黒史郎のレビュー一覧

  • こわい話の時間です 部分地獄

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    著名作家による小学生向けホラーンソロジーシリーズ。
    学級日誌版より、こっちの方が読み応えあって、面白かったです。
    サブタイトルになっている作品の著者が斜線堂有紀だったので、それもちょっとうれしかったかも。このメンバーだと、宮部みゆきか?って思ったのですけどね。
    ルビは中学年程度です。文字も大きめで、一話に一つ挿絵があります。
    「えんまさん」黒史郎
    嘘をつくのが大好きで、それもとても上手に嘘をつくハルト。家族に怒られてもけろっとしています。おばあちゃんはえんまさんのことで諭します。おばあちゃんが話すえんまさんはちょっと具体的で...。
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    絶対に空き地がなかった場所

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    2025年09月17日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    9人の作家によるアンソロジー。
    5人が既知だったので読んでみるか、と。

    全体的に面白かったけども、加門先生、斜線堂先生、澤村先生の作品はかなり良かったなー。特に斜線堂先生のはゾワっと来た。

    芦沢先生と宮部先生は怖いというよりは不思議な良い話ってところか。これも良かった。

    短い話は外れることも多いけど半分以上は 面白かったので良いアンソロジーであった。

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    2025年08月20日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    「えんまさん」黒史郎
    「おはよう、アンちゃん」太田忠司
    「青いコップ」加門七海
    「きれいずかん」井上雅彦
    「部分地獄」斜線堂有紀
    「おやすみ、ママ」宇佐美まこと
    「靴と自転車」澤村伊智
    「ログインボーナス」芦沢央
    「よあるきのうた」宮部みゆき

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    2025年08月13日
  • こわい話の時間です 部分地獄

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    子供向けのホラー短編集。
    好きな作家さんがいたので購入しましたが、サクッと読めて、怖さもほどほどで期待通りでした。
    「青いコップ」「よあるきのうた」がお気に入りです。

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    2025年07月10日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    子供向けの怪談話。懐かしい感じで小学生の頃によく読んでいた怪談本を思い出した。結構、バッドエンドが多かった事を思い出しつつそれが怖かった事も思い出した。3.8

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    2025年06月17日
  • 貞子VS伽椰子

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     映画貞子vs伽椰子の映画を読んでから本作を読みました。はっきり言って、内容は全然違いました。ですが、活字からも伝わる、「さやこ」の呪いっぷりに慄いてしまいます。

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    2025年05月18日
  • てのひら怪談 こっちへおいで

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    800字以内3ページ程度の掌編が50編。豪華な執筆陣が怖い話の怖い部分だけを抽出したような物語を展開させています。
    怖さの種類も千差万別。文字だからこその怖さもあれば、想像してしまいぞっとするものも。ホラー怪奇小説の入口にも!

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    2025年03月27日
  • マシカクショートショート 開けてはいけない

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    ホラー要素たっぷりの全15編の短編小説が収録されている。
    開けてはいけない扉、箱、祠などなど…
    最後の話はまだ救いがあってよかった。
    コンパクトなサイズも良き。

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    2023年06月21日
  • 横浜怪談

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    川崎の次は横浜!

    黒先生……よくぞご無事で…((((;゜Д゜)))
    実話怪談です……!!



    神奈川県の県庁所在地であり、政令指定都市。

    中華街、赤レンガ倉庫、山下公園、ランドマーク、みなとみらい……
    神奈川でも横浜は大都会です。
    さすが開港都市。

    私の身内が住んでいるので「横浜怪談読んで近所の怪談話出てきたら教えてあげるね〜」と言ったらキレられました笑
    ありましたよ●区の怪談…( *´艸`)

    聞いてしまったらしばらく気になって眠れなそう…(^_^;)
    いや、でも私は知りたい!
    でも怖い……´д` ;

    58話あるので、特に印象深い話を上げます。


    【亀の話】

    (中区)
    黒先生と

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    2023年05月12日
  • 川崎怪談

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    身近な地の実話怪談…

    怖いというより、興味深い!( ˙꒳​˙ )フムフム…



    川崎は沖縄から出てきた祖父母が昔住んでいた地。

    工業地帯ということもあり、祖母の喘息が悪化したのをきっかけに引っ越してしまいましたが、小さい頃はたまに遊びに行っていました。

    「何区に住んでいたんだっけ?」と、両親に確認しましたが、なんと2人とも覚えていないと…(-∀-`; )ホラーや。
    車でどうやって行き着いていたんだ…笑

    そんな思い出の川崎市。


    なんと怪談が54話も…(-_-;)

    その場所で起きた怖い体験談から、都市伝説のような話まで…。

    すごい量の資料です⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )

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    2023年04月20日
  • マシカクショートショート 開けてはいけない

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    ドアや箱など、「四角」いものを「開けてはいけない」というテーマに沿って書かれたホラーショートショート。これだけ縛りのあるテーマなのに、実にバリエーションが豊かです。どれも怖いし、だけれど開けたい誘惑に駆られてしまうのがまた怖いところです。そして本の装丁が実に可愛いの。怖いけど可愛い。
    お気に入りは「コ、コ、コン」。このネタはなんとなくわかったな……と思いながら読んでいましたが。このオチまでは予想できませんでした。
    「すべてを失う夜」「ホームボックス」は、こういうのがあったら便利なような、しかし恐ろしいような。AIの代わりに○○〇使うってのが最高に愉快なのですが。いやしかし本当に、開けちゃダメだ

