あらすじ
元・国連専門機関職員の著者が忖度なしで書く、25万部突破の大人気シリーズ 第3弾――
「世界はそんなことになってたのか!」
日本のメディアが報道しない驚きのニュース満載
(内容紹介[一部])
●国際的危機、戦略大外れの仰天顛末
●各国「コロナ対応」のその後……
●「東京五輪」世界の反応はどうたった?
●日本代表に「外国ルーツの選手」が多かった理由
●世界の「日本人気」に意外な新展開!
●日本の街の風景が「海外動画サイト」で大人気
●海外の人がやたらと歌舞伎町に詳しい理由
●世界各国「国民性イメージ」の大嘘
●意外!? 欧州マウンティング狂騒曲
●カツカレーがイギリスで独自変異を遂げていた!
●なぜ海外の人々は日本の駄菓子をわざわざ輸入するのか
●日本人女性がやたらと国際結婚をする理由
●育児や家事負担の不平等、世界事情では? など
世界を見る目が“ガラッ”と変わる!
新しい体験をあなたに。
【著者プロフィール】
谷本真由美 (たにもと・まゆみ)
著述家。元国連職員。
1975年、神奈川県生まれ。
シラキュース大学大学院にて国際関係論、および情報管理学修士を取得。
ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。
日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。
ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。
趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。
著書に、『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)、『不寛容社会』(小社刊)など多数。
感情タグBEST3
日本と海外の実情を知る為の良書
実際に海外数カ国で暮らし働いた作者の海外情報や海外と日本の比較の話で、原理主義的な海外崇拝者や逆に日本を無批判に崇めている人たちの言論と比べるとより客観的な情報を提供してくれているように感じる。究極的にはこの本自体も二次情報なので鵜呑みにしてはいけないということになるだろうが、卑近なゴシップから政治文化論まで楽しく読めて日本で簡単に得られる情報を疑ってみるという姿勢を提案しているだけでも非常に価値ある本。Twitterでの作者はかなり過激な口調で受け付けない人もいるかと思うが、このシリーズについては口調トーンを控えつつ内容や言い回しで多くの人が読みやすいよう料理されているのも好感が持てる。
Posted by ブクログ
ヨーロッパ意外としょうもないわ。よく出羽守がヨーロッパに比べて日本は、、なんて言うけど、俺らのヨーロッパに対するイメージって、上位5%とかの富裕層のイメージでしかない。一般的な生活や環境は日本のが上ということがわかったわ。
Posted by ブクログ
どこまで本当かはともかく、別の切り口を教わった感じ。
P18 気候変動 温暖化と言わないところはキモ
P38 スキルのバラつきは、日本でも同じと感じます。酷いのいますけど。
P62 農道や側道には、ゴミが落ちていますけど。
P118 ロレックス。いわゆる御三家じゃないところが、いかにも。
P231 五輪関連で、ヤクザは扱えないかと。
P232 広告代理店は、いまや政商と言っていいかと。
Posted by ブクログ
著者の谷本氏は、第一弾で日本をディスっている様に書いていたが、だんだん日本の良さを読者に伝え、海外のDQNぶりを露骨に表現する様になってきた。出来れば主観のみで無く客観的な数字に基づいたデータを見せて欲しいと感じた。
Posted by ブクログ
日本ではとかく外国ではどうのと、悪い意味で比較報道されがちだが先進国とされる国の実態は実はこんなもん。
また日本が諸外国に対して過大なイメージを持ってるが実態は、、、
・北欧パパ活
・スポーツは上級国民の娯楽
・国民性イメージは一部の海外旅行客やマスコミに作られた虚像である
等
とファクトをもとに世界を見直せる本。
なお、ところどころ主張や主語の拡大縮小が入る点は要注意。
Posted by ブクログ
日本で生活しているとなかなかわからない「外から見た日本!」について、様々な視点で書かれており、面白かったです。
