黒史郎のレビュー一覧

  • サイレントヒルf

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    ネタバレ

    PS5の原作は全エンディング回収済みです。

    このノベライズは探索や収集、謎解きは大幅に省略されていて、物語だけに集中できるテンポの良さがかなり気持ちいい。

    周回してて面倒だったステージもさくさくと進んでくれてかなり快適でした。

    特に咲子・凛子・修を殺してまわるステージは、ゲームでは正直なかなかの苦行でしたが、このノベライズでは各々の視点で描くことで大胆なまでに削りつつ、心理描写まで加わっていてすごく感心しました。

    一方、描写が簡潔になっているぶん、未プレイ勢の方は世界観や背景を追えてるのか気になったので、未プレイの方の感想もぜひ見てみたいと思いました!

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    2025年11月24日
  • サイレントヒルf

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    ゲームにおけるトゥルーエンドを辿る物語ですので、プレイ中の人はネタバレ注意。ゲームをプレイするだけでは理解が追いつかなかった箇所を、人物の心情描写とともに文章で読むことで理解を深める事ができました。あのなんとも形容しがたい不気味な世界観を絶妙な言葉選びで表現されていて、ゲーム画面が脳裏にしっかりプレイバックされました。

    考察を深めたい方は、必読!

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    2025年11月05日
  • ひどい民話を語る会

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    妖怪に詳しい方々が、
    トークイベント「ひどい民話を語る会」を開催した後、書籍化したもの。
    民話ってその土地に伝わってるお話ですよね。
    それは、作家の話じゃなくて、世間話に尾ひれをつけて、
    夜な夜な囲炉裏ばたで子どもにせがまれて爺婆が面白く話して聞かせたエンタメだったんだ、と。
    だから、いい加減な終わり方したり、他にも似てる話と混ざってしまったり、聞かせる相手が喜ぶからシモネタになっちゃったり、と素人っぽい雑さもあってひどい話になっちゃう。

    イベントのそのまま書籍化されたらしく、対談形式でツッコミが入ったり、楽しい雰囲気が伝わってきます。
    さくさくっと読めますが、いっぱい笑っちゃうので1人の時

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    2025年11月03日
  • こわい話の時間です 部分地獄

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    児童向けホラーアンソロジー。しかし執筆陣を見てわかるように、子供向けだと侮れはしません。
    一番怖かったのは澤村伊智「靴と自転車」。ちょっと心温まる系……かと思いきや、とんでもなかったです。それでも起こってしまう悲劇は予想されたものの、まさかこんな結末だとは。
    表題作の斜線堂有紀「部分地獄」、これは子供の頃だったら一番読みたくなかった作品です。たぶん一番怖く感じたかもしれないし。ある意味「部分」の方が凄惨かも。
    井上雅彦「きれいずかん」、芦沢央「ログインボーナス」、宮部みゆき「よあるきのうた」もお気に入りです。怖さもあるけれど、そればっかりではない。どれも素敵です。

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    2025年08月07日
  • 貞子VS伽椰子

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    面白かった!明るい喫茶店で読んでいても結構怖かった。映画は怖かったけど胸熱だったよね。「化け物には化け物をぶつけんだよ」は名言だなぁ。

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    2025年04月04日
  • ムー民俗奇譚 妖怪補遺々々

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    これぞ妖怪研究といった名著。
    ムーブックスであり、その名前からもカジュアルなイメージになりそうですが、中身は専門書にも引けを取らない充実感があります。
    かなりの妖怪ファンで、個人研究をしているレベルの人間が読んでも、「こんな妖怪がいたのか!」と新たな感動を得られることは間違いないでしょう。

    読み進めればどんどんと新たな妖怪の説明が出てきて、有名な妖怪との関連も考察され、豊富な知識に裏打ちされた説明は知的好奇心をくすぐります。
    一つ一つの妖怪に参考資料が付けられ、調べようと思った時にも便利な資料となってるところも好ましい点です。

