あらすじ
テレビ・雑誌にあふれている
バカみたいな“日本スゴイ”論は大間違い!
日本人よ、目を覚ませ――。
「外国人が“本当はどう思っているか” 教えてあげよう」
元国連職員の著者が
日本人に対する“外国人の【本当の本音】”を初めて明かす!
「日本人は自国が世界の先進国で、
世界中の人が日本にあこがれ、日本を尊敬し、
日本を見習いたいと思っていると勝手に思い込んでいるようですが、
実はそう思っているのは日本人だけです」
■外国人の本音はこちらです……
・「クールジャパン」は気味が悪い
・「お」「も」「て」「な」「し」は大迷惑
・遅くまで働くのに生産性ゼロ(笑)
・経済3流、政治6流で大丈夫?
・礼儀が表層的で付き合いにくい など
平和ボケして「恥ずかしい勘違い」をしている
日本人に新しい警鐘を鳴らし、
混迷の時代を世界的視野で生き抜くための
視点・生き方を提示する一冊――。
本当の日本再生はこの一冊から。
【にほんスゲー】はもう終わりにしよう
第1章 「ここが変だよ!日本人」BEST7
第2章 世界は日本をバカにしている
第3章 世界の人々は日本人の「ここ」が大嫌い!
第4章 お笑い! 万国バカ博覧会
第5章 新時代の日本人になるために
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2025.04.12
この作品の「問題意識」に星を5つつけた。
世界、米国や欧州のフツーの人からみた日本はどうとらえられているかを考えることが大事だと思う。
令和7年のいま、日本礼賛、外国人排斥などの動きが強まるばかりだが、その根拠が「日本はスゴイ」ということなら危ないと私は思う。
私は個人的には移民反対だが、それは日本スゴイだからでほなく、日本に移民を受け入れる余地が、社会的にも、経済的にもないと思うからである。
Posted by ブクログ
「旅行で日本にやってきた外国人が、 日本食やおもてなしに感動する」なんていう動画を見てすごいぞ日本!と自国にうぬぼれる日本人よ、いい加減目を覚ませ。という大変耳の痛い話ばかりだった。
ほとんどの外国人はどんなに高学歴でも、日本の位置さえ正確に把握していない。
北朝鮮と繋がっていると勘違いしている人もいる。
あと中国とごっちゃにされたり。
トイレが綺麗だとか道にゴミが落ちてないだとか、日本が誇りに思っていることは一切無関心。
それどころか、政治に興味を持たない、形だけの礼儀が気持ち悪い、 無駄な苦労を美徳と考えている等々バカにされている。
そんな風に思われていたのか…と はじめは受け入れがたかったけど 、自分も海外のあらゆる国のことなんてほとんど知らないし無関心だった… 。
海外を転々としてきた著者だからこそ気づける現実。
過大・過小評価せず、もっと客観的に日本を知りたいと思った。
Posted by ブクログ
日本人称賛(クールジャパン、おもてなし等)のテレビに違和感を覚える。政治経済に無関心なのにトイレの自慢をしているのは訳が分からない。
形式ばかりを気にして本質を見ない日本人は理解できず、伝えることも伝えないため付き合いづらい。
Posted by ブクログ
このままで日本大丈夫か?
