榎田ユウリのレビュー一覧
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著者は、容赦がないよねー・・・。
今回の鶏冠の雨乞いの儀のくだりは、なんかもうめっちゃ怖かった。
角川ビーンズ文庫やし、挿絵もキラキラしてるし、わりとライトなタッチで書かれているので、イケメンばかりがゴロゴロ登場するわかりやすい小説なのかと思いきや、エピローグ的なラストシーンとか、どう!?
この黒幕、だれ!?
「主」と、いわれる人はまだ登場してへんかもしれへんけど、この「主」に情報をサラサラと流してる人こそ、だれ!?
これが苑遊やったらなんかもう泣く。
それやったらあんまりにも鶏冠が気の毒すぎて、なんかもう泣く。
「妖琦庵夜話」での青目もそうやけど、行動が悪役というよりは思考が闇なキ -
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前作を読んでから1か月以上経ってしまったけれど、全然大丈夫!! 何が
今回は櫻嵐、笙玲という新しいキャラも加えて、ますます面白くなってきた。ソッコーで次巻を予約しております。
せやけども、相変わらず40才には手ごわい表紙なんよね・・・。(;^ω^)
嫌いじゃない画風やし、挿絵も丁寧でええと思うねんけど、
めっちゃキラッキラよね・・・。笑
挿絵カットで、角川文庫で出してくれはったら大人でも堂々と読めるのになァ。
上橋菜穂子氏筆頭に、ファンタジーも最近すごい脚光を浴びてる(と思う)ので、ぜひ大人向けでさくっと出してほしいわ。
まあ、いいけどね・・・。どっちやねん
分かりやすい展開やけど、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者の本は「カブキブ」から入って、その後「妖琦庵夜話」へ行って、ついに中高生向きのファンタジーライトノベルへ・・・。
こうしてみると、「カブキブ」が、異色やってんなあ、ちゅうくらい、面白いファンタジーでした。
ひつこいけどファンタジーで1巻から面白いってそうないで。
面白いです。
装丁を大人向きにしたら充分大人でも楽しめるライトノベルになると思います・・・。
黄楊の母親が亡くなるシーンとか、うっかり泣きそうになったよ。
このあたりに、「いけすかない権力者に虐げられる民」とか「腐敗した政治への憤り」ちゅうようなものが見えるし、またそこに鶏冠や藍晶王子も居合わせてるというのが、今後この「権力者側 -
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妖奇庵のマスコット的存在、マメが今回の主役でした。
マメをはじめ、夷、脇坂等、伊織を取り巻く人々とのお茶の間風景が毎回楽しみなんですが、今回は胸がとても痛くなる出来事が…
きっかけは柳沼一家が受けている差別のことを伊織に相談しにやって来たところから。
その前後にも伏線があって、あちこちにはっとさせられるものが。
黒いページと白いページと、そしてもうひとつのページに隠された意味も深いです。
人は孤独と寂しさに追い込まれる生き物なのかも…
グッドナイトベイビーというサブタイトルに、じーんときました。
全体的には偏見によるいじめや差別が大テーマとなっていたのですごく重い印象でした。最後の最後まで -
購入済み
もどかしい
話に引きずり込まれて、一気に読んでしまうおもしろさは良いのだ
けれど、一話毎に次への伏線が仕掛けられていて身もだえしてしまう。早く読んでしまいたいけど終わるのもいやっていう矛盾。このもどかしさが好きです。マゾじゃないよ!
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