あらすじ
世界各国のイメージがガラッと変わる!
日本のマスコミはあまり報道しないけれど、世界では連日トップニュースで扱われているものが数多くあります。
世界各国で報道されている「本当に大事なニュース」から、世界各国からみた日本に対する「本当の評価」まで。
元国連専門機関職員で、海外居住・就業経験も豊富な著者が、日本の新聞やTVではわからない「世界と日本の真実」を紹介します。
世界で扱われている意外なニュースに驚きつつ、新時代を生き抜く知識・教養が得られる本です。
(見出し例)
●日本の「トップニュース」に外国人は驚いている
●外国人にとって常識的なことを日本人は知らない
●アフリカのメディアを買収する中国
●ロンドンでは白人のイギリス人は少数派
●人種差別にも“格差”がある
●日本人が知らない日本への厳しい評価
●世界のニュースを知らないことが命取りに
●世界の「国民性」を日本人は何も知らない
――など。
(プロフィール)
谷本真由美(たにもと まゆみ)
著述家。元国連職員。
1975年、神奈川県生まれ。
シラキュース大学大学院にて 国際関係論および情報管理学修士を取得。
ITベンチャー、コンサルティングファーム、 国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。
日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。
ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。
趣味はハードロック/ヘビーメタル鑑賞、漫画、料理。
著書に『キャリアポルノは人生の無駄だ』(朝日新聞出版)、『日本人の働き方の9割がヤバい件について』(PHP研究所)、『日本が世界一「貧しい」国である件について』(祥伝社)、『不寛容社会』(小社刊)など多数。
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Posted by ブクログ
とても面白い内容でした。日本人が知るべきニュースがこんなにあったんだと衝撃を受けました。私もテレビや日本語のネットニュースくらいでしかニュースをチェックしないので、知らないことばかり。(やはり英語が苦手な日本人はこういう点でも不利だと感じました。)
ヨーロッパ諸国のイメージは、まさに著者が言った通りの世界をイメージをしていましたが、実際はそんな問題を抱えていたんだ?!と勉強になりました。
Posted by ブクログ
元国連の職員が、海外から日本がどう見られているか、また日本人が考えている世界の国民性について、実際はイメージとは異なっている事をヨーロッパやアメリカを中心に説明されている。
普段からいかに国内の情報しか見ていないのかと気付かされる一冊だ。
海外から見た日本のイメージは、すでに経済成長が終わり世界で最も早く高齢化と少子化に対面する大変厳しい状況の先進国という認識。
海外は日本人のイメージ通りではないという事。例えばオランダは何事も杓子定規で割り勘が当たり前らしい。
特に印象に残ったのは、IT社会において重要視される事は論理的な考え方ではなく、『エモクラシー』(感情と民主主義の造語)が優先されるという事。SNSで感情の渦が感染症のように広く深く急速に拡がる時代だという事に納得した。
Posted by ブクログ
他国のことについて、また日本のことについても、まだまだ知らないことだらけだと実感しました。
実際に身近な人から聞いた体験談なども交えられており、とても読みやすかったです。
これからは積極的に、世界のニュースに触れていきたいと思います。
Posted by ブクログ
全く知らなかった事実が「マッキンゼーの黒いビジネス」。
日常的に英語メディアに接していても、報道内容は米国に偏ってしまうので、広い範囲の外国の最新事情をカバーした本書はありかだい。
Posted by ブクログ
6年前の2019年に発売されているため、取り扱っている時事ニュースに時代遅れ感があった。
とはいえ、2025年の日本にもほとんどが通ずる内容で、特に熊の話などはまさにトレンドであり、自身の視野の狭さを改めて感じた。
日々、日本で何となく生き、受動的に情報を取得するだけでは損をしてしまう。