    色んな資料を読みあさり、気になるところをスクラップして……を繰

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    2024年02月03日
  • 幽霊詐欺師ミチヲ3 時計仕掛けのファンタスマゴリア

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    幽霊詐欺師シリーズ第三弾!
    いよいよ!このシリーズもラスト(ó﹏ò。)ウゥゥ
    今回もホラーあり、コメディーあり、
    ラブロマンスあり、
    いつも様に盛りだくさんな内容でした
    言わずもがなめっちゃ面白い!!٩(๑ᵒ̴̶̷͈̀ ᗜ ᵒ̴̶̷͈́)و ̑̑ ✧わぁ~ぃ

    今回のターゲット(幽霊)は何と!
    ミチヲを騙し自殺まで追い込んだ。
    そして自らも死んでしまった。
    憎っくき結婚詐欺師、久米宮ユカリさんです!
    そしてどの様に彼女からお金を取るかと言うと…
    『美人局』ですwww
    ウケた!さすが!カタリさん、やる事がエグい!
    さらに今回も新キャラ登場!
    市松人形の市松っちゃん!めっちゃ可愛い〜
    すべての動作

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    2023年09月19日
  • 幽霊詐欺師ミチヲ3 時計仕掛けのファンタスマゴリア

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    ミチヲシリーズ第3弾 完結です!

    読み終わっちゃったぁ〜!!。°(°`ω´ °)°。

    ミチヲ〜!!!



    私は併読派なのですが、基本、似た傾向の小説は併読しません。

    『ミステリ』と『ミステリ』を併読すると、どっちがどっちのトリックか脳みそが混乱してしまうので笑
    『SF』と『SF』もやらない。

    その点で言うと、ホラーは併読しやすい。

    『ミチヲ』は、ホラーなので…グロい描写も多いのですが…おそらくこちらはですね…、

    ギャグホラーです。゚(゚ノ∀`゚)゚。

    今回も目一杯笑わせていただきまして、夜中に1人笑うもんだから家族に不審に思われていたハズ笑

    カタリの達者な話術とセンス良いジ

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    2023年03月23日
  • 川崎怪談

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    ネタバレ

    生まれも育ちも関西一色のため、全然土地柄的にも行ったことなくて馴染みは無いが、黒史郎さん著ということで、即購入。途中押切さんや平山さんからの寄稿もあり、知らない土地のアングラな話が読めて面白かった。サイノカミについては、こちらでいう「とんど」のようなものかと思いつつ、こちらでは藁で組んだ円錐のようなものなので、書いてあったような事故は起こらないと思うが、読んでいてそのような事故があるとめちゃくちゃ怖いなと…。特に川崎や近郊に住まれている方は読むと新たな発見ありで面白いはず。

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    2023年01月30日
  • 川崎怪談

    購入済み

    実話ならぬノンフィクション

    単に幽霊が出て来るのではない。川崎の歴史や過去の新聞記事を丹念に掘り起こし怪事件の深奥に迫っていくあたり、ドキュメントを読んでいるようだ。「これまで出した実話怪談本とはまた違った味のある、特別な一冊になった」著者のこの言葉は決して自慢ではない。

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    2022年11月09日
  • 実話怪談 黒異譚

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    ひとつひとつの話は短くてとても読みやすいし、語り口も少しずつ違っていて面白かった。夏に読みたい。実話怪談らしいわけのわからなさがいい。私は動物の出てくる怪談がとても好きなので猫の出てくる話が入っていて嬉しかった。

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    2022年07月10日
  • 実話怪談 黒異譚

    ネタバレ 購入済み

    霊だから怖いんじゃない

    「禍蝕症」
    霊の話ではないが、実に恐ろしい。もともと健康だった人が何故こうなってしまうのか。
    考えてみれば、災いをもたらす物だって、人の念が取り憑いた物であり、一番怖いのは生きている人間なのだ。

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    2022年07月07日
  • 幽霊詐欺師ミチヲ3 時計仕掛けのファンタスマゴリア

