谷本真由美のレビュー一覧
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みにろま君、年長児の段階でApple TVから検索して世界中のニュースを見るのがお気に入りって、賢いなぁ…すごいなぁ…!?
著者のように海外歴の長い人間って、どういう親子関係なんだろうとずっと気になっていたけれどそもそも父親が海外志向で英語を学んで海外で働けと勧めていたと読み納得。それなら親への罪悪感なく海外で暮らせるなぁ。
また私も著者のイメージが数年前と違うとなんとなく感じていたら、第1章で「私は子供を持ってからTwitterでの発言が180度変わったので、中身の人が入れ替わったんじゃないかと言われることが多い」と書かれてて笑った。
公園で子供と遊ばずずっとスマホ見てる親を不信の目で -
Posted by ブクログ
日本は他の国に比べて大変”安い国”になってしまったのです。
なんかゆとりがなくなってきたなと思っていたら、まさか、こんなことになっているとは。
日本は先進国で、こまっている米国人よりまだまだ、豊かだよな。とおもっていたのに、
なんて、自分はお人よしなんだ。と考えてしまう本です。
そして、世界からの目線なんて、どうにも直せないじゃないか、とも考えてしまうのです。
気になったのは以下です。
・日本は今や「世界最安値」の国です。
・100円ショップがはやっているのは、日本人全体が貧しくなっており、お金を自由に使うことができなくなっているからです。
・スニーカーの最新モデルは、2,3万円します -
Posted by ブクログ
ネタバレ「敷かれたレールに乗ったつまらない人生」すら今の日本では難しくなってしまった
非正規雇用では朝起きて職場にたどり着くと正社員とは違うトイレに行かなければならなかったりします。
タワーマンションは成功の証であり、ステータスなのでしょうが、日本の封建的な価値観を反映した村社会そのもの。タワーマンションの居住者の大半は、田舎における「でかい」「高い」「上にある」「キラキラしている」という単純でわかりやすい指標を引きずった人々
消費するのではなく、自分にとって大切なものを直したり、保存するのが楽しいという価値観
マウンティングに時間を費やすようなことは、人間としての幸福を考えた場合はまったくも -
購入済み
日本と海外の実情を知る為の良書
実際に海外数カ国で暮らし働いた作者の海外情報や海外と日本の比較の話で、原理主義的な海外崇拝者や逆に日本を無批判に崇めている人たちの言論と比べるとより客観的な情報を提供してくれているように感じる。究極的にはこの本自体も二次情報なので鵜呑みにしてはいけないということになるだろうが、卑近なゴシップから政治文化論まで楽しく読めて日本で簡単に得られる情報を疑ってみるという姿勢を提案しているだけでも非常に価値ある本。Twitterでの作者はかなり過激な口調で受け付けない人もいるかと思うが、このシリーズについては口調トーンを控えつつ内容や言い回しで多くの人が読みやすいよう料理されているのも好感が持てる。
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Posted by ブクログ
労働問題を中心に日本人の意識・価値観がグローバルな世界標準から乖離し、鎖国化・ガラパゴス状態となっているとの指摘は厳しい。バブル崩壊から30年、日本人と日本は世界の潮流から目を背け、日本の地位低下の現実を受け入れない。
「コロナ」は日本の世界におけるポジションの低さを、医療・DIGITAL・政治リーダーなどで露わにした。まさに黒船ショックであるが、本書はその本質を解明する。
あらゆる分野が「世界の常識」をベンチマークとしなければ立ち行かない時代
平易だが、グローバルをキチンと押さえた良書です
1.日本の「労働慣行」は戦後高度成長期のもの 現在は不適合だが改革は手つかず
①年功序列②終身雇用③