もちろんこの本がすべて正しいわけではないが、一つの気づきのきっかけになった。
今後は海外の情報媒体も活用しながら適切な情報を見極める能力を鍛えていきたい。
Posted by ブクログ
冒頭に書かれている日本で扱うトップニュースの件、確かにそう。この本を読んで、朝はめざましテレビからNHKニュースに変えました。他にも知らなかったことが沢山あって、面白かった。読みやすいのもありがたい。この本は数巻出ているようなので、次も読んでみたい
Posted by ブクログ
本のタイトル通り、自分は世界のことについて何も知らないのだなと思いました。
欧州では大量の移民が原因で様々な問題が起きており、国民の不満が溜まっていること。
これからの日本も同じようなことになる可能性があること(高いこと)。そういったことをマスメディアが報道しないこと。
日本はとても恵まれた国であること。
色々と勉強になりました。
2巻以降も読んでいこうと思います。
Posted by ブクログ
近頃の世界情勢のビッグニュースで言えば、トランプ大統領の再選である。前任時にあれだけ、国際社会でヒール的な役割を果たしておきながら、再就任してしまうとは、如何なものであろうかと思っていたが…。どうも私はリアルな世界情勢について正しい認識ができていないことが明らかになってしまった。アメリカの貧困層の厚さについても、格差が激しくなってしまったことも知らなかった。私にとってのアメリカはまだまだ、自由な国であり、世界トップの経済大国であるからだ。(無論その通り)しかし、そこに隠された現実を知らなかった。
Posted by ブクログ
2025.02.02
ワタシは著者の音楽の好みもジャストフィットなのでとてもフィーリングが合います。このフィーリングという表現がそもそも古くさいですが。
刊行は令和元年。内容は古くない。ますますこの本の予想があたり、悪化している。
Posted by ブクログ
日本人がいかに平和ボケをしているのか、思い知らされた。
『日本のトップニュースに外国人は驚いている』
海外の先進国では、自国の通貨や生活、ビジネスに大きく影響する情勢を、メディアで大々的に取り上げるのが当たり前。
しかし日本のニュース番組を賑わせているのは、煽り運転だとか、ある事件の犯人や被害者を執拗に詮索するだとか、芸能人のゴシップだとか…知っていたところで、有益な使い方ができないような情報ばかり。
国内の個人による事件ばかりに関心が集中すると、世界で起こっている重大な情勢に疎くなり、世論が偏っていく。
もっと世界情勢に目を向け、取り入れるべき情報と不必要な情報を、取捨選択していくことが大事だと思った。
Posted by ブクログ
世界から日本を知ることができる本。
多数の情報媒体がある現代社会において、
情報の取捨選択は非常に重要である。
日本のメディア(海外も)は情報操作が多少なりともあるし、扱うニュースの偏りがひどい。
世界各国の実情を知り、そこから日本を見ることで違う角度から考えることができる本。
イタリア人は実はお風呂嫌いで臭いというちょっと笑える情報から、EUや国連といった政治的な物事の本質を学べる。
結論から言うと、
日本は良い国。日本人に生まれて幸せ。
だけどのうのうと生きていてはダメ。
Posted by ブクログ
海外から見た日本の状況がよくわかり、大変面白いです。
欧州各国が、自分たちが一番との意識があることは知っていましたが、まさか日本をこんな風に見ていたとは。
多様性が重視される時代の中で、何でも欧州や米国の真似をしなくて良いと考えます。アジアにはアジアの良さもあります。
他人の価値観を押し付けるのは今の時代にマッチしないのかも。
しかし良いところは積極的に参考にしていけば良いと考えます。
Posted by ブクログ
書店で目にして興味を持って買った。
ヘタリア知識でそこそこ分かる内容もあった。
でもやっぱり日本のニュースって海外のものはあんまりやらないから、情報入ってこないよな〜
ニュースだけじゃなく媒体は色々あるから積極的に取り入れていきたいね。次の巻もぜひ読みたい。
Posted by ブクログ