日本は海外から見ると、そんな感じに写っているのかーと参考になることも多かったです。
ぜひぜひ読んでみてください。
Posted by ブクログ
海外事情についてはニュースで垣間見るほどで、極めてお粗末で乏しいい我が知識。それこそ「何も知らない」といわれて致し方ない。歴史、文化が違えば感性は異なる。当然なれど、生活者の視点で伝えられてこそ分かる真実あり。我われ日本人がいかに無防備、無警戒であることか。そして外から見た自国の評価を正しく認識していないことか。環境や災害、公共のマナーやサービスへの捉え方の違いについて、その根源を知る。日本アニメの人気の理由の一つに、常に厳しい自己主張を求められる外国人が日本のゆるい日常生活を求める一面ありって、へぇ〜。
Posted by ブクログ
前作は各国のコロナ対応が中心だったのに対し、今作はコロナ対応のその後や東京五輪の反応などを、解説。
各国のゴミ収集事情は衝撃的でした。そりゃコロナも蔓延するよ…新宿などの繁華街は汚いと思っていたけど、海外から見れば綺麗な方なのかしら。
Posted by ブクログ
ヨーロッパのドイツやイタリア、フランスを中心に、タイトル通り今まで何も知らなかった情報を知ることができた。
職場やお店でのドレスコードの厳しさや、ケチな国民性、街の汚さ、仕事に対する不真面目さ、芸術よりもゲームなどを好むことを知ると、日本人っていいのかもなと思わされた。
他媒体からも情報を集めてみたくなった。
Posted by ブクログ
海外に行ったことが無いので、ヨーロッパやアメリカは日本より意識が高いのかと思っていたがどの国も色々な問題があるのだなぁとこの本で新たな視点を得れた。
Posted by ブクログ
谷本真由美さんの2021年に発行された「世界のニュースを日本人は何も知らない」シリーズ第三弾。「はじめに」あった「『宝島』の投稿コーナー」のような感覚で書かれていると知って大いに膝を打つ。次号も楽しみ。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目の情報アップデート版。
前作で表現のとんがっていた部分が丸くなり、内容も日本上げが増えた印象。だいぶ叩かれたのかな(笑)と邪推。TV、新聞をはじめとしたマスコミの偏向報道(ムダに日本叩き)に物申すスタンスは変わらず。ミスリードされないよう読者に訴えかけている。
アニメや生活用品、食文化、コロナ対策など、あまり持ち上げすぎるのもバラエティ番組のようで気持ち悪い。とはいえ現在、世界(欧州)に通用しているストロングポイントが何なのか、外から眺めることは、国内マーケットの衰退が見えている昨今では有益だと思った。
また本作では欧州の治安レベルがよく分かる。意外と悪い。その背景に、経済の落ち込みがあることも数字から説明されている。数字を疑えばキリはないが、大局で見ておけば良いかなと思う。
巻末は情報検索の仕方も教授してくれる。論文検索や英語サイトなどハードルが高いので、噛み砕いてくれるのが助かる。3作目も良著。
Posted by ブクログ
知らないこと、たくさんある〜!!と気持ちよくなれる一冊。
フランスの同調圧力の強さ。英国王室のお騒がせスキャンダルがなぜお騒がせなのか。英国一般人の趣味は泥酔すること…!?
海外小説を読む時もこういう下地を知っている方がより楽しめるかなと。
Posted by ブクログ
イギリスではキツネがゴキブリ並みに扱われているんだって事、知らなかった。
3冊目になって飽きてきた。面白いけどね。最後まで読んで電通はクソだって事再確認。
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2よりもディープな内容。海外に幻想を抱く人々に対するアンチテーゼ。海外の方が日本よりもいい点もあるだろうから、もう少しフラットな比較があっても良いかなと。
Posted by ブクログ
1巻から立て続けに読んだ。
欧州それぞれのキャラなど、繰り返し登場するエピソードも多い。
何にせよ、主語を大きくしすぎることや、一度だけ最初に聞いたことを信じてしまうことを、振り返るべき。
Posted by ブクログ