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    ネタバレ

    甲高い声で喋る市松人形が幽霊女と共に色情霊相手に美人局(意味不明) ユカリの太いカモを見つける能力が高過ぎて、カタリはこっちスカウトした方が良いんじゃないかと思うんですけど、楔が弱いか。
    マミコ視点の披露宴が楽しい。何の覚えもないのに父親になっちゃうミチヲは聖人の域に達してますね……。

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    2022年04月04日
  • 幽霊詐欺師ミチヲ2 招かざる紳士淑女たち

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    ネタバレ

    3件目。読んでて「カタリは何故ミチヲを使い続けるのか?」という疑問に『土壇場の誠意力がはんぱない』とのお答え。ツクヨミの信者に効くほどのトークの才能もあるよねミチヲ。
    4件目。「死者を殺す」というミシェル一味ですが、正直全部カタリの嘘だと思ってましたよ。まさかのNTR展開はキツイなぁと思いましたが、サカキのチョイスを見るととんだ博愛主義者じゃねーかと。ネジがズレてるけど基本悪人ではないような。 そして雰囲気に呑まれてまたもやマミコさんをひきとってしまうミチヲ。浮気もチゲ鍋のテクニックだよ!

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    2022年04月04日
  • 幽霊詐欺師ミチヲ

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    ネタバレ

    「幽霊相手に結婚詐欺」って色々と疑問符の浮かぶフレーズだが、詐欺の手口や幽霊理論がしっかりしていて納得させられる。 遭う度に反応が変わっていくマミコさん可愛いですw

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    2022年04月04日
  • 異界怪談 闇憑

    購入済み

    土地の怨念

    一生住む土地・建物が呪われている物件だとしたら。
    怨念に取り憑かれ、もはや出て行くことも叶わない状況は恐ろしい。土地の念は、すなわち人の念であり、下手な心霊現象よりも怖い。

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    2022年03月14日
  • 異界怪談 闇憑

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    本屋で見かけて即購入。しかし、まさかのシリーズもので最終巻だったとは。最終巻から読んでも問題ないことを祈りつつ、熟読、気づけばあっという間に読み終えてしまった。実録系のホラー話は、オチがなかったりする話も多く、非常にリアルで怖く面白い。かと言って、自分が体験したいとは思わないが。またこのシリーズの他の巻も買って読みたい。

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    2021年10月21日
  • 未成仏百物語

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    本屋で見かけた際に、表紙に黒史郎さんのお名前を拝見し、購入。こういった実話系の階段は、作り物の話に比べてオチがない話も多いが、それがまた実際にあった話感があり、恐ろしく感じることがある。各作者様の気になった作品をば。(敬称略)
    なりそこね/黒木あるじ、新田さん/最東対地、見初められる/小田イ輔、河童/黒史郎、終の棲家/松村進吉

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    2021年07月26日
  • 怪談撲滅委員会 死人に口無し

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    ネタバレ

    遂にCEGとGPCの正面衝突⁉︎そして澪の叔父さんが登場。名前を見た瞬間、まさかと思い、よくよく見ると澪の苗字は『大神』。そして、母親がチゲ鍋のような…。まさかまさかの深読みし放題。そうであってほしいという希望がある。そしてタラコはもしやカネコ…?そうであるならカネコは成仏してしまったことになる。なんだか悲しい。なんだかミチヲの後日談が読みたくなる一冊だった。すごく面白かった。余談だが、前作の保健室の白い生徒とはミチヲ二巻の表紙の…。

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    2021年05月09日
  • 怪談撲滅委員会 幽霊の正体見たり枯尾花

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    黒史郎さんの新作ということで、本屋で見つけて即買い。幽霊や階段の類が怖くて嫌いな主人公が、怪談撲滅委員会に。主人公が見ているのものが本当に雲英に見えない幻覚なのか、それとも、実現するのか。続きがきになるところ。

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    2021年05月09日