川崎怪談

川崎怪談

748円 (税込)

3pt

4.3

神奈川県では横浜市の次に人口が多い川崎市は、工業地帯として発達した一方、怪異や人の業が渦巻くダークな都市でもある。各地の土地の因縁話の蒐集をライフワークとする著者が川崎の膨大な資料・文献から厳選した奇妙な話の行方を綴ったマニアックな実話ご当地怪談集。大手自動車工場に勤める男のもとに奇妙な電話がかかってくる「水底から」(川崎区)、橋脚に現れた少女の姿にまつわる土地の怪異「橋脚の少女」(高津区)など。また、川崎市出身の平山夢明がとっておきの川崎怪談を寄稿。自殺が多発する団地の近くにある食堂では…「とんかつ豚次」(幸区)ほか収録。

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川崎怪談 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    実話ならぬノンフィクション

    2022年11月09日

    単に幽霊が出て来るのではない。川崎の歴史や過去の新聞記事を丹念に掘り起こし怪事件の深奥に迫っていくあたり、ドキュメントを読んでいるようだ。「これまで出した実話怪談本とはまた違った味のある、特別な一冊になった」著者のこの言葉は決して自慢ではない。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月20日


    身近な地の実話怪談…

    怖いというより、興味深い!( ˙꒳​˙ )フムフム…



    川崎は沖縄から出てきた祖父母が昔住んでいた地。

    工業地帯ということもあり、祖母の喘息が悪化したのをきっかけに引っ越してしまいましたが、小さい頃はたまに遊びに行っていました。

    「何区に住んでいたんだっけ?」と、両...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月08日

    川崎市にまつわる怪談話を集めてまとめた一冊。毎話特にオチがある訳ではなく、もやもやした表現で終わるので、それが余計に不気味さを引き立たせる。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月30日

    生まれも育ちも関西一色のため、全然土地柄的にも行ったことなくて馴染みは無いが、黒史郎さん著ということで、即購入。途中押切さんや平山さんからの寄稿もあり、知らない土地のアングラな話が読めて面白かった。サイノカミについては、こちらでいう「とんど」のようなものかと思いつつ、こちらでは藁で組んだ円錐のような...続きを読む

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