谷本真由美のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
欧州や世界での日本の立ち位置。
欧州は環境保護に熱心で、北欧は治安もよく住みやすい国の様にいわれますが、本書ではそれを否定。
また日本の文房具やお菓子、漫画が世界では大変人気があるなどなど。
コロナ禍になって、日本と世界を比較するニュースがよく流れますが、イギリスなどの感染予防やワクチン接種などを称賛していた記事も初期の頃はありました。
日本人は、自分たちを卑下することが多いかなと日々のニュースを見て感じていましたが、必ずしも当てはまらないことが多い気はしていました。何となく本書で、それを再確認した具合でしょうか。
世界のニュースを知る上で、翻訳に頼らない英語力はやはり、必要とのこと。 -
Posted by ブクログ
ハックショイ!
そこに たまたまNYから一時帰国していた
「海外出羽守」がいて
彼女 曰く
ー あれっ みなさん
そのあとに なにか言わなきゃ
God bless you って つけなきゃ
という 話を知人から聞いたばかりです
いるんだよねー
少ちょっと滞在していた輩に
こんな奴が
実際に 性根を入れて海外(日本以外の国)に
暮らしたことのある人は
間違っても 恥ずかしくて
そんなことは 絶対に言わない
このような 話がてんこ盛りに
書き綴られた一冊です
書き慣れておられることも
あり
次から次へと
ーそんなことは あり得ない
の オンパレード が
実に心地よく 読ませてもら -
Posted by ブクログ
著者は、イギリス、アメリカ、イタリアなどで就労経験があり、現在はロンドン在住の谷本真由美さん。
日本よりも欧州各国のニュースがメディアから多く得られているのでしょう。
日本では報じられない欧州(特にイギリス)のひどい点がたくさん書かれています。
イギリス人は自己チューで他人の言うことは聞かない。
食事の前に手など洗わないし、自宅の床が汚くても平気だし、衛生管理にはかなり無頓着である。
王室だって日本の皇室と違い、超大富豪の庶民に過ぎない。実際に勝手なことばかりしている。
イギリス人の大半はガチで本物のヤンキーだ。
男の会話の90%はサッカーの話題、女は性に関する話が盛んで不倫をしている人 -
Posted by ブクログ
レビューを読むとすべての星にまんべんなく評価がばらけている。
両極端に「良い・悪い」の評価と、どちらとも判断つかず、真ん中の評価という感じなのだろうか。
私は比較的この手の本を高評価にしてしまう。
最近自分が歳を取ったこともあるが、視野がどんどん狭くなっている気がするからだ。
だからこそ、少しでも違う視点で視野を広げてくれそうな書籍と出会うと、おのずと高評価をしてしまう。
歳を取ったから外出も減り、旅をしたり、新しい人との出会いも減っている。
これでは視野が狭くなるわけだ。
年寄りに限らずに、我々日本に暮らす日本人は相当に特殊な環境なのだと思う。
まずはそこを自覚するべきなのかもしれないが、そ -
Posted by ブクログ
谷本真由美さんの本は3冊め
歯切れがよく、海外在住経験、情報量豊富なので面白い。
年収・学歴・会社・住居・男と女・顔・出身地・老後などで知らず知らずのうちに皆が”認識”していて、その認識から抜け出せないことに気づいていないという本。
日本人は自分で”なんでもできる”くらいに思っているが、今の”環境”で抜け出せないことも多い。子供が親の年収を超えられる比率の世界比較があったが、これは年収による格差と筆者は呼んでいる。男女・顔は変えられないから、住むところ、学歴から変えていくのかもしれない。
海外では大学が会社選びに有効でかつ高額。日本でも大学が今からかわるのだと思う。
僕は、地方も含めて旅をして -
Posted by ブクログ
この類いの本はあまり馴染みがないので、新鮮に読めた。データを元に、海外と日本の働き方の違いを述べる内容。まあ、確かに彼女の主張に頷けるところもある。だけどそう簡単には変えられないのが現実。少しずつ、こういった書籍や情報が入ってくることで変化していくことも大切だけど、その僅かな変化の途中に生きる私たちは、うまく折り合いをつけてやっていかなきゃいけない。理想ではあるけれど、それが本当に日本人や日本の制度、風土に合うかは別問題な気がする。何でも海外と同じにする必要もないとは思う。
でも結局、彼女はこう締めくくる。
「自分が幸せになるのは、自分が求めることに取り組むことであって、"周囲&qu -
Posted by ブクログ
現在における「日本スゴイ」ということに疑問を呈し、実は「言うほどそうではないんですよ。」と日本以外にイギリス、アメリカ、イタリアで勤務したことのある著者が書いたもの。
ここで大切なことは、この著者は単に日本人を蔑めるといったものではなく、むしろ何処かに温かさがありつつも、冷静になって客観視し、誇れる日本人になれよとでも言っているかのようである。
恐らく昨今の「日本スゴイ」などと取り上げられているのは、日教組等による日本人自虐史観からの抵抗若しくは目覚め的なところがあるから、少し行き過ぎてしまっている感は否めない。
しかしバブルは弾き、政治問題にはどこか無頓着で、未だ自身で考えることをまるで放棄