日本はその国土を海に囲まれた島国であり、歴史的に他国との交流が少なく、異文化に対する理解も欠乏しがちである。そのような日本人が世界から取り残され孤立することを避けるために重要なのは、世界で何が起こっているかに目を向けることに他ならない。本書では日本ではあまり認識されることのない世界のニュースについて説明することに主眼を置いている。よくある日本バッシングに傾倒した内容ではなく、日本人が意識することのない日本の良さについても説明している点は良かったと思う。続編も楽しみにしたい。
Posted by ブクログ
広く浅く海外事情を知れるエンタメ。
紡がれる文章ではファクトチェックがしにくかったり、主語や目的語の大きさが変わったり、いきなり主張が織り交ぜられたりしているので、この点には留意する必要あり。
エンタメとして読む分にはよいが、言及されている公的な調査や統計は参考文献としてちゃんと書いてない点がイマイチ。探すのが手間なので。
とはいえ、いくつか調べたファクトベースの記述については当然著者も見ているはずなので、自分で調べろというメッセージかもしれない。(または、丸投げしたか)
Posted by ブクログ
・中国はアフリカのメディアを買収
・スウェーデン人の半分は移民削減を希望
・EUは、石炭や燃料を巡った争いを無くすため。
・エモクラシー
・お金持ちは、資産投資として絵画を買う
本
・幼児教育の経済学
Posted by ブクログ
まずタイトルに惹かれました。内容も興味深いものが多く、日本のマスコミがいかに世界の重要なニュースを報道していないかということを改めて認識しました。世界で起こっていることにも目を向けていかないとこれからの世界情勢の中で日本は取り残され、良いように使われ、立場が弱くなっていってしまうことを思うともっと積極的に情報を取りに行く必要があるのではないかと感じました。
Posted by ブクログ
たまには世界情勢に関する内容も学びたいと思い読んだところ、自分が知らないことだらけだったので驚くこともあった。と同時に、世界のニュースにあんまり目を向けなくても生きていける日本の幸福さが分かる。これを読み、恵まれているからこそもっと世界に目を向けるべきだと思い、海外のニュースを自発的に調べるようになった。
Posted by ブクログ
広いテーマを扱っていて、それほどビジネス書などを読んでない人でも読みやすかったです。
個人的には学校の教科書や授業で習うことない海外、外国での「感覚」について教えてくれる部分が面白かったです。
Posted by ブクログ
6年程前に購入し、積読本になっていたので…。
著者の物言いや知見に
賛否両論あるとは思うが
世界各国の事実を多く知ることができて
面白かった。
特にスウェーデンの移民問題は
興味深かった。
またアメリカにおける貧富格差の問題
トランプ支持者の思いなど
恥ずかしながら、何となくでしか分かっておらず…。
もっと様々な情報に触れ
見聞を広めたいと思った。
日本という国に生まれ
どれ程恵まれているのかということも
再認識できた。
Posted by ブクログ
義理のお母さんにオススメしてもらい読む。
2019年の作品でちょっと古いが、それでも日本と世界の違いが少しだけだが感じられた。いかに日本は恵まれているか、感覚が鈍しているかが分かる。
ただ5年が経ち、今の日本は更に悪くなってはいないのだろうか。
久しぶりに新書を読んだが、寝る前に読むには丁度いい。
星は3つ。3.3くらいか。
Posted by ブクログ
著者の言う通り、確かに日本ではローカルニュースが多く、諸外国では当たり前のようにトップで扱われるニュースも報道されていない物が多いのだろう。そういったニュースを自ら積極的に取りに行く姿勢を持とう、と促すのは良いが、結局著者が〇〇人はこう、〇〇系の人はこう、とグルーピングして断定している点が残念。それだけで信頼できない。興味深い内容だったのでそれがなければ次作も読んでいた。意識高い系がドラゴンボール悟空の髪型してるのなんてお目にかかったことがないのだが。多様性がないノーマルな人種だから就職試験で不採用となった逆差別のトピックに驚いた。
Posted by ブクログ
何かずっと気になっていた。新聞やテレビから流れてくるニュースの質が。やはり情報は自分で出かけて行って、キャッチしなくてはという思いを強くした。
元国連の職員だった著者の視点は、井の中のかわず的な私には面白かった。この本の中に書かれていた印象的だった点。
・日本が海外も世界で最も早く高齢化と少子化という問題に直面する大変厳しい状況に置かれた先進国だと受け止められている。