なんとなくみんなが思っている事を海外経験の長い作者の実際の目を通して書かれた本作。
効率が悪くても文句も言わずに働く日本、現実をちゃんと分析できていない日本、人口減の今こそ冷静に対処すべきだと思いました。
Posted by ブクログ
世界でバカにされる日本人-今すぐ知っておきたい本当のこと-。谷本真由美先生の著書。元国連職員で外からの視点で冷静に日本を見ることができる谷本真由美先生だからこその貴重なご意見が詰まった良書。愛国心をもって日本に自信満々になるのはいいけれど、自信過剰、自意識過剰、厚顔無恥な勘違いとバカにされないように驕慢な思い上がりはやめないと。謙虚に、冷静に。
Posted by ブクログ
日本に対して批判的に書かれている本です。
本書では、日本に対して批判的に書かれています。外国人が日本人に対して違和感を抱いていることや理解できないことなど、書かれています。
例えば、ITを導入しないため仕事の生産性が悪い、お土産を渡すときの「つまらないものですが」は意味不明、メディアは少子高齢化などの問題を置き去りにして芸能人を追っかけているおバカな国、一部の外国人からは日本をこのように捉えています。
国際交流が多い人や海外でビジネスをしている人にとって、本書はオススメです。外国人に対して、意味不明な対応をしない、不快に感じさせないような配慮など、多くのことを学べる1冊です。
日本を客観視したい方や日本をよく知りたい方、日本と海外との比較を楽しみたい人にオススメです。
タイトルがあまり好印象ではないので、星4の評価になります。内容も自分が厳しいことを言われているみたいで、少し不快に感じました。私自身、もちろん日本人ですので。
Posted by ブクログ
元国連職員の著者が世界的視野・客観的視点で「世界でバカにされている日本人」の現状を紹介している。大枠で「考え方」「働き方」「マスコミ」「政治」「社会」「文化」「行動」などの要素で世界から見てバカにされていると主張。
たしかに「忖度社会」や「仕事での無駄な資料・無駄な会議」「過剰なサービス」「謎の縦社会・肩書き社会」「自己主張のなさ」「男女差別」などなど、理解・共感できるものも少なくなかった。
一方で日本人の「モラル」「教育レベル・範囲、学習意欲」「治安の良さ」などのマインド面や、絵画、マンガ・アニメ・日本映画、料理など芸術・文化面での特色など、著者が『日本スゴイ』と捉えているものもあげている。こちらに関してもその通りだなと感じる。
また、バカにされないために大事なことについても述べており、「本質をみよ」「所属先にこだわるな」「他人と自分は違うと心得よ」「自信を持って行動しよう」「感性を磨け」を挙げている。シンプルで普遍的な要素だが、重要かつマインドセットを変えていった方が良い点だと思う。
著者は決して「日本人はダメ」と考えているのではなく、より良くなるための現状把握・分析・改善提案をしている様に感じた。内容・構成・表現もシンプルで読みやすい一冊。
Posted by ブクログ
なかなか面白く、すらすらと一気読みしてしまった。
今、私が日本に感じていることをズバッと指摘してくれて、とても気持ちいい。
確かに私たちの仕事の仕方は無駄な作業が多い。デスクワークだと取引先ごとの個別対応が多く、なかなか有休を取れないのが実情だ。納期変更1つを取ってもメール・電話・FAXでの連絡に加えて端末システムの操作など煩雑な作業が多い。多いからミスを誘発する。怒られたりミスを訂正したりで仕事がはかどらない。また電話で了解を取る前にシステムの納期を変更すると相手の心証を悪くして、配慮のない社員だと決めつけられる。
本当に日本企業ならではの風習にうんざりだ。
また日頃から不満に思っているのだが、日本のマスコミは国民をバカにしているのか?と思うような情報ばかり垂れ流す。
特にテレビに関しては視聴率至上主義もいい加減にしてほしい。そんな番組にお金を出すスポンサーもどうかと思う。
とまあこんな風に文句を言うだけで何もしない私のような日本人が、筆者をイラつかせてしまうのだろうな。
Posted by ブクログ
実際、日本において世界のことをどれだけ知っているか?というとそんなに詳しくはない。それを反転させれば、世界(一つ一つの国)が日本の事をどれだけ知っているか?と言えば、そんなに詳しくは無い、という事だろう。
本書は、そんな通常の考えを改めて記した物。結局、テレビやネットという針の穴を通して世界や日本を見ている為、本書に類する冷や水が必要になるのだろう。
Posted by ブクログ
酷評が多いが、著者の言う海外から見た日本人のイメージは当たっている部分の方が多いと感じた。アメリカの学校ではヒエラルキーの下層である点やブラックやユダヤとは違ってアジア人差別は声を上げる人達が少ないなど、海外はいいなぁーと思ってる人に1発お灸をそえてくれる良書だと感じた。全て鵜呑みにして萎縮するのは良くないが、テレビでやってる日本スゴイって話がいかにバカバカしいか、疑って見るべきかは感じられるかと。そもそもテレビもう観る必要ほぼないけどね。
Posted by ブクログ
この著者は、嫌われる方が殆どかと思いますが、僕は結構、好きですね‼️ワタクシは、パリにスタジエールとして働いていた時は、持てマクッテました。25年前の話ですが…
ピコ太郎さんの話が出ましたけど、その通り!