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    2023年03月30日
  • 未完少女ラヴクラフト

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    この表紙デザインを思い付いた時点で、本作は9割勝利だっただろう(笑)。この真っ黒な表紙の元ネタを知っている人なら、店頭でこれを見た瞬間、手に取るしかない。
    中身もちゃんと(ライトではあるが)クトゥルフしてるのもポイント高し。

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    2022年03月19日
  • ボギー――怪異考察士の憶測

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    ネタバレ

    楽しかった!
    ホラーですがミステリな部分もあって美味しい本ですね。

    途中真相に気づいたときは呼吸が荒くなりましたが最後は無事(???)に終わってよかった。

    ひとだま、火車、ろくろ首とかの考察が一つ一つ話としても面白かったのでとてもボリューミーに感じました!

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    2021年12月11日
  • ボギー――怪異考察士の憶測

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    ネタバレ

    何とも不思議な感じのする話だった。
    冒頭で主人公自ら断りは入れているのだが、彼の考察、怪談話に昔の新聞記事、そして「神目」なる怪異サイトの管理人からのメール本文が入り乱れた文章になるので、それぞれの話の境界が曖昧になっているというか。
    一応フォントなどで分けられてはいるので、混乱する筈はないのだが、それぞれの世界が濃厚に練られているためか、いい具合に混ざり合って、いい意味でカオス化しているというか。
    どの話がこの世界における「真実」で、どの話が「虚構」なのか。
    そもそも、この作中で登場する出典は現実世界に実在する作品からなのかなどなど。
    読んでいるこちらの世界との境界も段々曖昧になってくるので

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    2021年08月29日
  • かくされた意味に気がつけるか? 3分間ミステリー

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    3分間ミステリーとはあるけど、読むのに3分もかからない。
    読んで、考えて……って時間いれたら3分かかるかなあ。本を読むのにかかる時間は人それぞれか。
    なるほどなあってなる話もあれば、これはすぐわかるって話もある。多種多様な書き方がなされているので飽きない。

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    2021年08月04日
  • 未読のメッセージがあります 黒い友達

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    ネタバレ

    友達と気軽話せるチャットアプリ。いつでも楽しい会話が出来て便利。でも、面と向かって話すのと違って相手の顔をみることができません。さて、こんな事を考えたことはありませんか?――それって相手は本当に友達ですか?




    全く新しい感覚の小説(?)チャットアプリに表示される会話のみを読む形式。なので小説というか、他者が行っているLINEの会話画面を覗き見ている感覚。スマホのゲーム「Peep」や「TELLER」に近い形となっている。会話のみを見ていくタイプのため、背景の描写などはないが、会話文だけで充分。一つ一つが超短編で構成されておりで読みやすく、一つずつがそれぞれ独立しているため、何かの合間に

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    2020年09月22日
  • 貞子VS伽椰子

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    ネタバレ

    自主製作のホラー映画に出演することになった恵子。不気味な廃墟で一人待っていると、胡乱なライターに声をかけられた。そんな中、監督から撮影中止の一報が入る。電話の向こうで絶叫する監督にただならぬものを感じ、二人はアパートに向かう。


    映画貞子VS伽椰子のノベライズ版。といっても少し調べてみると、どうやら内容が微妙に違うようだ。まあ内容は違えど、日本を恐怖のどん底に叩き込んだ、二大ジャパニーズホラーのヒロインといっても過言じゃない二人が戦うのだからそれは怖いのだろうと、わくわくして読み始めた。前半は主人公が巻き込まれ、不幸なことに「呪いのビデオ」を視聴してしまったくだりから始まるため貞子のパター

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    2020年09月22日
  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集

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    辻村深月さんの話は怪談だけど、ちょっとホッとする。
    香月日輪さん、初めて読んだ。人間がこわい。
    加門七海さん、福澤さんはさすがの貫禄。
    高野秀行さんのタイのピーの話。数年前も映画になっていたが、ピーがどういうものかよくわからなかった。ちょっとわかった気がする。

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    2019年12月13日
  • 夜は一緒に散歩しよ

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    子どもの描く絵の不気味さなどは端的なタイトルや描写でよく表現できていた。
    文章は平易で読みやすく、生理的な嫌悪感を刺激するのも上手い。担当の不潔な風貌など、非常にいやらしく書けていた。
    スプラッタな描写でこれでもかと畳みかけてくるより、外堀からじわじわ埋めていくようなうそ寒さを感じる。
    中盤(主人公が亡妻の部屋で例のアレを発見するまで)は怖かったのだが、それ以降のどんでん返しで少し冷めた。
    青い顔の女の正体が実は……という展開は意外性があって面白かったが、え、そっち行くの??とカテゴリをスライドできなかった。幽霊が出てくるホラー路線と思いきや超自然な方向へ滑っていくので、そこで梯子を外されると

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    2019年10月02日
  • 失物屋マヨヒガ

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    ライターは金平の孫。
    大輝はライターの息子。
    つまり、大輝は金平の曾孫にあたるはず…
    それなのに金平に「なに失くしたんだよ」と問われて「あんたの孫だよ。俺の息子。」
    ライターは、自分自身を探しに来たって事…?
    どなたかこの謎解きの答えを教えてください。

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    2019年07月12日