています。
1週間、1億円稼ぐとか、できる・・・とか。
この手の本を、読みあさっても、できた試しがない。
まったく俺のことを言っている。俺の本棚は、この手の本ばかりだ。
ナポレオン・ヒルの本を買って、30年も経つが、人生上向いていない。
ここ数年は、最悪だ。
結局、キャリアポルノは、読んでいる間だけ、気持ちが高揚していて、できるつもりになる。
努力もせずにできるわけない。
人は、そんなにすぐに変われない。
俺も、人生50年やってきて、つくづく思ったよ。
キャリアポルノを読んで、上を目指すのは、やめて。
他の人生を楽 -
Posted by ブクログ
他の本と併読してたおかげで、結局五ヶ月近くかかってしまったけれど、最後は一気に読みました。
外国に住み働いてるからこそ、見えて来る日本の姿のオカシサを小気味良く書かれていて、面白く読めました。
もちろん、独断的な部分に感じる箇所もあって、それについては「いろいろある見解の一つ」というスタンスで受け取りました。
「これが唯一の答えだ!」と捉えるのは、「ちょっとマテ」と言いたいけれども、十代、二十代、ひょっとしたら三十代も入るかもしれないけれど、若い人に読んで「あ、日本の中のこのシステムは日本ローカルのモノでしかないんだな」なんてちょっと心の中が風通しよく感じられればいいな、と思いました。それによ -
Posted by ブクログ
著者は、国外でバリパリ仕事をしている方です。
国外から見た日本はとても不思議な国に思えるようです。
良い面と悪い面どちらもあるのでしょうが悪い面を強調した方がインパクトありますので、少し批判的な意見になっています。
「自分が日本でかかっていた洗脳。進歩は偉い、田舎はださい、自販機とコンビニは重要、電車とバスは定時でなければいけない、痩せていなけれはならない、群れてなければいけない、流行は追わないといけない。どれも自分を不幸にしていた。」とツィッターでつぶやいたことから多くのフォロワ―が集まり、日本の問題点をつぶやくようになったようです。
日本人の一番の問題点は、自分で考えようとせずにすぐ -
Posted by ブクログ
世界一貧しい国、日本。多くの人がこの言葉を聞けば耳を疑うだろう。
だがこの本を読んだならば、その言葉に納得する人も多いかもしれない。
ツイッターで有名になった著者が、海外で生活し働いているその視点で、今の日本の常識を一刀両断する。
この本でいう貧しさとは、もちろん物質的、金銭的な貧しさの事ではない。
日本の常識は世界の非常識、とは使い古された言葉だが、いまだにこの言葉が通用する事自体、この20年日本が変われなかった事を意味する。
多様性がなく、空気を読まないと生きていけない。みんなの言ってることが自分の考え・・・そしてこの状態に疑問を持たない日本人。
その一方でスキルを磨き海外でも通用