著者の見解が全て正しいと捉えるより、こういった見え方もあるかな、という新しい着眼点が学べる。タメになるというより、「へー、なるほどー」という雑学が増えた感覚。
Posted by ブクログ
育った環境で考え方も変わるだろうから、海外ではこれが当たり前って言うことが知れてよかったかな。北欧とかいいイメージしかないけどこの本通じて現実知ってれば日本ってやっぱいいなと思えた。
Posted by ブクログ
イギリス在住の著者が書いた本。
「世界」というが、比較対象はイギリスが多い。
一部他の欧州各国とアメリカが出てくる程度、と感じた。
また、全体的に「日本はすごい」「いい国」ということが書かれている。
否定はしないが…それを当たり前に達成しなければならない、と苦しんでいる人たちへの思いやりは感じられなかったな。
逆に海外はカオス。
殺人割合も日本より高いし、格差もひどい。
気を抜けば他人に搾取されるし、自分のことは自分でやらないといけない。
でも、ぶっ飛んだ人がいるから「これくらいなら全然いいか」と思える雰囲気があると感じる。
どこの国も一長一短ね。
Posted by ブクログ
欧州や世界での日本の立ち位置。
欧州は環境保護に熱心で、北欧は治安もよく住みやすい国の様にいわれますが、本書ではそれを否定。
また日本の文房具やお菓子、漫画が世界では大変人気があるなどなど。
コロナ禍になって、日本と世界を比較するニュースがよく流れますが、イギリスなどの感染予防やワクチン接種などを称賛していた記事も初期の頃はありました。
日本人は、自分たちを卑下することが多いかなと日々のニュースを見て感じていましたが、必ずしも当てはまらないことが多い気はしていました。何となく本書で、それを再確認した具合でしょうか。
世界のニュースを知る上で、翻訳に頼らない英語力はやはり、必要とのこと。
Posted by ブクログ
日本で語られている欧州上げの定説とは全く異なる現地の実態を知らしめるシリーズ3作目。
21年末の発行なので情報は若干古いが、現在はさらにポリティカルコレクトネスが進み、移民対応等の軋轢が増している。
TV、新聞などのオールドメディアでしか情報に触れない層の啓蒙には格好の書。
Posted by ブクログ
若干マンネリ感漂い始めた2021年シリーズ第三弾。
とはいえ、興味深い内容もあります。
例えば、世界的トレンドのエコ対策について。欧米はうまくやってるふりをし、日本人は社会コスト増を国民に強いてもバカ正直に邁進。日本のリサイクル技術は世界一なのに、さらに乾いた雑巾を絞る努力を惜しまない。一方、元々二酸化炭素排出量の多い中国やインドは、減らすどころか増加させています。また日照時間の少ない雪国や自然災害の多い日本で、雹や霰に無防備な剥き出し(中国製の)ソーラーパネルを使うなんてのも狂気の沙汰です。火災が起こっても消火活動ができず自然鎮火を待つ代物だし、なによりも破損したパネルの処分問題の対策すらない状況は無責任過ぎです。発電効率から見ても、日本の美しい自然を破壊して推進する政策とは到底思えません。
また、多様性に寛容過ぎる社会は差別(意識)を恐れるあまりデモや過激な発言を野放しにする傾向が強いので、余計に治安が悪くなって行く。既に欧米で見られる現象だが、日本は周回遅れで追いかけるお馬鹿ぶり。
そして、コロナワクチンではこんな発言も。
「優秀な科学者たちが一所懸命ワクチンを開発し、製薬会社も頑張ってワクチン製造をしてくれたのでなんとか大勢の命が助かりました」(P179)
もちろん、出版時点でのこの発言は何の問題もなかったのですが、ビル・ゲイツの世界人口縮小化戦略の中にこのワクチン開発が組み込まれていたとの情報も聞こえて来ています。果たして、真相は?
その他、面白雑学として
・海外の公立学校では日本の様な部活がない、
・日本にマイノリティ差別や人種差別のタブーが少なかった証左は多様性の宝庫でもある日本漫画を読めばよくわかる(リボンの騎士、ふしぎなメルモ、サイボーグ009、ブラック・ジャック、どろろ、鉄腕アトム、座頭市など)、
・欧米ではヤクルトと豆腐が人気
・お金にセコいドイツ人
・治安の悪い北欧(リトアニア、フランス、ハンガリー、スロベニア、北アイルランド)だが、米国の殺人事件はその11倍!
・スワッピング好きなイギリス人
・売春好きなフィンランド人
PS.