・中国のアフリカ諸国など他国へのアプローチ方法はエンタメのコンテンツを世界中に広めて間接的に影響を及ぼすアメリカや韓国のやり方ではなく、メディアに対する直接出資。
・アメリカは貧困にあえぐ人々が多く、他国のことより自分や自分の国を豊かにしてくれそうなトランプを支持することにつながる。
・元々仲が悪かった国々が集まったEU は、ライバルであるアメリカに対抗できず、ジャイアン状態のドイツが好き勝手やってしまったので、今や崩壊寸前であり、イギリスのように抜け出そうとする国も出る有様。
・ニュースに目を通すのと同じで、本をたくさん読むと自分にとって必要な情報がどの分野のどんな本に載っているか感覚的にわかるようになる。
この本を視野を広げるきっかけにしたい。
Posted by ブクログ
筆者はX(旧Twitter)で《めいろま》というハンドルネームで活躍中です。2019年の本なので、この5年余りの間に日本を含め世界情勢が大きく変わったことに驚きます。
特に、岸田総理になってからの日本の凋落ぶりは彼らが率先して日本の足を引っ張るという、もはや人災レベルです。
以下、本書の内容に沿って確認します。
《移民が創造性をもたらす理由》
この前提は、移民の多様性がもたらす好循環が期待できるというものでしたが、岸田政権の3K業界メインの移民政策は結果的に犯罪を増やし、日本コミュニティでの不協和音を拡大しています。そうした問題への具体的対策もやらず、既に欧米で見られる負の移民問題には見て見ぬ振りをしています。筆者も自民党岸田政権がここまで売国政権だとは想像していなかったことでしょう。
《二重国籍》
マルタなどタックスヘイブンの国籍取得は1千万円、キプロスは2億4千万円、オーストリアは28億円で売買されていると、内容は肯定的です。日本の政治家には国籍を誤魔化していたり、あからさまに反日丸出しで、どこの国の政治家かと疑うほど帰化の要件も緩い状態です。もちろん、日本のパスポートは世界最強で、日本人の二重国籍は認められていません。大阪維新の会が国籍を売る動きがある様ですがとても危険です。
オランダ人はドケチ、イタリア人はお風呂嫌い、ドイツ人はスケベなど面白ヤバ民族ネタも。
《嫌なヤツほど出世する》《幸福感はお金ではなく自己決定権》なども面白かった。
《信用できる情報ソース》
・中央政府や国際機関
・有名大学や研究所
・医師や弁護士などの専門家
・老舗一部上場企業
・新聞、雑誌、通信社
・学術論文
・大手出版社の刊行物
・公共放送、大手民放
・高評価なニュースサイト
などが一応本書で紹介されているが、今ではほとんど真贋混交なのが明らかで(むしろ捏造、報道しない自由などやりたい放題)、逆に特定の利権やイデオロギーに毒されていない媒体を見つけ出すのに苦労するほど。以前よりも個々人の情報リテラシーが重視される所以です。
Posted by ブクログ
読んでいて楽しいものではなかったかな。
これからの社会に向けてどうするべきか後ろに書いてあったり、信用するべきメディアが記載されてあったのは、ためになった。
普段から国際ニュースも見るように心がけようと思った。
Posted by ブクログ
世界と日本の教養への意識の違いについて知りたく購入。
読んでみたら日本がいかに恵まれているか、ということを実感した
確かに日本では海外のニュースは殆ど見聞きしないので、自分から取りに行く必要があることを再認識した
当初思っていた内容とは違ったものの、正しい情報をいかに得るかは意識した
Posted by ブクログ
冒頭こそ、感情に訴えるようなキャッチーな本だと感じたが、中身は世界のあちこちの、イメージとは異なる現代の実情を細切れに紹介していく本。
文章は非常に読みやすく、定量的な比較でも、値控えめにすっと入る文章だった。
別の著書も読もうかと。
Posted by ブクログ
少し主観的すぎる表現が多いように感じたが、広く浅く、ニュースを知るにはエンタメとしてよかった。少なくとも、日本の報道番組などのメディアよりはマシな気がする。
Posted by ブクログ
受動的にしか情報を受け取らないと、井の中の蛙になるので自ら信頼できる情報を取りに行くことが大事。
それを欧州、米国の実情を例に出し、自身のフィルターがかかっているかを認識させている。