黒史郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホラー作家5人が綴る、ホラー×恋愛
神永学さんのお名前につられて購入したものの、全員が普段からホラーを書いている方とあって、どんな恐ろしい物語が綴られるのかと読み始める度に戦々恐々...。でもそこはいい塩梅にホラー×恋愛で、怖すぎてムリ!!ってお話はなくて助かった。
お気に入りは神永学さんの「愛情のかたち」と黒史郎さんの「アモル・へレオス」。幸福であり狂気、その歪さが心地悪さを感じさせるんだけど、テーマに沿った物語としては良き。某アニメの最強さんの「愛ほど歪んだ呪いはないよ」って台詞を思い起こすなー。
お気に入りではないんだけど、澤村伊智さんの「亜沙美の幽霊」は結末後がどうなったか気になる。主人公と自身の息子を見つめる広本の心境はいかに?好悪どちらにもとれる感じ。好であればギリいい恋愛話になるけど、仮に悪だった場合の心境はめっちゃホラー。もしかしてこれがホラー×恋愛ってこと?だとしたら澤村伊智さん凄いな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレちょっと前に出たサイレントヒル久々の新作のノベライズ。
私は別にシリーズの熱狂的なファンというわけではないんだけど、日本が舞台だし、主人公の少女がかわいかったので買いました。正直でしょ?実際主人公が渋いおっさんとかだったら絶対買ってないし。
ジャパニーズホラーって他国のホラーと比較すると独特な怖さがあるよね。なんでなのかとかは私はまったく説明できないけど。そもそも私はホラーがそんなに得意じゃないんだよ。ホラー小説も最近初めて手を出したばかりだし。でもホラー小説は若干ミステリーチックな面もあって結構楽しいですね。多分私はびっくりする系が苦手なんです。小説は映像みたいに急に現れたりすることがないから大丈夫なんだと思われ。
さて、余談が長くなりましたがこの作品について。やっぱりゲームのノベライズだからなのか、各シーンのイメージは一度ゲーム画面を見ていないと想像するのが難しい部分があった。場面の切り替わりも結構激しくて置いてけぼりになることがしばしば。
その代わり、ゲームでは詳細に描かれていない心理描写が綴られているので、ゲームの補完・さらなる掘り下げという点ではファンが求めるものに仕上がってると思います。
にわかなのに偉そうに語ってすみません……。
幸せの定義とは何なのか、ということがこの作品の大きなテーマなのだと思うんだけど、少し昔の時代の話なので、「女性の幸せは結婚して子宝に恵まれること」みたいな古い価値観が蔓延する中で、それに抗う過程で多くの心理的ストレスに苛まれる主人公が、わけのわからない空間に放り込まれて、いろいろとひどいめに遭うさまにはちょっと気の毒すぎるなとは思いつつも興奮して目が離せなくなっちゃいましたよ。私はなんて卑しい人間なんでしょう。
でも実際、幸せってなんなんでしょうね。結婚して子宝に恵まれても最終的に不幸になる人はいるし。他人から見て不幸に見える人が必ずしもそうだっていうわけでもない。つまり、絶対的な幸せの定義なんてものは存在しないんじゃないかなと私は思うわけです。それぞれ自分が信じる幸せのために生きればいいんじゃないでしょうか。他人と比較しないと幸福を感じられないなんてなんかさみしくないですか?まぁそれもその人の幸せなのかもしれないのでそれも否定しませんけど。
私も主人公:雛子のように、自分の幸せは自分で決め、その責任はすべて自分が背負う。そんな堂々とした人生を送りたいなと切に思いました。 -
Posted by ブクログ
糞尿屁、小学生が好きな下品な盛り上がりがこんなにもあるんだぞという、全国物産展のような本。トークテーマごとに章が区切られているので非常に読みやすい。
巻頭巻末の文章が素晴らしくよく、トークイベントをそのまま書籍化したものだが、この2つの文章で挟むことで本としての深みを出している。巻頭は「話が面白い人はなぜ面白く話せるのか?」。巻末は「ひどい民話の存在意義について」と、本内容を読まなければ何を言っているのだ?と言うものだが、非常に深く、実になる内容である。(ここで言う実は糞ではない)
本やテレビ等を通じて伝わってくるお話は非常に整備されて健全であるが、悪く言えば毒がない。果たしてそれで本当に良いのであろうか?人にエンターテイメントを提供する人であれば愚問だろう。
あ、こんなに下品でいいんだ。起承転結がなくても相手を笑わせればそれでいいんだ。と会話や読み聞かせるお話は気張らなくてもいいと馬鹿馬鹿しくなるほど理解できる。そんな本だった。