Posted by ブクログ
レビューを読むとすべての星にまんべんなく評価がばらけている。
両極端に「良い・悪い」の評価と、どちらとも判断つかず、真ん中の評価という感じなのだろうか。
私は比較的この手の本を高評価にしてしまう。
最近自分が歳を取ったこともあるが、視野がどんどん狭くなっている気がするからだ。
だからこそ、少しでも違う視点で視野を広げてくれそうな書籍と出会うと、おのずと高評価をしてしまう。
歳を取ったから外出も減り、旅をしたり、新しい人との出会いも減っている。
これでは視野が狭くなるわけだ。
年寄りに限らずに、我々日本に暮らす日本人は相当に特殊な環境なのだと思う。
まずはそこを自覚するべきなのかもしれないが、それは外国に出て外側から日本を比較するから分かることかもしれない。
私のように内に籠っている人間は、相当に自覚を促さないと、ついついその特殊性を忘れてしまう。
「特殊」なことは、もちろん良い点と悪いがある。
希少性という意味で価値があれば、世界から見て日本は素晴らしく見えるだろう。
そういう点があることも自覚しなくてはいけない。
一方で、世界の常識から相当外れた非常識という特殊もあり得る訳だ。
「世界は日本をこんな風には見ていないよ」という警鐘は必ず必要だ。
これは日本で暮らしていては実感するはずもなく、外国に住んでいる筆者だからこその指摘なのだろう。
「とにかく日本人の感情は分かりづらい」は、日本で暮らしていても同意する。
流行りの「忖度」は何とかならないものだろうか。
この目に見えない同調圧力はどうにかならないだろうか。
そう言っている自分こそが実は本質を見えておらず、他人に対して分かりづらい対応をしているかもしれない。
私は他者に「本音で何でも言ってね」と伝えているから、みんなの意見は本当のことだと信じているが、実際は無言の圧力で私に物を申せない状況なのかもしれない。
日本人社会は私自身も不便さを感じる点は多くある。
紙印鑑文化の無駄さ加減も、本書に記載の通りである。
だからと言って私自身が旗を振って印鑑廃止で電子化に取り組むかと言えば、所詮そこは実行せずにただ文句を言うだけなのである。
自分自身もその程度だ。周囲も尚更に同じ状況なのかもしれない。
これだけグローバル化が進んでいく中で、今後は日本はどうしていくのだろうか。
私のように内に籠っていてはいけない。
少しでも外に出て、外部の環境に接することでしか、自分という内側は見えてこないのだ。
他者からの見え方を意識しながら、自己研鑽を図るしかないのだと思った。
(2021/10/11)
Posted by ブクログ
現在における「日本スゴイ」ということに疑問を呈し、実は「言うほどそうではないんですよ。」と日本以外にイギリス、アメリカ、イタリアで勤務したことのある著者が書いたもの。
ここで大切なことは、この著者は単に日本人を蔑めるといったものではなく、むしろ何処かに温かさがありつつも、冷静になって客観視し、誇れる日本人になれよとでも言っているかのようである。
恐らく昨今の「日本スゴイ」などと取り上げられているのは、日教組等による日本人自虐史観からの抵抗若しくは目覚め的なところがあるから、少し行き過ぎてしまっている感は否めない。
しかしバブルは弾き、政治問題にはどこか無頓着で、未だ自身で考えることをまるで放棄してしまっていることには警鐘は鳴らすべきであろう。
Posted by ブクログ
ニッポン礼賛のテレビ番組には世界中から尊敬されるハイテク・おもてなしの日本があふれるが、実際のところ、世界的にはマイナー。嫌われてはいないものの真面目に相手にされているわけでもない。世界から見た現実を紹介する。
表紙や構成、編集者は誰?! 日本の歪なマスコミそのままじゃん。著者の真っ当な、各国の相対性も踏まえた指摘が、単なるヒステリックな自虐に矮小化されてて、真っ当な意見としては受け取られないように作られている。
Posted by ブクログ
海外に出れば日本人がどのように見られているかを痛感する。勤勉さや礼儀正しさは高く評価されるが議論の場では意見をはっきり述べず埋もれがちだ。国際社会において沈黙は理解や尊重を生むどころか「無知」と誤解される。自己主張を恐れず論理をもって語る力がなければ真の信頼は得られない。日本人が大切にしてきた謙虚さは美徳であるが場面を誤れば軽んじられる。世界と肩を並べるには伝統的な美質を守りつつ自らの考えを言葉にする勇気を養うことが求められている。
Posted by ブクログ