水泳(誤)→競泳(正)の校正不備を見つけました。(P56)
Posted by ブクログ
日本の常識は、世界の非常識。もっと視座を上げ、世界の潮流を見極める必要がある。内に籠ってはいけない。
少子高齢化と人口減少。さらに景気低迷で、日本は益々内側に籠っていっている気がする。
これは自分自身への反省も込めて言っている。
私自身も年齢を重ねフットワークが確実に鈍くなっているのは認めるところであるが、そこは敢えて意識して外に出ていく必要があるのではないか。
本書を読むことでも、その一助になるかもしれないが、実際に有効なことは、自分の目で見て確かめることだろう。
これだけコロナ禍で移動が制限されたが、だからと言って内側ばかり見ていてはしょうがない。
日本と世界は何が違うのか。
日本と世界とを比較した中で、一体どの分野が日本は劣っているのか。
世界標準とは一体どういう状態なのか。
これらは自分で体感することで、身に染みて腹落ちするのだろうと思う。
本当に難しいが、少しでも意識を外に向けることで、多少は変わるかもしれない。
そういう気持ちでいたいとは思っている。
今回の本書は、比較的日本が世界と比較して良い所を上げているように見えた。
確かにコロナ対応について、日本はお粗末な部分が非常に多かったと思う。
それでもコロナによる死亡者がこれだけ少ないのは、ある意味で日本の清潔さ潔癖さが影響しているのだと思う。
本書にも記載されているが、海外から日本に訪れる人々が口々に言うのは「街中にゴミが少ない」ということだ。
これは私自身も東京都内で特に感じることだ。
海外ではごみ収集も数週間に一度という、日本では考えられない恐ろしい状況だという。
先日隅田川縁を歩くことがあったのだが、川が本当に綺麗だった。
もちろん田舎の河川のような澄んだ綺麗さはないが、川面にゴミが浮かんでいることがほとんどなかったのだ。
これは世界の都市の中では極めて稀なのではないだろうか。
東京都心という数千万人が暮らす都市で、これだけの清潔さが維持されているという現状は本当に素晴らしい。
しかしながら今後の少子化で、ゴミ清掃の人員も相当に減っていくだろう。
これだけの美観をいつの時代まで維持出来るのか。
世界標準はもっとレベルが低いのだから、ここまで過剰に綺麗にする必要はない、と気持ちが切り替わった時点で、ドンドンと日本も荒んで行ってしまうのだろうか。
そういう点では日本の良いところは未来にも残していきたいし、その為には避けられない少子化人口減の中で、どうやってそれを維持していくのかは、真剣に考えなくてはいけない課題なのかもしれない。
海外から見ると、日本は相当に特異な国に見えるのだろう。
ヨーロッパやアメリカを基準とするのか。
中国、韓国など近隣アジア諸国を基準とするのか。
地域によっても大きな違いがあるのは確かだ。
日本が独自の路線を行くとしても、海外を知って戦略的な独自なのか、知らないで勝手気ままな独自なのかは相当に意味が違う。
やはり世界から賞賛される日本でありたい。
もちろん人口減は避けられないが、美しさや洗練された品格は備えておきたい。
もし街中がゴミだらけになったら、人の心も廃れていくだろう。
世界を見ながら、日本の良い所を磨いていきたいと思う。
(2023/2/23)
Posted by ブクログ
ロンドンパブリックスクールのママさん達が、子連れ海外旅行先のマウント合戦するのですが、その最上位が『日本で忍者修行体験をする』だそうです。
これには誰も勝てないそう笑
このシリーズ本の第4弾が6月にリリースされるらしく、今から楽しみです。
Posted by ブクログ
面白かった。
が、書いている内容は著者の個人的見分またはたまたま読んだ第三者情報を写したものと思われ、信憑性、客観性は乏しい。地球温暖化について20~30年前に言われていた予測がほとんど外れている(それほどひどい事態が生じていない)、という項目だけ、いやに典拠が詳しく書いてあるのは、そういう資料を見つけたんだろうなあ。
Posted by ブクログ
テレビや新聞で流される情報は、海外との比較で日本がいかに遅れているかのオンパレード。停滞の泥沼からどうしても抜け出せない状況に過去の高度成長の様な輝きをどうやったら取り戻せるのかと思うばかり。
本書には「世界の日本の人気とか、世界の杜撰な戦略とか、各国の同調圧力とか、各国のヤバすぎる国民性」とか、確かに普通のマスコミニュースでは流れない情報が書かれているも、だからといって世界と比べ劣っている様々な点もまた事実なんだろうと思ってしまうが、著者はどう考えるのだろうか?