谷本真由美のレビュー一覧
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自己啓発本は読んだら、何か小さな事でも真似てやってみる、実際にやってみる、継続してみる、が無いと読んだ意味が無い、というのが持論だったけど、その後自分のものになった事がどれだけあるか、心許ない。
本書では、日本では物凄く自己啓発本が売れている→それを読んで成功する人はいる訳ない→むしろ負組の人達がそこから抜け出さんと次から次と自己啓発本を買っている→状況は変わらないままポジティブシンキングの強迫観念に苛まれ精神を病んでしまう、という連関を基調として、そこから日本人は仕事が自己実現になってしまっているが本来それはおかしい、もっと自分らしく楽しい事が自己表現、自己実現であるべき、という主張が論旨の -
Posted by ブクログ
コロナ禍で今までの会社員としての働き方を見直したくなり、手に取った本です。
内容は、最近日本でもよく言われるようになった日本の経済成長を支えた仕組みである終身雇用や年功序列が機能しなくなっている、むしろこの仕組みのおかげで世界の潮流からさらに、遅れをとっていること、そのあとはタイトルにもある筆者の知る日本以外の方の働き方を引用を示しながら解説してくれています。難しい内容はなく、気軽に読めました。
色々参考になる内容はありましたが、今の自分には、”自分が幸せになるのは、自分が求めることに取り組むことであって、周囲が期待する役割を演じることではない”と言う部分が、響きました。 -
購入済み
世界の中の日本が相対的に分かる
相変わらずの忖度ない口調で、日本を相対化して見れるような卑近な小ネタから政治や外交に関する海外の実情や価値観がバランスよく描かれている。ロシアウクライナ侵攻や、エリザベス女王の崩御など新しい時事ネタも入っている。厳密に言うと異文化情報の紹介基準や解釈も著者のフィルターがかかっているので、最終的には最後にで述べられているように自分で情報収集するようなスキルとマインドが必要なのだろう。
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ロシアのウクライナ進行
安倍元総理
ロンドンやヨーロッパの実像など
ロシアのウクライナ進行で、近くて遠い国のロシアについて改めて考えてしまいました。
日本はロシアの文化に寛容でしたが、ヨーロッパではむしろ、排除の対象であるとか。ロシアでは、自国の文化よりも西洋の文化に憧れがあると。相手の国を知るには、相手の文化を知ることも大切ですが、日本はひとが良すぎるのかなと感じました。
安倍さんの評価は海外の方が高いというのは、日本は政治家に、実務能力よりも徳を求める傾向が高いということでしょうかね。
コロナ禍による旅行の自粛から、開放されつつある世界。
ネットのっ発達も一助かもしれませんが、世海を -
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このシリーズ変に着飾ったところがなく、またいろいろと示唆に富む内容が多いので、シリーズ1から続けて読んでいます。
今回も、本屋で発売されているのを見つけて即買いです。こういったシリーズ本に出合えたりするので、やはりリアル本屋めぐりはやめられないですね。
この本についても中身を通して得られた知見は多く、今までの常識や「当り前」と思われていたことについてひっくり返されるような感覚になりました。
安倍元首相は海外では人気、SDGsが注目されているのは日本だけ、欧州は日本以上にジェンダー区別が強い、アメリカ人がフレンドリーなのは社交辞令、エリザベス2世の人気高の秘密等々、普段日本で済んでいるだけ -
Posted by ブクログ
同書の1よりそうなんだと納得した点が多くありました。表紙にもある「誘拐多発の先進国、世界は自己中だらけ、広がる外国人差別、各国のヤバすぎるコロナ対応」等漏れ聞こえてきた情報でしたが、やはりそうなんだと頷きながら読み進みました。
外国の遅れた点ばかりを流すニュースであればこれも問題と思いますが、外国の方がとにかく進んでいるとのニュースも一方の遅れた点も合わせて報道するバランスが欲しいと思いますが、自分から情報の真偽を掴むための各種情報ソースの紹介が末尾にあり、ひとつでもトライしたいと思います。
ただ、本書は、日本礼讃の度が少し過ぎていると思います。
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Posted by ブクログ
未知の著者の本であったが、これは日本と世界の主に経済・雇用・社会状況を的確に分析した本である。裏付けとなる統計グラフや、論文の出どころが明記してあり、独りよがりのエッセイ(独断または自己宣伝)でないところも気持ちがいい。
すでに言われていることではあるが、日本社会(企業)の成功体験としての終身雇用・年功序列・労使協調などの「美点」が、現代ではことごとく逆回転していることが改めて説明されており、40代以下の若者が真剣に考えなければならないことが多い。
すでに老境に達した身としては時代の転換が「遅かった」と悔やまれるが、まあ、逃げ延びたという見方もできるだろう。
ただ、この本で触れられていない「逆