audible 。元国連職員という著者が同種の本をまあたくさん出していること。ライフワークかな。
指摘することは概ね同感できるが、ここまで多岐にわたる「一覧表」で突きつけられると「右派」のやり方と似ているなあと感じてしまう。
私としては、「政治」の項を深く掘り下げた論で「ダメな我々」がどうすべきなのか示してくれたらと思う。
もう読まないけどね。
Posted by ブクログ
文化放送の朝の番組でユーモア溢れるトークを炸裂させている谷本真由美さんの2018年の本。
外国のジョークはよくわからなかったけど、それ以外はスルスル読めて面白かった。
日本人の仕事の効率の悪さはあるあるで、やり方を変えたほうが良い。
日本人の料理人は本国より評価が高いというのは海外を旅行すると実感する。日本の外食はクオリティに対して安すぎると思う。倍は取っていい。それには私たちの所得も倍にして欲しいけど。
Posted by ブクログ
イギリスに住んでるからブラックジョークに長けていると言いたげに、最初から毒舌で何か真っ直ぐ話を受け止め切れる事が出来なかった。
最初の日本人否定と最後の日本人の肯定とか意味がわからない。
Posted by ブクログ
日本は他の国から見た場合、恐ろしく嫌われているわけでもないが、真面目に相手をされているわけでもないというような程度の立ち位置。
馬鹿にされない日本人になるための方法
①本質を見よ:形式や前例や空気にとらわれるな
②所属先にこだわるな
③他人と自分は違うと心得よ
④自信を持って行動する
⑤感性を磨け
Posted by ブクログ
文字通り、日本人は世界で言うほど尊敬されてないことを説いた一冊。
海外在住の著者の言説には説得力があるし、愛国ポルノは好きではないものの、アニメなどの誇れるコンテンツを腐してるのは素直に頷けなかった。
Posted by ブクログ
Twitterで以前から読んでるめいろまさんの書籍。もともとTwitterでめいろまさんの毒舌知ってる人には、なんか物足りないんじゃないか?(笑)
Posted by ブクログ
谷本真由美さんは、口調はキツい(外国だと普通とおっしゃいそう)と自身は感じますが、日本をある程度相対的に見られている方なのかな、という印象。こちらの本もそのような印象を受けました。個人的にはブラックジョークを間に受けてしまいそうで、各国の歴史的文化的背景を知っていないと困惑してしまいそうだな、と思いました。
匿名
日本人でよかった
ただ日本の文化を貶すだけで、厚さも内容も薄い本でした。
筆者を含む外国人は遅くまで残業する日本人を頭がおかしいと嘲笑っているみたいですね。
20〜59歳の社会人の男女を対象にしたサンプルサイズ800の調査結果では、残業する理由の内、上司からのイメージアップを図るためと答えた人は2%にも満たないのに対し、仕事が終わらないためと答えた人は61.8%に上ります。また残業はしたくない、どちらかというとしたくない人は69.6%です。
このデータを見ると、日本人が無駄な仕事を美徳と考えているという主張はかなり短絡的であることがわかります。
私たち日本人は頑張る人たちを嘲笑う側じゃなくてよかったと思いました。
「リケジョという言葉は差別だ」とのことですが、日本人は「リケジョ」という言葉を差別的なニュアンスで使っていません。どこの国とは言いませんが、通りすがりの異人種を罵倒したり、殴ったりすることは差別とは言わないのでしょうか。そんな倫理観に成り下がった人たちに言われても説得力がありません。
魚を食べる日本人をバカにしているみたいですが、魚を食べるのは日本人の問題点ではなく文化です。日本の環境によるものです。ではポテトやソーセージばかり食べるドイツ人はおかしな人なのでしょうか。コーラばかり飲むメキシコ人はおかしな人なのでしょうか。
「つまらないものなら渡すな」と過剰に反応していますが、これどうぞくらいの意味です。表現と含意が異なる会話なんてどこの国にもありますよね。「Are you kidding?」と言われたアメリカ人は「からかってねぇよ!」といちいちキレているのでしょうか?
意味不明、頭がおかしいなど、強い言葉で押し切ろうとしますが、データも根拠もないので説得力がありません。自分のことを頭がいいと思い込んでいる人が書きそうな文章です。
色んな文化を尊重できないような筆者が国外にいてくださることに感謝します。
本当にありがとうございます。
日本のためにも二度と日本に来ないでくださいね♩