スカイエマのレビュー一覧

  • 群青ロードショー

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    進学校。
    映画に魅せられた4人の女子高生が、
    青春を記録に残すために映画を撮る。

    青春には未来がある。
    青春には過去もある。
    過去を受け継ぎ、
    ときに清算し、
    大人に羽ばたく蛹の期間。

    ラストシーンは物語の要請よりも
    作者の書きたい欲が上回った場面のように見えたけれど。
    映画が題材なら、そういうテーマを書きたくなるのはよくわかる。
    抑圧と開放。カタルシス。

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    2025年08月20日
  • 月のうた

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    ネタバレ

    「お民ちゃん」に1票。
    かわいいし、言いやすいな。

    あ〜、ほんほんそれそれ。ポプラ社だからだヨ。

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    2025年08月18日
  • ポー短編集 黒猫

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    ポーの名作を、読みやすく手に取りやすくしてある1冊。小中学生におすすめしやすい短編集にしてくれて大変ありがたい。
    恥ずかしながら黒猫以外は未読でした。ほかのも読んでみようかなあ。

    作者さんのあとがきもよかった。

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    2024年11月09日
  • 「リベンジする」とあいつは言った

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    いじめっ子といじめられっ子の友情。
    すべてのいじめの人間関係がこんな風だったらいいのに。
    やり直すことはできるんだよと教えてくれる。
    何より相手をよく知ることで、友情は生まれる。

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    2024年10月16日
  • 憧れの作家は人間じゃありませんでした 1

    購入済み

    待っていました!!!

    漫画化!嬉しい限りです。
    もともと原作のキャラクター設定が細かくて私の頭の中ではこんな感じな人、とかこんなお店とか色々と想像をはりめぐらせていたので、漫画化にあたりそのイメージとの差をみて楽しむことができています。
    この漫画で知った人はもちろんですが、私のように原作を知ってた人も改めて楽しめる人たちも多いはず。周りがわーきゃーしてても禅の安定感が落ち着いた雰囲気で言葉がするする入っていく感じ。
    次回作が待ち遠しいです。

    #ダーク #深い #癒やされる

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    2024年09月10日
  • 月のうた

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    久々に一気に読んでしまった!
    こんなにストーリーの世界に入り込んだの自分でも驚きかも。
    母親に死なれて継母が来るという設定は、悪い流れかと思いきや、それとは全く逆で清々しい終わり方で気持ち良かった。
    短編集の中に、必ずといって月の存在が出てくるのですが、それも精神のリラックス効果というものでしょうか。読書側も穏やかな気持ちになりました。
    また、時間があれば再読したい本です。

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    2023年11月23日
  • もうサイアクだ!

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    有沢佳映さんの短編が載っていると見かけて買いました。
    「二十五分間のセンター」、期待通りすごく面白かった。くだらない会話が天才的に面白い有沢さんの作品。もっと読みたい!


    令丈ヒロ子さんの短編がものすごい切れ味でゾッとした。さすが容赦ない。

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    2023年03月02日
  • 優しいおとな

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    凄く悲しくて福祉とは大人とは…と考えさせられるお話でした。
    でもただ悲しいだけでなく、与えられた人生を一生懸命明日に向かって生きようとするその姿に心がぎゅっとなりました。
    もしかしたら、この作品のテーマは現代においての永遠の課題なのかもしれません。

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    2023年02月09日
  • ぼくとあいつのラストラン

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    絵がきれい。少し悲しい物語ですが、面白かったです。最後の方の主人公(武)が走っている絵も好きです。ヒサオが手を振っている絵も感動しました。

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    2023年04月07日
  • 優しいおとな

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    貧困化が進み、福祉が機能しなくなった日本(東京)での話。
    一見、ファンタジーのような、近未来のような、今の私達には関係ない世界の話のように感じるけど、実はもうあと一歩でこの世界なんじゃないか?自分達が知らないだけで今実際に起こっていることなんじゃないか?と考えさせられる。
    桐野夏生さんの作品ってそういう話が多い気がするなー。
    ハウスの人や闇人達の平等に対する考え方も、なるほどなー、一理あるよなーと思う部分もあり。
    今日本は、着実にこの状態に向かっているのではないかと怖くなる!
    すごく面白くて、読む手を止められなかった!!

