榎田ユウリのレビュー一覧
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魚住くんシリーズ完結編。
響子さんが就職して、そこでの仕事に悩み悲しむ「リムレスの空」
PTSDに苦しむ魚住、苦しむ魚住を救えなくて悩む久留米を描いた「 アイ ワナビー ア フィッシュ」 どんな濁流でも進んで行きたいと考えるようになった魚住くん。 魚住くんは強い、どんどん成長する。
太一くんを祖父母の家で預かり一緒に過ごした夏を描いた「夏の子ども」 魚住くんの強さは、強い子どもだからなんど感じた。 生き物の命にも違いがある、ラットより金魚よりあなたの方が大事だと伝えたい。 あなたが無事ならそれでいいと。 命を奪った悲しみがすでに罰なのだと、子どもに伝えられたらいいなあ。 -
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魚住くんシリーズ第3弾。 シリーズ最大の衝撃というだけはある。 やっと心を取り戻し始めた魚住くん。 そんな彼の前に、過去の魚住くんを思わせるような少女が現れる。 「僕のお母さんになってくれませんか?」 独特の感性で繋がる2人だが、少女は魚住くんの目の前で事故死してしまう。 今まで幾度となく出会ってきたであろう死。 しかし、心を取り戻し始めた魚住くんにとっては大きな大きな「死」となった。 展開が早くて読む手が止まらなかった。 魚住くんの何も感じないところがよかったのに…と思っていたけど、色々な感情を得たからこその辛さがある、とわかった。 BLという一言でくくれる作品ではない。 大切な人を失うとい
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ネタバレ面白すぎるわカブキブ‼︎(猛に引っ張られた笑)
今回は初めて嫌な気分になったり、キャラが嫌いになりそうになったから、こんな不穏なまま次回持ち越しになったらどうしようかと思ったけど、急展開にびっくりです!
新歓大成功により新入生が沢山仮入部に来てくれるものの、漸く来た指導員の指導について来られず、最終的に入部したのは4人!
しかも不本意な配役で白浪五人男をやれと言われて文句タラタラな新入生と、態度悪くて何か好きになれない指導員と、その間に挟まれ強く出れないクロとでもうどんどん雲行きが怪しくなるわ幕間はいつになく暗い感情たっぷりだわで不安だったけど、最後はいつもの観てみたい!と思わせる彼らの歌 -
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前回の歓迎会が好評で、新入部員の説明会には予想以上の新入生達が集まり、更には同日に指導員もやってくると縁起が良さげな出だしでこりゃついに同好会から部に格上げかと思いきや、そうすんなりと行かせてくれないのがカブキブw
理不尽とも思える指導員の入部テストであれよあれよ数が激減。 残った新入生がこれまた一癖も二癖もありそうな個性的な面々。
指導員と新入生達の板挟みで苦しむクロ。 それを心配しつつも見守る仲間達。 今までの積み重ねで信頼関係が築かれているのが良く分かる。
あっ、阿久津はいつもの様に天然だけどw
新入生達と先輩達そして指導員との溝が埋まらないどころかより深くなったまま迫り来る新 -
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ネタバレすったもんだありつつも、文化祭での公演「三人吉三」は大盛況!
歌舞伎に馴染みのない人々にも楽しんでもらえたと手応えを感じたクロ。
3巻では文化祭の成功、阿久津と白銀屋との関係、蛯原の苦悩、クロの家族について、そして次なる舞台、新入生歓迎会へ向けて…と盛りだくさんな内容が描かれています。
誇りをもって黒衣の仕事をやっているクロ、かっこいいなぁ!改めて、一番大人なのはクロだなぁとか思ったり…
蛯原を知らないうちにがんじがらめにしているもの。
そんなことはおかまいなしに、持ち前の巻き込み力でクロは蛯原を「白浪五人男」の代役に引っ張り込みます!
蛯原がなんだかんだで真摯に、そして実は楽しそうに参加 -
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ネタバレーとざい、とぉーーーざぁーいーーー
カブキ同好会、初お披露目の舞台を前に熱中症で倒れてしまったクロ。そこに、まさかの飛び入りで代役をこなしたのが自称ロッカー、イオフィエルこと阿久津新!舞台は何とか無事終了。そして、ビデオを観たクロは、阿久津には才能があると見抜く…
さて、次なる舞台の文化祭に向けて、演劇部との場所取り合戦!
阿久津の「外郎売」がかっこいい!
中2病をこじらせたおバカのかまってちゃんとは思えない…
そして、初お披露目に来ていた高校生の放った「つまんない」。言葉の意味も話の筋もいまいちよくわからなかったという反応にクロはショックを受けつつも、さすがはクロ。すぐに立ち上がり、ま -
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ネタバレ―歌舞伎って、なんですか?
―知らざあ言って聞かせやしょう!
高校一年の来栖黒悟(クロ)は祖父の影響で歌舞伎が大好き。歌舞伎の楽しさをみんなに知ってもらいたい、みんなでいっしょに楽しみたい、という強い想いを抱き、「カブキブ」設立に向けて走り出す…!
うわぁーーーっ!すっごくおっもしろい!熱いです。
歌舞伎大好きの前向き男子クロ。
クロの親友、寡黙な眼鏡男子のとんぼ。(←ITボーイ)
自称ロッカー(音痴)で歌舞伎経験のある阿久津。
日本舞踊、藤若流師範の息子で名手、乙女の心を持つ花道先輩。
演劇部のスターで誰よりも二枚目の芳先輩。
コスプレイヤーには神と言われる衣装作りの達人、マルちゃん -
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ネタバレ感情表現が乏しく不安定さをもつ美少年大学院生・魚住と
ガサツで短気でヘビースモーカーのサラリーマン・久留米との
恋愛を軸にしたBL作品。
一般文芸レーベルで再販されたということもあり、
男目線で読んでも面白かった。
(男とは言っても、僕はかなりの草食系でございます)
魚住くんは、泣かない、笑わない、怒らない。
「トレーシングペーパーをかけたようにあやふやな存在」である。
そんな彼が周りの人間たちとのふれあいを通じて、
少しずつ色鮮やかな世界を生きていくようになる姿をみていると、
心が温かくなってくる。
我が子(いないけど)の成長を見守っているかのよう。
隣人の留学生・サリームから教わって初