黒史郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレPS5の原作は全エンディング回収済みです。
このノベライズは探索や収集、謎解きは大幅に省略されていて、物語だけに集中できるテンポの良さがかなり気持ちいい。
周回してて面倒だったステージもさくさくと進んでくれてかなり快適でした。
特に咲子・凛子・修を殺してまわるステージは、ゲームでは正直なかなかの苦行でしたが、このノベライズでは各々の視点で描くことで大胆なまでに削りつつ、心理描写まで加わっていてすごく感心しました。
一方、描写が簡潔になっているぶん、未プレイ勢の方は世界観や背景を追えてるのか気になったので、未プレイの方の感想もぜひ見てみたいと思いました! -
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Posted by ブクログ
妖怪に詳しい方々が、
トークイベント「ひどい民話を語る会」を開催した後、書籍化したもの。
民話ってその土地に伝わってるお話ですよね。
それは、作家の話じゃなくて、世間話に尾ひれをつけて、
夜な夜な囲炉裏ばたで子どもにせがまれて爺婆が面白く話して聞かせたエンタメだったんだ、と。
だから、いい加減な終わり方したり、他にも似てる話と混ざってしまったり、聞かせる相手が喜ぶからシモネタになっちゃったり、と素人っぽい雑さもあってひどい話になっちゃう。
イベントのそのまま書籍化されたらしく、対談形式でツッコミが入ったり、楽しい雰囲気が伝わってきます。
さくさくっと読めますが、いっぱい笑っちゃうので1人の時 -
Posted by ブクログ
児童向けホラーアンソロジー。しかし執筆陣を見てわかるように、子供向けだと侮れはしません。
一番怖かったのは澤村伊智「靴と自転車」。ちょっと心温まる系……かと思いきや、とんでもなかったです。それでも起こってしまう悲劇は予想されたものの、まさかこんな結末だとは。
表題作の斜線堂有紀「部分地獄」、これは子供の頃だったら一番読みたくなかった作品です。たぶん一番怖く感じたかもしれないし。ある意味「部分」の方が凄惨かも。
井上雅彦「きれいずかん」、芦沢央「ログインボーナス」、宮部みゆき「よあるきのうた」もお気に入りです。怖さもあるけれど、そればっかりではない。どれも素敵です。 -
Posted by ブクログ
これぞ妖怪研究といった名著。
ムーブックスであり、その名前からもカジュアルなイメージになりそうですが、中身は専門書にも引けを取らない充実感があります。
かなりの妖怪ファンで、個人研究をしているレベルの人間が読んでも、「こんな妖怪がいたのか!」と新たな感動を得られることは間違いないでしょう。
読み進めればどんどんと新たな妖怪の説明が出てきて、有名な妖怪との関連も考察され、豊富な知識に裏打ちされた説明は知的好奇心をくすぐります。
一つ一つの妖怪に参考資料が付けられ、調べようと思った時にも便利な資料となってるところも好ましい点です。
色んな資料を読みあさり、気になるところをスクラップして……を繰 -
Posted by ブクログ
幽霊詐欺師シリーズ第三弾!
いよいよ!このシリーズもラスト(ó﹏ò。)ウゥゥ
今回もホラーあり、コメディーあり、
ラブロマンスあり、
いつも様に盛りだくさんな内容でした
言わずもがなめっちゃ面白い!!٩(๑ᵒ̴̶̷͈̀ ᗜ ᵒ̴̶̷͈́)و ̑̑ ✧わぁ~ぃ
今回のターゲット(幽霊)は何と!
ミチヲを騙し自殺まで追い込んだ。
そして自らも死んでしまった。
憎っくき結婚詐欺師、久米宮ユカリさんです!
そしてどの様に彼女からお金を取るかと言うと…
『美人局』ですwww
ウケた!さすが!カタリさん、やる事がエグい!
さらに今回も新キャラ登場!
市松人形の市松っちゃん!めっちゃ可愛い〜
すべての動作 -
Posted by ブクログ
ミチヲシリーズ第3弾 完結です!
読み終わっちゃったぁ〜!!。°(°`ω´ °)°。
ミチヲ〜!!!
私は併読派なのですが、基本、似た傾向の小説は併読しません。
『ミステリ』と『ミステリ』を併読すると、どっちがどっちのトリックか脳みそが混乱してしまうので笑
『SF』と『SF』もやらない。
その点で言うと、ホラーは併読しやすい。
『ミチヲ』は、ホラーなので…グロい描写も多いのですが…おそらくこちらはですね…、
ギャグホラーです。゚(゚ノ∀`゚)゚。
今回も目一杯笑わせていただきまして、夜中に1人笑うもんだから家族に不審に思われていたハズ笑
カタリの達者な話術とセンス良いジ -
購入済み
実話ならぬノンフィクション
単に幽霊が出て来るのではない。川崎の歴史や過去の新聞記事を丹念に掘り起こし怪事件の深奥に迫っていくあたり、ドキュメントを読んでいるようだ。「これまで出した実話怪談本とはまた違った味のある、特別な一冊になった」著者のこの言葉は決して自慢ではない。
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ネタバレ 購入済み
霊だから怖いんじゃない
「禍蝕症」
霊の話ではないが、実に恐ろしい。もともと健康だった人が何故こうなってしまうのか。
考えてみれば、災いをもたらす物だって、人の念が取り憑いた物であり、一番怖いのは生きている人間なのだ。 -
購入済み
土地の怨念
一生住む土地・建物が呪われている物件だとしたら。
怨念に取り憑かれ、もはや出て行くことも叶わない状況は恐ろしい。土地の念は、すなわち人の念であり、下手な心霊現象よりも怖い。