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    2021年12月11日
  • 月のうた

    購入済み

    昌午くんのお母さん、、、

    民子目線だと優しい叔母になるんだけど、他視点からは嫁いびりのひどりおばちゃん、、、。
    2面せいがすごい

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    2021年06月24日
  • 優しいおとな

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    上流と下流、光と闇、下の世界にはさらに下があってそれぞれの立場で理想を目指す。日本の中でさえも存在する世界の多重性に驚き、恐ろしく思った。経済の困窮、親しい人間の欠如がこんなにも人の精神を歪めることを知った。

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    2020年11月11日
  • 「リベンジする」とあいつは言った

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    アレルギーの湿疹にイライラしていたぼくは、転校生の江本くんのめがねを友達と投げ合い壊してしまい、そのせいで江本くんは骨折してしまう。ひとり病院に行ったぼくに江本くんは「リベンジする」と宣言するのだった。

    衝撃的なタイトルに主人公はいじめる側だと知り、重い話なのではないかと少し尻込みしました。しかしいざ読んでみると、軽やかな文体に誘われるように読み進めていったのです。
    もちろん内容的には重いものを含んでいます。その時はちょっといらついてたから、ちょっとしたからかいのつもりだったこと。それが相手をけがする原因を作ってしまったこと。クラス全体がそのことを隠そうとしたこと。自責の念から江本くんの元に

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    2018年10月03日
  • 月のうた

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    何も考えずに本のタイトルだけで買った。
    月が出てくる物語が読みたくて。
    .
    1つの家族の4つのお話
    語り手がそれぞれ違って
    娘の民子
    母親の美智子
    美智子の親友 祥子
    父親の亮太
    .
    民子の強さが切なかったり
    さっき出てきた心無いことが
    実はそうではなかったり
    ほろりとしてしまったり。
    .
    そして嬉しかったのは
    引用『ギリシャ神話では月は死者の国なんだよ』
    シビれた

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    2018年01月13日
  • 月のうた

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    ネタバレ

    ふんわりと穏やかな雰囲気が物語全体を優しく包み込む。
    読んでいて何度も温かい涙を流した。
    強いメッセージはないけれど、そっと静かに心に刻まれていく。

    小学生の時に母をガンで亡くした民子、民子の継母の宏子、民子の亡き母の友人の祥子、民子の父の亮太4人の視点による連作短編。
    大人びていて冷静な民子と、カラリと明るい宏子。
    正反対の性格の、一見合わなさそうな二人が徐々に打ち解けていく様子がとても良かった。
    民子の優しい祖母と宏子の豪快な母親も素敵で二人のエピソードに泣けた。

    「人は生かされている」
    「本当の優しさは、自分のことは自分で全部背負い込んできっちり落とし前をつける強さがないと出てこない

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    2018年01月11日
  • アサギをよぶ声 新たな旅立ち

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    うん。良い世界観だった。
    子供を舐めてない。でも子どもの勇気を鼓舞するような、ドラマを真剣に楽しめる物語。
    良書。良書。
    最後泣いたわー!

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    2016年03月04日
  • アサギをよぶ声 そして時は来た

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    ちゃんと面白い!
    これで、6年生になった時、縄文・弥生を学んだら、どんな風に感じるんだろう…。柵とか、生き口とか。
    その時代にも、リアルに今の自分と同じように生きてた人がいたんだよなぁって。

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    2016年03月04日
  • アサギをよぶ声

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    三男が誕生プレゼントにねだって3冊一気にゲット。
    読め読めというので、読んでみたら…なんの!なんの!
    面白いではないかっ!

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    2016年03月04日
  • アサギをよぶ声 そして時は来た

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    《なにもないところから、はじめることのできる自分の力を信じるのだ》
    モノノミカター望みをかんじょうに入れてはならない。

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    2016年01月17日
  • 月のうた

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    文章のリズムが自分のどストライクゾーンから少し外れていて、冒頭の一頁を読み齧ったまま1年ほど積読しておりました…

    2015夏、数年に一度の蔵書棚卸(不要本の仕分)作業の際「あれ?未読だったわ」と手に取ってみたところ、とても良い本でした。(これは手元に残しておこう。)

    前置きが長くなりました。ここからレビューです。

    主人公は民子、昭和臭漂う古臭い名前の中3。母を亡くしている。部活に打ち込むという正当な理由で煩わしいことから距離を置くなど、考え方のしっかりとしたコ。

    と思いきや、次の章では主人公がバトンタッチ。
    継母である宏子に代わる。
    …冒頭まさか主人公が代わることを想定していなかったの

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    2015年08月19日